ネタバレ最近はイヤミスな辻村深月作品ばかり読んでましたが、これは純度100%の青春小説でした。コロナをテーマにしていますが、読んでいるとコロナ禍の事が遠い出来事のように感じてしまいます。あの時はもう元の生活が戻らないかもという不安でいっぱいだったな。当時中学・高校生だった世代は色んなものを失ったと思います。でも、この作品のような青春を送ることができたとしたら、コロナ禍もいい思い出になるでしょうね。個人的には天文部がすごく羨ましいです。高校時代、理系な部活の端くれでしたがここまで青春してなかった気がするので。

ネタバレ上下巻を読んだ感想としては20歳の若者としての恋愛への葛藤を綺麗に描いてると思いました。自分だったらこんな恋愛してたら、直子ではないですが立ち直れなくなりそうです。あんなに大恋愛したワタナベ君ですが、上巻の冒頭で直子の記憶を忘れて始めているのがかなり哀しいですね。それから緑とはうまくいったかどうかは最後明らかにはなっていませんが、個人的にはうまく行ってなさそうな気がします。性描写云々がネットで面白おかしく投稿されてるのを目にしましたが、好き嫌いは別れるにせよそれだけで評価してしまうのも違う気がします。

ネタバレ村上春樹の代表作ということで図書館で借りてみました。主人公の大学生時代が舞台ですが、出版されて40年近く経っているため、今の大学生の描写とは全然違う感じがして小説としてよりも当時の時代背景の方に興味がいきました。他の村上作品も何作か読んだことがありますが、村上作品の登場人物の会話は良い意味でも悪い意味でもかなり理屈っぽいと感じます。でもそこに何故か嫌にならない不思議な感覚を覚えますね。下巻に向けて、ワタナベ君と直子の今後の展開が気になります。直子にはかなり複雑な家庭事情がありそう。

ネタバレ最近はイヤミスな辻村深月作品ばかり読んでましたが、これは純度100%の青春小説でした。コロナをテーマにしていますが、読んでいるとコロナ禍の事が遠い出来事のように感じてしまいます。あの時はもう元の生活が戻らないかもという不安でいっぱいだったな。当時中学・高校生だった世代は色んなものを失ったと思います。でも、この作品のような青春を送ることができたとしたら、コロナ禍もいい思い出になるでしょうね。個人的には天文部がすごく羨ましいです。高校時代、理系な部活の端くれでしたがここまで青春してなかった気がするので。