海辺のカフカ、ノルウェイの森に続いて村上春樹の小説は3作品目だけど、どの「僕」も全て同じ「僕」に思えてしまう。きっとそんなことはないだろうし、きちんと読み返してみれば私にも違いは分かるのかもしれない。同級生の彼の「年月というのは人をいろんな風に変えていっちゃうんだよ。そのときに君と彼女とのあいだで何があったのかは知らない。でもたとえ何があったにせよ、それは君のせいじゃない。程度の差こそあれ、誰にだってそういう経験はあるんだ。」というセリフが好きだった。

海辺のカフカ、ノルウェイの森に続いて村上春樹の小説は3作品目だけど、どの「僕」も全て同じ「僕」に思えてしまう。きっとそんなことはないだろうし、きちんと読み返してみれば私にも違いは分かるのかもしれない。同級生の彼の「年月というのは人をいろんな風に変えていっちゃうんだよ。そのときに君と彼女とのあいだで何があったのかは知らない。でもたとえ何があったにせよ、それは君のせいじゃない。程度の差こそあれ、誰にだってそういう経験はあるんだ。」というセリフが好きだった。

哲学という学問のスタートラインに導いてくれる本。たくさんの引用があり、中でも死刑囚の手記は時々読み返したいと思える文章だった。