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2024年6月の読書メーターまとめ

LaVieHeart
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2024年6月に読んだ本
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2024年6月のお気に入られ登録
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  • 岡部敬史/おかべたかし
  • 納間田 圭

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

LaVieHeart
途中色々もどかしく思いつつ、最後はしみじみと読了。人の思いや考えてる事なんて例え兄弟姉妹でも分からないし、ましてそれが三姉妹なら、尚更三者三様であると思う。そんなそれぞれの心の機微を細やかに描き出した素敵な作品。 北大路公子さんの解説にもあるが、様々な目線から様々な事実が浮かび上がってくる様が、何だか三姉妹の人生を辿って、というか覗き見ているようでクセになる。 それにしても、出てくる男どもが何と中途半端で無神経で自己中でいい加減な事か。。。 ところで大輔よ、オマエ、あの後一体どうしたんだ!?(笑)
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2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年6月の感想・レビュー一覧
17

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「みんなが登る山が必ずしもあなたの登りたい山とは限りません。」女性ばかりの山岳会のメンバーがそれぞれの好きな登山ルートを紹介する1冊。尾根歩きや街歩き、海外トレッキングまで幅広く写真付きで紹介されており、まるでオシャレな雑誌のよう。 私も特にピークハンターという訳でもなく景色を眺めながらノンビリ山歩きするのが好きなので、写真家・野川さんの尾瀬歩きの、「昨日咲いていた花が今日はもう枯れていたり、去年盛大に咲いていた場所に今年はなかったり。自然は常に変化していて、そこに大きな感動を覚えます。」に大変共感した。
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10年程前の本なので今も外国人の口から同じような発言が出るのかは分からないけれど、「文化の違い=宗教の違い」な部分も大きく、ナルホドそういう理由でそういう見方・考え方をするのか、と感じる事も多かった。 が。「日本人は葉っぱ(紅葉)を見にツアーを組むんだ、信じられないね」発言とか、畜産科の高校生が子牛から育てた牛を出荷する時に涙を流すのを見て爆笑したりとか、「こんな日本的な風情も感性も理解しようとしない人達が、今、何を求めて日本に大挙して押しかけてきてるのか?」と思うようなエピソードもたくさんあった。
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2024/06/30 13:28

他の著者も読むと、著者は日本的な「世間」という考え方が嫌いなんだと感じる。確かに息苦しいものではあるけれど、宗教というフィルターのない日本の場合、「世間体」が宗教の代わりにフィルターになっているのだと思う。海外の考え方の都合のいいところだけを取り入れれば、世間体を気にしなくなった日本人には「自分」しかなくなってしまい、それが昨今の非常識な事件とかに繋がってくるのではないかと感じる部分もある。世間体を気にしすぎるのもどうかとは思うけれど、不必要なものではないんじゃないかなぁ。。。

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ネタバレ大柴さんと静奈さん。。。お互いに憎からずというか、結構いい雰囲気に見えるのになかなか距離が縮まらないのがもどかしいとムズムズしていたのだけど、今回は大柴さん、死の淵に立たされたからなのかグイグイいくなぁ。。。頑張れ、大柴さん!(笑) ストーリー的には、元ネタ的な事件が実際にあったのだから恐ろしい。現実世界には大柴さんも静奈さんもいないのだから。 それにしても、ラストが何とも言えず良かった!!バロンにはちょっともどかしい再会と別れだったようだけど。 「出会いって奴があるから、人生は面白いんじゃねえのか」
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この芝居を生で見られなかったのは残念だと思った。 特に最近の小説は分かりやすさが求められるというか、経過や結果をハッキリ描いていない小説には「消化不良」とかいう感想が多くなるように思うが、芝居は、間や演技で経過や結果を想像させる事が多い。そして、芝居には演者がいる。「作品が芝居化される」のと「芝居の脚本を書く」のとは全く違う。そんな全く違う環境でも、これだけ恩田陸さんらしさを出せるのは流石だと思った。 「人はその場にいない人の話をする」 。。。言われてみれば、確かに。。。
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途中色々もどかしく思いつつ、最後はしみじみと読了。人の思いや考えてる事なんて例え兄弟姉妹でも分からないし、ましてそれが三姉妹なら、尚更三者三様であると思う。そんなそれぞれの心の機微を細やかに描き出した素敵な作品。 北大路公子さんの解説にもあるが、様々な目線から様々な事実が浮かび上がってくる様が、何だか三姉妹の人生を辿って、というか覗き見ているようでクセになる。 それにしても、出てくる男どもが何と中途半端で無神経で自己中でいい加減な事か。。。 ところで大輔よ、オマエ、あの後一体どうしたんだ!?(笑)
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ネタバレあれよあれよという間にアラフィフになった茂兵衛さん。変わらず肉弾戦もこなすが老いを感じている模様。 今回の茂兵衛さんは戦や大きな事件というよりも雑事をこなす様子が多かったが、「豊臣政権はこうやって崩壊していったんだなー」と感じられる出来事も多く、特に秀次事件の段では、しんみりしてしまった。。。 それにしても。 茂兵衛さんの部下たち、名前が出てきて何やら楽しそうなエピソードが出てくると討ち死にしてしまうの、何とかならないのだろうか。。。名前が出てくると「この人死んじゃうの!?」となってしまうじゃないか(笑)
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樹海警察が面白かったのでこちらも読んでみた。 何故か中野に行くとトラブルに巻き込まれる白戸修。優しいというかお人好しというか。。。軟弱に見えつつも逞しい主人公のキャラクターが面白い。そして、中野限定だが意外な所から意外な事件に巻き込まれる白戸修の運のなさ?についつい続きが気になってしまうし、途中なかなかハードな展開に巻き込まれたりもするが、事件自体はそんなに重い事件ではないのもあり、スッキリできる終わり方の連作短編なので安心してどんどん読み進められる。 これは書いてる作者も楽しく書けたんだろうなー(笑)
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今作も仏様の教えがすんなり入ってくる怪談説法集。「話の真偽よりも、不可思議な話から、私たち生きている人間が、何を学ぶべきかに重点をおいて書かせていただいております。」と前書きしているだけあって、話的には「ん??」と思う話もあるけれども、特に、約束を破ってしまった人の話にある「戒律は、自分のためにあります。そして、その目的は、自分を守るためなのです。自分を自制し、他に極力迷惑を掛けず、悟りの境地に近づくために戒律はあるのです。」という言葉は、悟り云々は抜きにして、我々一人一人が私事と思うべき事だと感じた。
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ネタバレ旅のお供にとユルい本を選んだら、ユル過ぎて飛行機の中で思わず吹き出してしまった。相変わらずのヤル気のなさと妄想力に、お陰様で楽しく旅させていただきました(笑) それにしても、昼飲み友達?の酔っ払いオヤジ達の面白いこと! そしてお父さんが面白すぎる!!「あんた、そんなエッチな恐ろしいこと言うのが自分の娘だつたらどうする?」とか言うケンコちゃん。何と返したのかが心底気になります。。。 私も『そうだ、コウイチさん、ちょっとアレを運んでくださる?』とか言っちゃう妄想力を鍛えて、幸せに生きていきたいと思います(笑)
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近々、大雪山への山行予定があるので読んでみた(笑) 山岳救助隊探偵?・紫門一鬼シリーズの2冊目との事。冷静ながらも人情味溢れる、なかなか魅力的な男性であるが故のラストに、ちょっとクスッとなる。 古めの火サスを見てるかのように淡々と事件が進んでいき、淡々と新たな事実が判明していくさまに、続きや結末が気になって仕方ない。大雪山行に行ったら「ああ、ココで守屋が殺されたのか。。。」とかなりそうな予感(笑) 「山で知り合った友というのは、たびたび一緒に山行をするから親しいのではない。」の下り、めっちゃ分かるわー。
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ネタバレ相も変わらずののほほんとした言動と、三右衛門に「あることないことならぬ、ないことないこと吹き込まれ」て名声を轟かせていく卯之吉に笑いが止まらない。 前作の事件での尻拭いから隠密同心として甲府まで旅することになった卯之吉だが、本人は「町人のあたしが町人に扮して、お役人様の真似事をするってワケですね」と何のヤル気も感じられない。そして気を失っている暇もなく事件は解決、甲府どころか府中にすら行けなかった。。。(笑) 今回はオールスター出演で、更に新しく子分も増えて、大賑わいだった。鬼兵衛、いいキャラしてるな!
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武術というもの自体、心身ともに己の内と向き合うというものであると思う。心を乱す事なく一挙手一投足に意識を巡らせるという事は、一朝一夕になせる技ではない。 という事は、これは今日読んで今日から実践・体感できる本ではない。感覚的な話がほとんどで、実感できるまでにして何年かかるか分からないが、「意識して己の内に意識を向ける」という意義に気づけた事が、この本を読んで得た事である。 「表面的な機嫌や顔色にとらわれず、相手と自分にとって、本当に大事なことを迷わず優先させられれば、人間関係もずいぶん楽になるのだろう。」
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3.11の真実。報道では上辺しか見聞きできていなかったのだと痛感した。東電の上層部の言動に「何と無責任な企業なのか」と腹を立てたが、自衛隊や関連企業を含め現場の方々は、比喩ではなく身命を賭して日本を守ろうとしていたのだと知った。 そして、真実を捻じ曲げて自身の主張を押し通そうとし決死の対応を非難妨害する官邸や報道に、最近の政治・TV新聞離れは必然と感じた。 「痩せさらばえて骨ばかりにやった動物を見た時、申し訳なさと、こんなことをしてしまった自分たちへの怒りがこみ上げて、涙が止まらなくなってしまったんです」
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タイトルと表紙の可愛らしい猫に惹かれて入手するも、想像と違って「オラが猫自慢」みたいな一冊だった。 我が家にも昔からたくさんの猫が住むけれど、我が家の猫たちを見る限り、性格は毛色でどうとか雌雄でどうとかあまり関係ないように思うけれども。。。 そんな中、ナルホドと思ったのは猫写真の撮り方。参考にさせていただいて、たくさん猫写真を撮りたいと思う。
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若者たちの成長物語であり、恋愛小説であり、地域の高齢者医療の現実を問う小説であり、そして、命の在り方・生と死を問う小説でもある。読者の年齢や立場、社会を見る目や考え方等によって受け取るものが変わってくるのではないだろうか。 先生方の衝撃的な発言もあるけれど、それは、先生方が見てきたものや経験から「考え抜いた」生死観なのだとヒシヒシと伝わってくる。 そして「もともと駅前の本庄病院にいて、板垣先生の下で学んでいた、7年目から大学に入ってきた変わり種」って、栗原一止先生じゃないですか!?と嬉しくなる一冊(笑)
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「月舟町シリーズの登場人物との対話」という形を取った、小説の書き方。。。というか、「作家はどうやって物語を生み出しているのか」という一冊。ちょっと哲学的な分、「あ、コレ、物語の書き方の本だ」と気づくのに時間がかかったけれど、言葉の選び方やキャラクターの生かし方、ストーリーの組み立て方?など、「作家になりたいけれど小説ってどう書いたらいいのか分からない」と思っている方々には、大いに参考になる一冊だと思う。 月舟町の住人たちは大いに哲学的意見を述べる方々なので、こんな趣向のストーリーにも馴染むなぁ。。。
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養老先生が公演等で話された事をまとめた一冊だそうだ。「かけがえがない」とはどういう事なのか、自然のものと人工のものとは、という、養老先生の考えの根本を垣間見た気がする。これまで読んだ養老先生の著書での見解も一貫しているが、そうか、こういうものの見方をしているが故の見解なのだと色々な事が腑に落ちる。 予定された未来は「現在」、何でも予定化してしまうと「現在がどんどん大きくなって未来を食っていく」という見解は目からウロコだった。私も養老先生のように自然のものを自然に受け入れられる柔らかい視点を持ちたいと思う。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/08/31(332日経過)
記録初日
2020/09/10(1417日経過)
読んだ本
252冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
71766ページ(1日平均50ページ)
感想・レビュー
214件(投稿率84.9%)
本棚
3棚
外部サイト
自己紹介

趣味は山登りの、歴史好き(戦国・幕末専門)。

推しは、戦国時代なら上杉謙信と長宗我部元親、幕末なら林昌之助忠崇と伊庭八郎(敬称略)。

好きな作家さんは、夏目漱石、池波正太郎、養老孟司、樋口明雄、三浦綾子、朝井まかて、小野不由美(敬称略)。

。。。ジャンルに拘らずに読んでるツモリでしたが、改めてこうして読んだ本を並べてみると、歴史物・時代物と山の本ばっかりような。。。

最近、車通勤から電車通勤に変えたら、道中めんどくさいけど本が沢山読めてイイカンジ(笑)

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