物語に出てくる優しくて穏やかな言葉を、忙しなく過ごしている毎日にふと足を止めて思い返したい。 そしてまた、疲れた時に読み返したいと思えました。

短編のどれを読んでいても時折、表紙のイラストが頭を過ぎり、すごくぴったりな表紙だな……と何度も思いました。淡々と進み、じめっとしていて少しの不気味さがありました。

なるほどなと感じるものもありますが、自分には合わなかったというのが正直な感想です。

すごく分かりやすい。今まで読んだマーケティングの本の復習のような感覚で読みました。わかりやすいので、スムーズに内容が入ってくる。図書館で借りましたが、購入して手元に置きたかなりました。

子供の頃にアニメを繰り返し見たので原作も読みたくなり、手に取りました。ほとんど忘れているのですが、読みながらキャラクターが頭に浮かび、読んでいて懐かしく、楽しかったです。忘れられないコリューンの最期、アニメと小説では違うんですね。銀河が「生きるために渡したのに」と泣くシーンが幼いながら悲しくて印象に残ってました。またアニメが見たくなりました。 小説は語り口調で、何度も実際の歴史の話なのかと錯覚します。その、実話なのかと思わせる書き方が新鮮で面白いです。

物語に出てくる優しくて穏やかな言葉を、忙しなく過ごしている毎日にふと足を止めて思い返したい。 そしてまた、疲れた時に読み返したいと思えました。