読み終えた後、めちゃめちゃ心が重かった。。生きていれば、怒りだったり悲しみだったり、孤独感や嫌悪感など、ネガティブな感情に、心の大部分が支配されてしまうことだってあるけれど…誰かを恨み続けるような人生より、あんなこともあったなぁと笑い飛ばせる人生がいい！と思った夜でした。

〈〈 救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても、自分が指を切ったことが一番痛くて辛い、それが人間だ。〉〉 相手を理解しよう、されようとする努力は必要で、それを諦めたら心を通わせることは出来ない。わかってはいるけれど、諦めてしまうこと多々あるよなと反省。 映画化されているのですね。もし伸役を演じるなら誰がいいかなあと想像しながら読みました。やっぱりネイティブな関西弁で演じてほしいです！ 伸の叔母さんのキャラが好き。 ナナコもいい。同じ職場にいたら、最初は毛嫌いしそうだけれど。笑

読み終えた後、めちゃめちゃ心が重かった。。生きていれば、怒りだったり悲しみだったり、孤独感や嫌悪感など、ネガティブな感情に、心の大部分が支配されてしまうことだってあるけれど…誰かを恨み続けるような人生より、あんなこともあったなぁと笑い飛ばせる人生がいい！と思った夜でした。

初めての味、初めての食感に慣れるのに、少し時間がかかったような感覚の読書時間でした。文章を読み、一瞬考えて平仮名を漢字に変換。ああなるほどと理解する。特に最初の二編は読むのに時間がかかりました。 平仮名でしか表現できない空気感や味わい、リズム、、、そこにある作者の想い…。初めて読んだ石田千さんの本。読みすすめるうちに、冷え切った身体が少しずつ温度を取り戻すような。もう一度読み返すと、また違った味わいを感じられるのかも。

こんなにもみんなの心に残る人、ナスミは、自分のことが好きだったのだろうか。自分ってなんでこんななんだろうと思い悩むこともあったのかな。もしかしたら、誰かへの力強い言葉は自分自身を鼓舞するための言葉だったり、弱さを跳ね除けるための大笑いだったり…照れ屋なところだけが、ありのままのナスミだったのかも、なんて考えすぎかな。 光がみんなに抱かれる場面が好きでした。