ネタバレ以前から気になっており、文庫化されたので購入。長編だと思っていたのに短編？勘違いかと思いきや徐々に繋がり始め…。ヒトコワ系のゾワゾワ半端ないホラーでした！闇ハラの内容自体はどこにでもありそうで、ただのフィクションだと割り切れない怖さ。第二章の内容が一番私自身にも身近だったので怖かったかも。沢渡夫妻が闇ハラしてると思いきや…。終章で全てが繋がっていく様はお見事！これ続編も書けそうだし、また要くんと澪ちゃんコンビが見たい！あと、【家族】や【犬に弱い】設定が比嘉姉妹シリーズの「ししりば」と似てる？

ネタバレ十二国記シリーズ、延王尚隆と延麒六太のエピソード。時系列でいうと今作が一番古いのかな？「月の影 影の海」ではあんなに豊かで活気のあった雁が、やっと梟王が斃れた後に少しずつ復興してきた時代でまだまだ尚隆も王として臣下たちに信頼されていないというか。でもこんなにボロクソ言われてる王も珍しい(笑)前半までは斡由が人格者のように描かれていたが、終盤では化けの皮が剥がれて小物感満載だったのに驚き。そこからは王道の主人公らしく尚隆が振る舞っていたのがカッコよかった！中身は熱い男だと分かって延王が人気なのも納得。

ネタバレ十二国記シリーズ第２段。戴国の王を選ぶ麒麟、泰麒の物語。いや〜、王が選ばれるまでドキドキした！天啓がどのようなものか泰麒も分かっていないので、まさか驍宗が偽王なのか？！とすごくハラハラしたが、表紙の絵からしてこれは正解なのだろう、と(笑)序盤からずっと泰麒が可愛くて、女仙たちから愛でられているのにほのぼの。でもエピソード０の「魔性の子」に続くらしく、泰麒はえらい目に遭うと知って不穏な感じ。この後に読もうか、続きを読もうか迷う。