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2024年10月の読書メーターまとめ

はちまる
読んだ本
5
読んだページ
2044ページ
感想・レビュー
5
ナイス
34ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

はちまる
句読点がほぼない文章だった。古文書のような古い文章の雰囲気を狙っている様子。しかし、不思議と読みにくくはない。谷崎らしい耽美的な内容。盲目の美女が、身の回りの世話をする佐助を高飛車に扱い、佐助はその厳しさに泣くほどでありながらも、それこそ盲目的に崇拝し従う。内容は女性週刊誌的なので好みではないけど、短編なので、谷崎潤一郎を短時間で味わえる作品と思う。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

はちまる
マタギにもともと興味があったものの、本書ではそれよりも村での厳しい生活、貧しい中での生活のほうが印象に残った。雪のある東北での暮らしは大変だったろうなと思う。それでもそれが日常だろうから今の感覚とは違うとは思うけど、ちょっと前の日本に自分がいてもおかしくないのだと思うと怖いような。ストーリーは王道感が否めないけど、それなりに惹きつけられ読み終えられた。
が「ナイス!」と言っています。
はちまる
無知の領域から、空海の概要をおぼろげレベルに理解した。その思想について理解できる小説ではないと思う。ただ、その時代背景から掘っていく感じ。空海と最澄の関係、書においての類まれな才能、嵯峨天皇との関係、死に至る様子。神社仏閣にいくと密かに梵字が書かれたものがあったりするので密教との因縁が空海を通してわかってきたような。東寺が真言宗、空海のお寺だったとは知らなかった。
が「ナイス!」と言っています。
はちまる
ネタバレ人生に意味はないと言ったフィリップに従えば、自分も心が軽くなるだろうと思う。幸福の物差しで測ると人生は惨憺たるものだが、人生の縦糸に、横糸を選んで模様を描くことに個人的な楽しみを見出せばよいのだ(第106節)。何事もなしえなかった人生でも、半ばで死ぬことになってもそれはそれでよい。死で何もなくなってしまうことに美があると。モーム41歳のときの作品だけど、悟った内容だった。自伝的なところがあるとのことで、自分の愚かさもさらけ出しているのはすごい。結末に近づくにつれて幸せな気持ちになれる。
はちまる
句読点がほぼない文章だった。古文書のような古い文章の雰囲気を狙っている様子。しかし、不思議と読みにくくはない。谷崎らしい耽美的な内容。盲目の美女が、身の回りの世話をする佐助を高飛車に扱い、佐助はその厳しさに泣くほどでありながらも、それこそ盲目的に崇拝し従う。内容は女性週刊誌的なので好みではないけど、短編なので、谷崎潤一郎を短時間で味わえる作品と思う。
が「ナイス!」と言っています。
はちまる
難しい英単語は少ないが、一文がとても長いものがよくあり、正しい解釈をできていたか疑わしい。以前、和訳や映画でみたときにとても感動したことを覚えていたので英語でも読んでみた。どうしてもスティーブンスはアンソニーホプキンスと重なってしまう。主人のことを信じ、私事よりも仕えることを優先してきた人生の過ちに最後に気づいた彼の悲しみに共感。執事としての尊厳を第一としてきたけれど、主人をただ信じ切っていただけで、他を見ることをしなかった人生。多分、楽な方に、流されるままきたのだ。最後の前向きなところが救い。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/11/03(388日経過)
記録初日
2023/10/12(410日経過)
読んだ本
82冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
30160ページ(1日平均73ページ)
感想・レビュー
82件(投稿率100.0%)
本棚
13棚
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