ネタバレ太宰治の津軽旅行記です。出身地ではあるけど記憶にない場所も多いという距離感が、地方出身者的にはリアリティがあり良かったです。戦時中の地方の暮らしも面白かったです。全体的にコミカルな印象でした。しかし、ふとした時に底知れない絶望感や恨みが覗いて怖かったです。故郷がどこにも見つからないし、見つかったとしても彼らの一員にはなれない。

ネタバレ民俗学者の主人公が、フィールドワークとして日本各地で怪異に立ち会う様子を描いた漫画です。タイトルに反して妖怪を捕獲することは全くなく、基本的に神話の話をしています。全体的に登場人物のリアクションが薄いのがシュールに感じました。とにかく神聖で引き込まれました。

ネタバレ江戸川乱歩の児童向け推理小説です。トリックは分かりやすいですが、演出が良くて引き込まれます。大槻ケンヂが怪人二十面相は少年愛者だって言ってたので読みました。私もそう思います。

ネタバレ図像学という方法で天狗の成り立ちを明らかにする本です。図像学が何なのかはよく分からなかったです。天狗が長鼻有翼の姿に至った経緯が主なので、基本的に中国と平安時代の日本の話に集中していてそれ以降の話は少なめです。子育ての神の敵だから子を奪う妖怪になった、みたいな理論が面白かったです。

ネタバレ太宰治の津軽旅行記です。出身地ではあるけど記憶にない場所も多いという距離感が、地方出身者的にはリアリティがあり良かったです。戦時中の地方の暮らしも面白かったです。全体的にコミカルな印象でした。しかし、ふとした時に底知れない絶望感や恨みが覗いて怖かったです。故郷がどこにも見つからないし、見つかったとしても彼らの一員にはなれない。