ネタバレ人のこと詮索する暇があったら就活か勉強すれば？って思いながら読んでて、曲がりなりにも頑張っているギンジのことを馬鹿にしたあたりで完全に主人公アンチになった。だから主人公が何ページもかけて念入りに投げたブーメランが一気に返ってきたときは快哉したし、変わろうとし始めたあたりで心の底から応援したくなってしまった。うーん、作者の手のひらの上を転がされてる。もしイヤな人間を言葉のナイフでめった刺しにする選手権があったら１位は朝井さんだろうな。面白かったです。

ネタバレ対照実験が特大ヒントで、この単語が出た瞬間「っああそうかぁ！」となった。動機やキャラクターが若干不自然というのはまあそうなんだけど、場面転換のうまさや謎解きの楽しさが突出しているので特に気にならなかった。面白かったです。

ネタバレまずおやすみしてるのは倫理観と治安だな～と思ったけど、白井作品ではいつものことだからもうそこについて書くのはやめよう。内容は人面瘡でいろいろバリエーションのあるトリックを見せるって感じで、推理合戦で惜しみなく使ってくれるのが嬉しい。個人的に一番笑ったのは逆さトリックで、ひょっとして北の将軍様が実名で出てくるあのゲームやったのかな……と思ったりもした。面白かったです。