ネタバレ大家さんとの牧歌的な交流からお別れまでのお話。最後はしんみりしたけど、大家さんのお人柄や、絵本を読んでいるような矢部さんの構成力にハマりました。

ネタバレマカンマランから古内先生と出会い、今作を手に取りました。誕生会というトピックから、これだけ色々な人の人生を掘り下げ、苦い場面も交えつつも最後にふわっとお話も読者の心も掬うのはさすがですね。そもそも子供の誕生会というイベント自体が近代以降に突然表層的にできたもので、それゆえなのか、日本的な同調圧力やマウンティング、村社会がごっちゃになった代物になっているのに、中国人ルーちゃんのエピソードで気付かされました。明日は身内の誕生会。どんな1ページになるのかな。