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2025年10月の読書メーターまとめ

n_kurita
読んだ本
5
読んだページ
1047ページ
感想・レビュー
5
ナイス
27ナイス
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2025年10月に読んだ本
5

2025年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

n_kurita
代表作である『夢の中で責任がはじまる』だけが良かった…他作品は正直言って好みではないというか、自分とは合わなかったかなと。それこそ、夢を見ているくらい抽象的な作品が好みなのであって、かなり具体的で生活感のある作品がしんどい、いうこともある。それがまぁ好みの問題ってことだけれど。作品の傾向的にも抽象度が高いものの方が本人の資質に合っていそうな気がするが…
が「ナイス!」と言っています。

2025年10月の感想・レビュー一覧
5

n_kurita
代表作である『夢の中で責任がはじまる』だけが良かった…他作品は正直言って好みではないというか、自分とは合わなかったかなと。それこそ、夢を見ているくらい抽象的な作品が好みなのであって、かなり具体的で生活感のある作品がしんどい、いうこともある。それがまぁ好みの問題ってことだけれど。作品の傾向的にも抽象度が高いものの方が本人の資質に合っていそうな気がするが…
が「ナイス!」と言っています。
n_kurita
旅と天使をテーマにした詩が多い。牧歌的で今までの作品ともまた違う印象を持った。青い闇、この時もすでに使っていた。鳥、草木、海、川、など、同じテーマやフレーズがあっても、どんなに著書を遡ってもなお新鮮で驚きがある。
n_kurita
「青い闇」という言葉がすでにこの時点で多用されている。山崎さんにとって象徴的な表現なのだろうか?また、水のイメージが全体に通底している。鳥を始めとする動物もそうだ。自然と人と動物と、そして戦争。戦争に関しても直接的な表現はなく、曖昧であるのに読む者へ傷ついた人々のイメージを喚起させる。山崎さんは「詩はいつもそこにある。自分はそこにある詩を掬い取っているだけ」とおっしゃる。本当にそんなイメージだ。これが詩人なのか…
n_kurita
山崎さんの詩はいつも素朴なことばを用いながらも瞬間瞬間を繊細に、そしてこれ以上ないほど的確に切り取って手渡してくれる。この詩集もそうだ。しかしそれだけではなく、「ひとときも逃さない」という強靭な精神力のようなものを感じた。繊細なだけじゃない、意志の強さがことば自体の胆力にもなる。ちなみに「みをはやみ」は百人一首にある句で「今は別れても、また必ず会おうと思う」という意味らしい。本書の『トロイメライ』でも「また会いましょう」と記されている。誰だって愛おしい人にまた巡り会いたい。愛おしい本にも何度でも会いたい。
n_kurita
テーマ、著者が感じていること、表現力、文章それ自体、その全ての普通さに驚いた。この凡庸さにいくばくかの同族嫌悪を感じつつも、寄り添われてしまう感覚。わかるから尚更にきつい。平凡である自分自身を目の当たりにしているようだった。自分を含め、この世界は凡庸で善良で、しかしどうしようもない人間でできているのだと改めて思う。驚くべき普通さであった。もはやすごい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/10/14(5180日経過)
記録初日
2011/10/14(5180日経過)
読んだ本
605冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
167825ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
536件(投稿率88.6%)
本棚
5棚
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