ところで桃井先生。優しく気の毒な人のようでいて、グルーミングの気配もあるのが気になった。葉子の語りには事実と違う部分がかなり含まれていそうだし、全体的に掴みどころがなくて、狂気だけが後味として残った。
ジョバンニはずっとカムパネルラの方を向いているのに、カムパネルラは決してそうではなくて、すっと消えてしまうのが切ない。ジョバンニは孤独だったから銀河鉄道に乗れたんだろうなと思う。
30代、家事と育児と読書で生きています。
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