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2024年5月の読書メーターまとめ

栞*Shiori
読んだ本
19
読んだページ
5068ページ
感想・レビュー
15
ナイス
236ナイス

2024年5月に読んだ本
19

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

栞*Shiori
前回は言葉はいらない、余韻に浸って的な感想でしたが、今回の再読はまた違った感想を抱けたので書きたいなと思います。ストーリーと言うよりは凪良さんの文章について。 特筆すべきだと思ったのは凪良さんの文体。これまで色々な作家さんの本を読んできた気でいましたが、本当に印象的でした。中毒性とかそういう類ではない気がするのですが、たった一行、たった一文字に込められる言葉の重みが他の作家さんとは段違いだと感じました。「流浪の月」でも思ったんですけど、凪良さんの書く文章って「世に流通する当たり前」を言わないんですよね。
本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2024/05/02 18:41

☆ 横レス失礼します。この作家さんの文体については本作を始めとして多くの読者さんが触れられていますが,この考察ほどじっくり腰をつけたものは初めて読みました。感服です。駄文失礼。

栞*Shiori
2024/05/02 18:59

色々考えたことをただ書き連ねたようなだけのものですが光栄です。コメントありがとうございます。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

栞*Shiori

虎に翼今週分一気見しました。 展開は非常に非常に最悪だけどついに来週リョウキ(三山凌輝)が出る!!ということで物理的に飛びました。早く見たいです

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
15

栞*Shiori
疾走感のある文章であっという間に読み終えました。めちゃくちゃ面白かったです。ただ、極端だなあと。少女時代の虐待のシーンにもう少しだけでも良いのでリアリティが欲しい。その後の展開は息をつく暇がなくて、終始のみ込まれました。はじめっから終わりまでずっと毒々しいしラストにも希望なんかないですが、十万文字以上の物語に限界まで磨き上げられた究極の愛があったような気がします。文字にすると安っぽいですが、本当にただそれだけ。梓は根に致死量と言っていいくらいの毒を持っていますが、真実綺麗な心を持っているのでしょうね。
が「ナイス!」と言っています。
栞*Shiori
前半はTHE・男子校!って感じのテンポがいい会話のラッシュで、もう腹抱えて笑わせてもらいました。前半の山田が席替えの並びを喋るときからもうずっと山田のキャラが本当に魅力的で、クラスメイトそれぞれもキャラが立っていてめちゃくちゃ面白くかったです。会話だけの場面も深夜ラジオの場面も、作者の笑いを取る力があってぐいぐい読ませられた。ただ少し残念だったのが後半で、後半に行くにつれてシリアスモードになってそのまま終わったのがなんかな…という感じでした。山田の秘密や過去も胸が締め付けられるような魅力があったのですが、
栞*Shiori
2024/05/22 14:48

できればもう少しだけでも希望が欲しかった。

が「ナイス!」と言っています。
栞*Shiori
推しが読んでいたからという安易な理由で手を出してみた。すごく面白いエンタメとかではない、ただ淡々と「ボク」の日常が綴られていく。ぬるい雨とか田舎(実家)みたいな小説だと思った。ほんのりと優しくてあたたかくて、でもずっとそこにいると退屈してしまうような。ぎゅっと指先で絞めつけられるような、少しの焦りがつもっていく切なさが魅力的でした。主人公の名前が最後まで出てこないのはなぜだと思いながら読んでいた。そこだけが消化不良気味。
が「ナイス!」と言っています。
栞*Shiori
なんかなあ、全体的に薄っぺらい。短文が多いからなのか。タイトルのテレビドラマっぽさがすごいからなのか。弁理士という仕事はなかなかに新鮮で面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
栞*Shiori
青山さんの紡ぐ言葉は、宝物。体温みたい。自分の心の中に大切にしまっておきたい。『不安っていうのも立派な想像力だと、あたしは思うね。不安っていうのは、まだ起きていないこととか、他人に対して抱くものだろ。それを思い描けるっていうのは、想像力がある証拠。心遣いも思いやりも、すべて想像力だからね。不安がりなあなたは、きっと優しい人だと思うよ。先のことじゃなくて、誰かのことじゃなくて、今の自分の気持ちだけを見つめてごらんよ。飴でも舐めながらさ』泣いた。不安がり気にしいの自分にとってお守りみたいな言葉になった。
が「ナイス!」と言っています。
栞*Shiori
この作家さん、全人類に見つかってほしい。なんで有名になっていないのか不思議。文体、描かれる彩度の低く生々しい世界観、何もかもが魅力的。カクヨムでの執筆も数年前で止まっていますが、本当に勿体ない。どうしてあんなパステルカラーのきらっきらした表紙でピュアッピュアの何番煎じまでするんだよみたいな恋愛小説が売れてこの作家さんが本を出せないんだろう。認知されるべき小説がどんどん消えていくこの国終わってる。出版社もっと営業かけろ!!!!!!
栞*Shiori
音楽関連の蘊蓄はすごいなと。全盲に関することはもう少し調べないといけないですね。全盲の方は暗闇ではなく白っぽいもやが見えるそうです。本作では「暗闇」と出ていて首を傾げました。そしてもう少し強烈などんでん返しが欲しかった。ミステリーとしては正直弱い。実は全盲じゃない、とかっていうどんでん返しだったらめちゃくちゃ驚くしテンション上がるんだけどな。あとは三人称だからなのか、隆平視点だと思ったら母親だったり、TOMだったり、刑事だったり、あやふやで読みにくくて疲れました。他の作品もこれなら読まないかな…
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栞*Shiori
P.75 相手と話して距離が近づくこともない、あたしがなにかをすることで関係性が壊れることもない、一定のへだたりのある場所で誰かの存在を感じ続けられることが、安らぎを与えてくれることがあるように思う。 P.100 甘めな感じのフリルとかリボンとかピンク色とか、そういうものに対するかわいい、とは違う。顔立ちそのものに対するかわいいとも違う。どちらかと言えば、からす、なぜ鳴くの、からすはやまに、かわいい七つの子があるからよ、の歌にあるような「かわいい」だと思う。 これ痺れた
が「ナイス!」と言っています。
栞*Shiori
ネタバレ読んだラノベ一気に登録中で思い出した。 なろうっぽいヘイトスタートで「あーこれ妹もえぐいやつなのかな」って思ったんですけど、妹ちゃんがとっても可愛くて優しくて文芸部のキャラたちも味方で良かった。悪女が悪女過ぎて吹き出す。あとこれは本当に、ほんっっとうにどうでもいいことなんですけど、自分がネット小説連載当初から追っていたのもあって、山本君のイケメン姿が物凄く気になっていたのですよ。でいざ挿絵を見て、「え、これ?」と声に出してしまった。本当に山本君の容姿が惜しい。あとがきは何書いてるかさっぱりでしたけど面白い
栞*Shiori
発売日に読んだのに登録してなかった…。 吐き捨てるほどこういう話はあるけど、ラノベだけに絞って言えば「わたしはあなたの涙になりたい」の二番煎じ。絶対作者影響受けてるよねという印象。ピアノ得意なお嬢様、難病、選考委員は読んでなかったんですか? 優子の話はまあまあ良かったなあという感じでしたが、潮の話は障がい者を泣かせる道具として使ってる感が否めない。この二人のエピソードを削ってたらまだマシだった。前半は可愛くて好きだったのに、後半で興ざめ。これを読むなら「世界の中心で、愛をさけぶ」を読みましょう
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栞*Shiori
誰もが転がり落ちるかもしれない、三面記事の世界。誰が見るんだこんなんと思うような記事からここまで発想を広げて物語を描き出す作者の想像力と感受性に舌を巻きました。どれも強烈でしたが、個人的に一番印象に残ったのは疑似恋愛関係をしているふたりの女子中学生を描いた「永遠の花園」。独身者が増えた現代社会ならではというか。「女の嫉妬」って言われると男女の恋愛関係を連想されがちですが、女性作家だから書ける「女の嫉妬」を全面に押し出していて最高に気持ちいい。他の感想とは毛色が違うかもしれませんが、とても面白かったです。
が「ナイス!」と言っています。
栞*Shiori
一言でいうと本当にしんどい。でも勢いのある美しい文章が最後まで一気に読ませてくれたおかげで読了できた。 最近の小説って、両親の死とか性的暴行とかそういったもので主人公にトラウマを負わせるものがすごく多いのですが、宇佐見さんは「割とある」ような気がする家族のほんの少しの拗れさえもため息さえ出てこない地獄のように描く。お父さんが怒るシーン、お母さんが壊れてゆく様、臨場感と言うか物語にのめり込ませる描写力が半端じゃない。これはしばらく再読できない。もう少し身軽になった頃にもう一度読みたいと思います…
栞*Shiori
2024/05/09 15:45

P88 なによりもまず謝らなければならなかった。だが弟の声は軽やかすぎて、かんこの謝罪も浅く響くだけだと思った。

が「ナイス!」と言っています。
栞*Shiori
再読。文体といい主人公のキャラといい、相当賛否両論みたいですね。私は個人的にめちゃくちゃ好きな文体でした。 家族の理解がなさすぎて辛い。推し(好きなこと)への行動力と他のことへの行動力って別物なんですよね。自分も親に「推しのためにわざわざモールへ長距離移動ができるなら勉強しなさい」って言われるけど、違うんだよ、そうじゃないんだ、みたいな。主人公がうじうじしてるとか言う人もいるけど、これも青さなんだろうなと。誰にもわかってもらえない、誰も自分の思ってることなんてわかりっこない、だって私は普通じゃないからって
栞*Shiori
2024/05/03 12:30

周りを突っぱねてしまうけど、わかってほしい、でもわかってもらえない、同情されたくない、でもっていう天邪鬼に聞こえるもどかしさは思春期特有のものだと感じます。そういうものを全部推しにぶつけることで、というストーリーだから特定の年齢層にしか刺さらない部分はあるのかなと。駄文失礼。

が「ナイス!」と言っています。
栞*Shiori
キャラが濃い。魅力的。そして面白い。
が「ナイス!」と言っています。
栞*Shiori
前回は言葉はいらない、余韻に浸って的な感想でしたが、今回の再読はまた違った感想を抱けたので書きたいなと思います。ストーリーと言うよりは凪良さんの文章について。 特筆すべきだと思ったのは凪良さんの文体。これまで色々な作家さんの本を読んできた気でいましたが、本当に印象的でした。中毒性とかそういう類ではない気がするのですが、たった一行、たった一文字に込められる言葉の重みが他の作家さんとは段違いだと感じました。「流浪の月」でも思ったんですけど、凪良さんの書く文章って「世に流通する当たり前」を言わないんですよね。
本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2024/05/02 18:41

☆ 横レス失礼します。この作家さんの文体については本作を始めとして多くの読者さんが触れられていますが,この考察ほどじっくり腰をつけたものは初めて読みました。感服です。駄文失礼。

栞*Shiori
2024/05/02 18:59

色々考えたことをただ書き連ねたようなだけのものですが光栄です。コメントありがとうございます。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/28(126日経過)
記録初日
2023/12/25(160日経過)
読んだ本
143冊(1日平均0.89冊)
読んだページ
46445ページ(1日平均290ページ)
感想・レビュー
40件(投稿率28.0%)
本棚
1棚
現住所
宮城県
自己紹介

名前は栞だけど栞には一切こだわりはありません

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