最高に素敵な話。幸不幸は誰が決めるのか。何があっても2人でいられることだけが幸せなのだと思える人に出会えた奇跡。それが世間から見たら加害者と被害者であり、SEXを必要としない男女だとしても。敵だらけだからこそ、2人だけの世界をよりはっきりと浮かび上がらせる。カラフルな美しい文章がさらに2人を美しく書き上げたと感心した。いつまでも2人の繋いだ手が離れませんようにと願う。

原因論ではなく目的論で考える。これが一番衝撃的だった。課題の分離。変わりたいと本人が思わなければ変われない。引きこもりの身内がいるので、当てはめながら読むと苦しくていられなくなった。青年と哲人の対話形式なのは分かりやすいが、翻訳物のような文体がどうも馴染めないのと、激昂する青年が好きじゃない。便宜上猜疑心を演出してるのだろうけど、ええい、このサディストめ！なんて言い方笑　劇場型すぎて冷めてしまう。アドラー心理学に興味は持ったがこの書については好きになれなかった。

今やギネスブックに載るほどのライブ観客動員数を誇ったコメディアンなのだから、過去の著作とはいえ、これほどまでの劣等感に苛まれなくてもいいのにと思うくらい、本当に繊細で色んなことに気付く人。何かを成し遂げたから急に人が変わるわけじゃない。日々何を感じて、何を目指して何を積み重ねるかだけなのだなと、改めて思う。誰かに競わされているんじゃない。それすらも自由だったのだと気づけたのなら、少し楽になったかしら。

つながって生きる。助けることで助けられている。人と関わり人を励ますことで、自分が育てられる。利他的に生きる人ほど強くなれる。切なくて優しくて温かい話。今のキナコと愛を見て、天国でアンさん笑ってるかな。人知れず苦しんでる人の叫びを52ヘルツのクジラをモチーフとして描いたことがこの本のヒット要因でしょうねー。海での魂の叫びのシーンでクジラが現れるのは美しくてすごく良かった。要所では良いのだけれど。クジラの声聞いて寝るとか52って呼ぶとか。だんだんそれ言いたいだけやん？てなった。直接的すぎて西野カナかよー

最高に素敵な話。幸不幸は誰が決めるのか。何があっても2人でいられることだけが幸せなのだと思える人に出会えた奇跡。それが世間から見たら加害者と被害者であり、SEXを必要としない男女だとしても。敵だらけだからこそ、2人だけの世界をよりはっきりと浮かび上がらせる。カラフルな美しい文章がさらに2人を美しく書き上げたと感心した。いつまでも2人の繋いだ手が離れませんようにと願う。