ネタバレ初めての星新一さん。なかなかハイカロリーでしたが、さすがは巨匠。読みやすくてポテト食べるみたいに五十編パクパク読み進められました。根強いファンが多い印象ですが、解説の筒井さんもかなりの熱を帯びていて、そのせいか文章がちょっと難解で面白かったです。ブラックなお話が好きなので『ツキ計画』や『生活維持省』いいなと思いましたが、空気感があまりに穏やかでその穏やかさに背筋が凍りました。『冬の蝶』はタイタニックのような美しい読み心地。驚いたのは『鏡』。十三日の金曜日だってことをすっかり忘れさせる筆力に圧倒されました。

ネタバレ初めての星新一さん。なかなかハイカロリーでしたが、さすがは巨匠。読みやすくてポテト食べるみたいに五十編パクパク読み進められました。根強いファンが多い印象ですが、解説の筒井さんもかなりの熱を帯びていて、そのせいか文章がちょっと難解で面白かったです。ブラックなお話が好きなので『ツキ計画』や『生活維持省』いいなと思いましたが、空気感があまりに穏やかでその穏やかさに背筋が凍りました。『冬の蝶』はタイタニックのような美しい読み心地。驚いたのは『鏡』。十三日の金曜日だってことをすっかり忘れさせる筆力に圧倒されました。

ネタバレFBIシリーズ第三弾。郵便飛行事業が生まれようとする時代の路線開拓に命をかけた勇者たちのお話。著者が言わんとするメッセージを体現している登場人物の一人がパイロットのファビアン。何ともかなしくてつらい展開でしたが、郵便て今も本当に大事な想いを届けてくれているから先駆者たちの魂に手を合わせたくなりました。読みやすくはなく難しめ。でも、ファビアンのように夜の間中、必死に戦っている人たちがいることは夜空をみると感じられるので、その感覚はわかります。幾つもの夜に生まれる物語の輝きを心に留められる人になりたいな。

ネタバレFBIシリーズ第二弾。人間のファビアンしか知らなかったけれど、猫のファビアンも魅力的ですね。サンドイッチに寄せつけられてしまうとき同じような表情してそうだなあとクスッとしてしまいました。本能のまま動いてるときってとってもかわいらしい。純粋な心と魂で体が動くときの表情っていいなってホンドとファビアンに改めて気付かせてもらいました。大人により響きそうな絵本。

ネタバレFBI(ファビアン)を読むシリーズ第一弾。図書館で借りましたが、欲しくなるほどよかったです！絵本の中のNo.1に躍り出たかも。意味合いがどうしても気になるファビアンという名前。そのヒントが何か見つかるかなと思いページをめくり始め、すぐに笑いがこぼれました。私の知ってるファビアンくんそのもので。その名を持つ人はみんな空想膨らませ上手なのかな。赤い風船の紐の長さもキュンとしました。ママと二人、うしろ姿に物語がある。おまつりで一緒に踊りたいなあ、なんて、今夜の夢に願いを込めたくなるような楽しい絵本でした。