読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

うたかた
読んだ本
12
読んだページ
3288ページ
感想・レビュー
12
ナイス
157ナイス

2024年4月に読んだ本
12

2024年4月のお気に入り登録
8

  • kakoboo
  • とかげのしっぽ
  • 貴
  • HMax
  • cdmabook
  • rueshё
  • 優希
  • Saeki

2024年4月のお気に入られ登録
4

  • とかげのしっぽ
  • cdmabook
  • rueshё
  • Saeki

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

うたかた
生きていること 大当たり 逃げる場所さえ、見つからず あることも知らなかった10代 いまなら、どんな声をわたしはかけるか。 「大当たり!がんばらなくていいよ」 昔の気持ちに戻りたい時に読む作品……といいたいとこだが、わたしには涙流し痛さに耐えられるタフさが大人になりあるでしょうか
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
12

うたかた
ネタバレ愛する人の瞳を眺めていると自分の瞳が信用できない こころもちになることがある。本当にそこにいるのか。 私がみている幻想ではないか。 島本さんに結び付く残骸のようなメロディーに色彩や音のなくなった世界。 「音もなく体の栓を抜いてしまったみたいに。僕は テーブルに両手をつき、手のひらで顔を覆った」 最後が美しいなと感じる。そしてわたしはハジメくんに思う。 ひとりで悲しくなっちゃって! でもまたわたしが違う立場で読むと変わるのであろう
が「ナイス!」と言っています。
うたかた
また逢えたら、と ほのかに去った恋人に思い寄せ住み続ける女性。 彼女を愛する力の抜けた青年。 宙ぶらりんな三人、終わりは来るが、独特の気だるさが 懐かしさを連れてくる おんぼろアパート。 天井の穴から覗きに勤しむ男。 表向きは「上品」なマダムも心の中では ぐるぐる黒い珈琲が渦巻く。 剝き出しの欲と性とを軽やかに描いていて はじめは苦手だが、なぜか定期的に手に取り 古本屋さんに持って行けずにいる ただこの大家さんは取り合えず、危ない。 それだけは言える。しかし人間らしい。
が「ナイス!」と言っています。
うたかた
罪を共有し艶めかしく、ゆらゆら揺れる街灯と古書のかおりがしてきました。誰にも邪魔されなければいいなと思いつつ本を閉じました。そしてごめんなさい。最後まで主人公お二人の名前、どちらがどちらか分からず、何往復もいたしましたことをここに告白致します。
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/05/11 01:02

罪と艶めかしさが入り交じる街の描写に、ゆらめく街灯の光と古書の香りを感じ取れたご様子。作品の世界を五感で体感できたことが窺えますね。

が「ナイス!」と言っています。
うたかた
モリミーモリミー口ずさみながら手に取りましたが、 ただただ怖かった。目を閉じながら読みましたので感想が書けません。
中原れい
2024/04/12 16:59

!!なんて不幸な…「恋文の技術」以降はやはり要注意ですね。わたしはこれも大好きなのでよいのですが、雑誌掲載時には純ホラーだったので怖いファンタジーに生まれ変わったの痛しかゆしです。

うたかた
2024/04/12 17:56

はじめて、お返事頂けてうれしいです。純ホラーだったのですね。。

が「ナイス!」と言っています。
うたかた
生きていること 大当たり 逃げる場所さえ、見つからず あることも知らなかった10代 いまなら、どんな声をわたしはかけるか。 「大当たり!がんばらなくていいよ」 昔の気持ちに戻りたい時に読む作品……といいたいとこだが、わたしには涙流し痛さに耐えられるタフさが大人になりあるでしょうか
が「ナイス!」と言っています。
うたかた
滝のしぶきに 雨を含み空を仰ぐ椿 炭のかおり、この作品には帰る場所がある 余計なものをそぎ落とし、立場も過去もない ただ、「そこで息をしているわたし」に向き合える。 目にお花の名前の数々、そしてついつい調べてしまう 名店のお菓子たち。手帳にしかりと記すことも抜かりなしです。 この部分がすき。 「会いたいと思ったら、会わなければならない。 好きな人がいたら、好きだといわなければならない。 花が咲いたら祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら 分かち合おう」
が「ナイス!」と言っています。
うたかた
著者デビュー作 終始爆発的なほどの妄想で突き進む青春。 はじめは読みにくく(細かい描写に加えハイテンション) はっきりと書かれている単語に私は耳を染めました。 本を閉じて思う。「よく分かんないけど、京大生になってみたいな」
が「ナイス!」と言っています。
うたかた
「こんなアパート、人間が住むところじゃない」 裸で手にするは濡れ手拭。ぴしゃんと友と叩きあい、 何とか涼をとろうと策を練る。学生時代独特の夏から 心をもっていかれる。 そこへ黒髪少女のラムネの涼しげなおと。 廊下に立てかけられていたタイムマシンを見つけ 住民が押し黙るシーンが好きで何度読んでも笑ってしまう。 そしていつの間にやら手に汗にぎる 壮大な展開に。 騒がしさと対照的に恋の行方がしんしんと降る雪の中で際立つ。うつくしい。こんな恋をしたかったなと思わずにはいられない。 とりま、くま、持ち歩くか…
が「ナイス!」と言っています。
うたかた
私と同じような方がこの世にいたのか、という発見、 事象を代弁され妙にすっきりする。ただただ、かっこよくないけれど、 「うん、わかる~だよね」 彼の短歌から入った私は、穂村さんは恋多き詩人だったのだろうと人物像を捉えていた。 短歌のなかに 「自分でできるわ」と胸に十字を描く女性、 八重歯を見せ合う恋人がでてくる。 鮮明かつ痛いような恋の夕立から、「今」を かわしながら歩いているような、そんな著者を感じた。 感じる刺激はエッセイと短歌の表現の違いなのかもしれない。 今書きながら感じた。
が「ナイス!」と言っています。
うたかた
「読書したな」充実感と共に本を閉じようとしたとき、 「この中に何かを置いてきぼりにしたのでは」という感覚になる余韻は変わらずだった。 月の満ち欠けのように必ずあなたの元へ レンタルビデオ屋さんで雨宿りをする シーンが特にすき。いつか会えたらとTシャツと缶詰を 互いに毎日持ち歩く。ハンカチもない君。 バッタでも葉っぱでもあの人からのサインを 見逃すまいと目を皿にしていたような日々 わたしにも覚えがある。 一度目は気づかなかったけれど二度目で気づいた点もあり 再読の幸せを感じた。
が「ナイス!」と言っています。
うたかた
まず、この装丁。めちゃくちゃかわいくないですか。 え…この恋続けてわたし生きていけるんですか? 書店で脳内シャウトしながら、レジ横の平積みを4.5回は通り過ぎた。手に取るときさえ、ちょっと恥ずかしかった。 だって恋しているひとと思われるもの(すみません) 口当たりのいいバニラアイスを丁寧にスプーンで掬い「どうぞ」と差し出してくれたり、荒野では「大変よね」と一緒に寄り沿ってくれなそうな彼女がすき。 タヒさんはいい「空の青さも、言葉も共有なんてできない」 そう言い切ってくれるのだから。
が「ナイス!」と言っています。
うたかた
「日常」と交差するはずのない過去を 地下鉄が結ぶ。戦後の咽せ返るような湿度、 埃たつ風、銃剣の鈍い輝きのなか生きることの切望 「この人物、少し嫌」以前は、指を栞に天井見上げていた。それがこの作品の中の「みち子」であり「マダム」 今はふたりの儚さ、風に揺られる柳の如く 揺蕩う強さに、痛みを伴う共感があった。 物語は常に進む。誰にでも人知れぬ物語があり 語られぬまま過去に吸い込まれる。 今日も地下鉄の入り口からは生ぬるい風が吹き上がり誘う。 いつでもそこに人影を探している。 「君はどこにいるの」
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/11/30(175日経過)
記録初日
2023/11/01(204日経過)
読んだ本
118冊(1日平均0.58冊)
読んだページ
38335ページ(1日平均187ページ)
感想・レビュー
17件(投稿率14.4%)
本棚
3棚
自己紹介

喫茶店、レコード、古着を愛し、
生まれ変わるなら大正時代あたりで恋愛してみたい会社員 日没から夜中が好物
とろける日々に ブランデーかけて ゆっくり口に含みたい

※以前読んだものを再読し、感想をつけ始めております
村上春樹を敬愛しているのだが、感想を書けないことが目下の悩み

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう