ネタバレ有名作やっと読みました。 何がそんなに凄いんだと思ってたら、まさかの年齢誤認か。 ここまで清々しい叙述トリックは我孫子武丸先生の某作以来かな。 色んな人に焦点を当てながらの話にする必要があるのかと思ったけど、まあまあ納得できた。 若い頃の話とか、安さんとこの娘の話の蛇足感はちょっとあるけど、これも叙述トリックと登場人物の掘り下げには必要だったのかなと。

ネタバレ第33回鮎川哲也賞受賞作。 本の最初に、登場人物一覧と船の説明があって、これを覚えないといけないのかとげんなりしたが、実際は船のことは特に必要なかった。 ひとつ目とふたつ目の事件は特にトリックがなかったり、みっつ目の事件に関しても、推理パートがあっさりしすぎてて、本格好きとしては物足りなかった。 事件が発生するまでに全体の1/3ほど進むという序章の長さも気になったが、世界観がしっかりしてて面白かった。

ネタバレ有名作やっと読みました。 何がそんなに凄いんだと思ってたら、まさかの年齢誤認か。 ここまで清々しい叙述トリックは我孫子武丸先生の某作以来かな。 色んな人に焦点を当てながらの話にする必要があるのかと思ったけど、まあまあ納得できた。 若い頃の話とか、安さんとこの娘の話の蛇足感はちょっとあるけど、これも叙述トリックと登場人物の掘り下げには必要だったのかなと。

ネタバレレーン4部作の完結編。 約１年かけて４部作読了しました。 『Zの悲劇』を読了してから約半年たっているせいかもしれないが、ドルリー・レーンが『Zの悲劇』のときにはかなり老衰してたイメージだったので、今作では事件に対して活動的だったのに驚いた。パットも前作では知的なイメージが強かったが、今作の前半ではそういった面が感じられなかったものの、後半ではパットの危なっかしさや知的さが存分に発揮されてた。 最後の事件とあるから、レーンが亡くなる前に解決する最後の事件なんだと思っていたら、良い意味で裏切られた。