文化は話し言葉にではなく書き言葉に宿るが、現代の日本語は古の書き言葉と断絶しつつあり、文化的価値を失いつつある…と警鐘を鳴らす本。 「イギリス人やアメリカ人は英語を勉強しなくてよくていいなー」と呑気に思ったりするものだが、一部の国の国語である英語が普遍語として覇権を取るのは歴史的に見ても珍しいことが分かる。漢文を学ばなくていい時代に生まれて良かった(?)

文化は話し言葉にではなく書き言葉に宿るが、現代の日本語は古の書き言葉と断絶しつつあり、文化的価値を失いつつある…と警鐘を鳴らす本。 「イギリス人やアメリカ人は英語を勉強しなくてよくていいなー」と呑気に思ったりするものだが、一部の国の国語である英語が普遍語として覇権を取るのは歴史的に見ても珍しいことが分かる。漢文を学ばなくていい時代に生まれて良かった(?)

情報セキュリティが過度に軽視されたり、バグ報奨金制度の導入によってハッカーがスタントハッキングに走ったりと様々な人類の手痛い失敗によってどうセキュリティの問題が変遷してきたかが分かる。訳者あとがきにある通り、現在の問題には経路依存性があるのでこういう歴史を知ることも大事なんだろうな。

よくあるリモートのトラブルとして、チャットで呼び掛けても反応がなく離席してるのではないかと疑心暗鬼になる問題があると思うが、この本の解決方法は「そもそもチャットで同期的にコミュニケーションを取ることを期待しない」。リモートありきで仕事の仕方が全て決まっている。それだけ中途半端なリモートには価値がないってことなんだろうな。 ハイブリッド型リモートワークの弊社だけど、ローコンテキストコミュニケーションの重要性は再認識したので、できるところから始めてみようと思う。