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2025年1月の読書メーターまとめ

はっきりかまきり
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2ナイス

2025年1月に読んだ本
4

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

はっきりかまきり
今後キリスト教徒になるつもりは一切なく、三位一体論などについて私は全く無知であるが、クザーヌスが述べている「神の眼差し」に似たものを私は経験したことがある。見る・見られるという不思議な関係について自分自身で思考したことが、15世紀の思想家によって既に書かれていたということに驚きを抑えられない。非キリスト教徒による個人的な共感という本来の論旨からかけ離れた受容をしている可能性が大きいことは承知の上で、語られている言葉や論理の連なりに対して古い友人のような懐かしさを感じた、ということをここに書き残しておきたい

2025年1月の感想・レビュー一覧
4

はっきりかまきり
今後キリスト教徒になるつもりは一切なく、三位一体論などについて私は全く無知であるが、クザーヌスが述べている「神の眼差し」に似たものを私は経験したことがある。見る・見られるという不思議な関係について自分自身で思考したことが、15世紀の思想家によって既に書かれていたということに驚きを抑えられない。非キリスト教徒による個人的な共感という本来の論旨からかけ離れた受容をしている可能性が大きいことは承知の上で、語られている言葉や論理の連なりに対して古い友人のような懐かしさを感じた、ということをここに書き残しておきたい
はっきりかまきり
ユマニムス(humanisme)つまりヒューマニズムは古典復興運動のことであり、その代表者としてペトラルカやエラスムスがあげられる。彼らはラテン語を復興することでギリシャ・ローマの知を甦らそうとした。当時のスコラ哲学の問題点が背景としてあったからこそ、ユマニズム運動は起こったと考えられる。スコラ学が「絶対者」という超越したものに向かい合っているのに対して、ユマニストたちは古典作家それぞれの歴史が背負っている特異性へと向かい合った。 ラテン語、面白い。ペトラルカの『老年書簡』を今度読んでみたいと思った。
はっきりかまきり
「イスラーム教は厳密には聖職者の身分がない」ということを知って驚いた。ウラマーは知識人として立法の権限や教義の解釈権はあるが、しかし身分は一般のムスリムと同じらしい。(現代のウラマーってどこで何をしているんだろう?大学教授とはまた違うのか?)聖職者の階層がないのにも関わらず、あれだけの国を統治できるのは、法律が厳格だったからだろう。ヨーロッパとはまた違った形の統治の仕組みは興味深い。しかしイスラームの国々は、どうして現代はあんなに混乱しているのだろう……イスラーム法ではもはや対処できない状況なのだろうか?
はっきりかまきり
数学と哲学が昔は共にあったということは非常に重要であると思う。世界認識のためには、哲学や歴史学のような文系の視点のみならず、数学や物理学の視点も大事だ。数学的に物事を「あらく」(集合論のように)見ることは、よく考えればすごいことだ。数学はある意味で言葉を扱うことであり、その点でもはや文学なのではないかとさえ思った。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/10/02(505日経過)
記録初日
2023/10/02(505日経過)
読んだ本
81冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
20561ページ(1日平均40ページ)
感想・レビュー
45件(投稿率55.6%)
本棚
0棚
自己紹介

明朗な蟷螂

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