ネタバレ9巻と同じ構造で、異性と付き合う1話、その後同性と付き合う結末、他のキャラの短編。短い上、別れた理由やもう一人の状況は全然なく、甘くするつもりかもしれないが後味が悪い。そして本編がポリアモリーの気まんまんだったのに、この2巻完全に裏切ってる

ネタバレキャラの欲求と行動がちゃんと繋がっていて、リアリティがある。その上各キャラに異なる部分が多く、交差して不快感を抱いながら面白くて読むのを止まらない

ネタバレ区切りやペースなどが独特で、キャラクターの心境を言葉いらずに伝わってくれる作風。テーマとよく合っていて、物語中心でもある子供の成長や迷いが読者に感じさせている。キャラと物語の信憑性が高すぎて現実の誰かをモデルにしているのかと、疑った時もあった。特に最後全てを区切りする時、死の気配を漂ったことが嫌なほどリアルだった。でもタイトル通りの作品になった、放浪息子はここで終わると。