宇宙に関する小説を探していたら、ぴったりの本を発見。しかも地元が舞台だから描写もはっきり、親近感を感じて一気に読了。45歳の青春。高校の時と違ってそれぞれ抱えるものが深く大きいけど、天文台を完成させることが仲間や自分を認める手段に変化していくところが美しい。彗子の序章を読み返し、人々にとって星は未知数で絶対手に届かない存在だと分かっているから、星を見上げる行為は、うちに秘めた想いを本音で委ねられる心の拠り所なのかもしれないと感じた。切なく悲しいけど、思わず星を見上げたくなる、大好きな一冊になりました。

宇宙に関する小説を探していたら、ぴったりの本を発見。しかも地元が舞台だから描写もはっきり、親近感を感じて一気に読了。45歳の青春。高校の時と違ってそれぞれ抱えるものが深く大きいけど、天文台を完成させることが仲間や自分を認める手段に変化していくところが美しい。彗子の序章を読み返し、人々にとって星は未知数で絶対手に届かない存在だと分かっているから、星を見上げる行為は、うちに秘めた想いを本音で委ねられる心の拠り所なのかもしれないと感じた。切なく悲しいけど、思わず星を見上げたくなる、大好きな一冊になりました。