読書メーター KADOKAWA Group

2024年6月の読書メーターまとめ

雨松
読んだ本
7
読んだページ
3435ページ
感想・レビュー
4
ナイス
16ナイス

2024年6月に読んだ本
7

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

雨松
ネタバレ殺人とはいえ、当時のアメリカの犯罪状況からして凶悪でもない前科もない少年を成人用刑務所に入れたことへの疑問。母親が何回も自殺未遂して、二児を育てられる環境ではないと誰の目にも明らかなのに誰1人としてソーシャルワーカーに相談しない不思議。自分1人では弟を養えないと分かる年齢だろうに、怒りを制御できず暴力を正当化する少女。 2005年にしては時代錯誤な設定に思えて物語にのめり込めなかった。さすがにもう少しどうにかできただろうし、もっと早い段階で食い止められた。これが個人主義のアメリカか。ほんとに?
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
4

雨松
ネタバレ多重人格ブームの火付けになった『シビル』が実は捏造だったと知った今、この本も眉唾ものである。解説を書いた小田精神科医は催眠療法によって引き出した患者の自白について冷静な意見を述べている(治療者側に先入観があると患者の空想に基づく体験を膨張させる危険はある)ジェニーの体験に客観的事実は提示されておらず「教団側は彼女に傷が残らないよう注意した、ジェニーは体の傷が癒えるのが早く跡が残らない」等の記述はやや萎える。この本のままのおぞましい虐待はあったのか真相はわからない。が、一時期のアメリカに↓
雨松
レスラーやヴロンスキーの著書にはない事件も取り上げてあった。自信満々な口ぶりと被害者をわざと堕として加害者から自白を引き出す非道な尋問術はドラマに描かれている通り。心身を削って職務を全うした著者は怒りを込めて連続殺人者を社会適応力のない負け犬と言い切っている。アメリカが特にこの犯罪が顕著なのは個人主義の実力社会だからかなと思わなくもない。女性の場合の記述が日本においては男性にも当てはまるのではと思った(ストレッサーが内面化しやすい、他人に当たるより自罰傾向にある、或いは家庭内で子どもに虐待をする)
雨松
2024/06/29 02:51

「その子の人格形成期に重要な役割モデルとなる大人が影響を及ぼすことで、大きな変化がもたらされるだろう」 サイコパス全員が犯罪者になるわけではない。不幸な条件が出揃い、ルービックキューブが完成するかのように異常殺人者は生まれてくる。

が「ナイス!」と言っています。
雨松
ネタバレ殺人とはいえ、当時のアメリカの犯罪状況からして凶悪でもない前科もない少年を成人用刑務所に入れたことへの疑問。母親が何回も自殺未遂して、二児を育てられる環境ではないと誰の目にも明らかなのに誰1人としてソーシャルワーカーに相談しない不思議。自分1人では弟を養えないと分かる年齢だろうに、怒りを制御できず暴力を正当化する少女。 2005年にしては時代錯誤な設定に思えて物語にのめり込めなかった。さすがにもう少しどうにかできただろうし、もっと早い段階で食い止められた。これが個人主義のアメリカか。ほんとに?
が「ナイス!」と言っています。
雨松
ビリーミリガン→ヴロンスキーの『シリアルキラーズ』→本書。ヴロンスキーやロバート・レスラーの本とは違い、小説とあって犯罪描写は緻密かつリアル。作家の創作は加味しても、テンションはダダ下がりである。下がらないとおかしいのだ。人間の闇とは恐ろしい。深さは知れないが、懐中電灯で照らした程度に窺い知れた。悪夢を見るので、当分この洞窟には戻らない。と、思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/06/24(24日経過)
記録初日
2024/01/31(169日経過)
読んだ本
97冊(1日平均0.57冊)
読んだページ
35454ページ(1日平均209ページ)
感想・レビュー
13件(投稿率13.4%)
本棚
0棚
自己紹介

記録目的で2024.06より読者メータースタート

目標はちゃんとした感想を書けるようになること
ほぼ毎日、本を読む生活をしているので読了数は気にしていない

小説が中心
ときどきノンフィクションの翻訳本を読む
家の本棚にある本やkindleで購入した本を全部登録する作業は手間がかかるので
今年に入って読んだ本と好きな作家の作品を中心に登録、感想を記録していく

kindleの利便性に一時ハマったが
最近また紙本に戻りつつある
単行本が至上
美文に酔いやすい

皆川博子、赤江瀑の全作品を目下蒐集中

皆川博子『辺境図書館』『彗星図書館』『天涯図書館』で紹介された書物を現在(2024.07)読み込んでいる

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう