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2024年10月の読書メーターまとめ

kierke
読んだ本
8
読んだページ
2256ページ
感想・レビュー
6
ナイス
74ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kierke
冒頭の夢の中のような乱痴気騒ぎと天然さに馴染むことができれば、後は楽しむことができた。誇大な文体と卑小な内容の乖離が、主人公の葛藤をよく表している。乙女の素直すぎて電波なモノローグは、浅学故か、類似するものを読んだことがない。内容に突っ込むことはあえてしまい。ナンセンスギャグの世界なのだと思う。オヨヨ大統領っぽい。自分は好きだが、人を選ぶ気もする。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
6

kierke
ネタバレ就活とSNSを題材にして、人の奥底にある嫉妬心やアイデンティティの問題が暴かれていた。自分にも当てはまる気がした。ただ、個人的には嫉妬心のすべてが悪いとは思わない。「酸っぱい葡萄」に典型的なように、なにかをこき下ろすことは防衛機制として心の安定に役立つことがあるから。加えて、嫉妬をスルーすることはそう難しくはない。ただ、SNSが絡むと嫉妬やコンプレックスが際限なく悪意に変換されるようで、それが怖い。願わくは、石川啄木の「友がみな 我より偉く 見ゆる日よ 花を買ひきて 妻と親しむ」という句のようにありたい。
が「ナイス!」と言っています。
kierke
ネタバレ探偵役の登場で一気に空気が変わった。推理小説としてつまらないわけではない。ただ、犯人の動機が特殊すぎて、困った。一応伏線らしい発言もあったとはいえ、ホワイダニットの点では取ってつけたように感じてしまった。動機に触れて推理していたから尚更。快楽◯人者が医者になったらヤバいというのはよくわかる。それに実際に犯人のようなやつがいる可能性もあるから、ありといえばありなのだろうけど。あと、頭の中で描かれる絵がどうしても地味だが、それは医療ミステリーの宿命か。キャラは面白い。
が「ナイス!」と言っています。
kierke
医療ものは何作か読んだが、文章の叙情性が最も優れていると感じた。惜しむらくは時代がかなり違うこと。様々な点で現代と異なる様相が見て取れる。もっとも、逆に昔はこうだったんだなと思いを馳せることもできる。しかし、やはり当時読むことができればもっと楽しめたはずで、そこが残念。
が「ナイス!」と言っています。
kierke
ネタバレ医療訴訟もの。文章は普通だと思う。読みにくくはないが、特徴があるようにも感じなかった。裏表紙にあるように安楽死が題材。しかし、「こころ」の先生が言っていた「型にはまった悪人なんて居ない。普段は善人、少なくとも普通の人。それが急に悪人になるから恐ろしい」に近しい「人というものの悪性」を主に受け取ってしまった。そこは楽しめた。裏表を使う人は恐ろしい。ただ安楽死に関しては、作者には申し訳ないが、「高瀬舟」の方が生々しくて重いものを放っていると感じた。
が「ナイス!」と言っています。
kierke
冒頭の夢の中のような乱痴気騒ぎと天然さに馴染むことができれば、後は楽しむことができた。誇大な文体と卑小な内容の乖離が、主人公の葛藤をよく表している。乙女の素直すぎて電波なモノローグは、浅学故か、類似するものを読んだことがない。内容に突っ込むことはあえてしまい。ナンセンスギャグの世界なのだと思う。オヨヨ大統領っぽい。自分は好きだが、人を選ぶ気もする。
が「ナイス!」と言っています。
kierke
十五年ぶりくらいに再読した。落語集、という呼び方でいいのだろうか。しょうもない笑い話にも作者の博覧強記が活かされていて、それがなおしょうもなさを強調している。独特。しかもどの話もちゃんと笑える。落ちで「そうきたか」と思わず笑みがこぼれる。らもさんの落語を一つでも見たことがあるなら、あの酔ったような話し方で再生されて、なお面白いはず。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/12/23(323日経過)
記録初日
2023/12/23(323日経過)
読んだ本
231冊(1日平均0.72冊)
読んだページ
73120ページ(1日平均226ページ)
感想・レビュー
45件(投稿率19.5%)
本棚
0棚
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