前半はイギリスの生活を楽しんでいるのが伝わってきた。博士論文を書いているときは生半可な覚悟ではなく真摯に向き合っている様に感銘を受けた。終わりのほうは留学がいつ終わったとかこっちはどうでもいいよなーと思った。父には愛情たっぷり言及するけど母には全く触れないのもやっぱり気になった。

狭い人間関係の中でお互いの関係性が明らかになっていく。親子の葛藤はともかく父親というものが全く入り込んでこない。内輪でまとまった感のある大団円。

バントリー夫人が良き友。年取っても面倒見てくれる人がいて生活が安定していてうらやましい。改めて読むとマリーナの不安定さがすごく怖い。

厚さにびっくり。シリーズ最初の方は読んでたんだけどこれで完結なのか。思ってたより人が死んだ。最後は少年漫画的なバトルだった。血筋ってなんなんだろうね。半分高貴だったらそれでいいのかな？

遊園地のメリーゴーランドの馬にお話をしてあげる園長さん。母子の話からどんどん広がって動物園とか町の人たちの物語になる。怖い話を聞きたがらない馬が可愛い。

レシピもさることながらそれぞれの作品の解説が良かった。

前半はイギリスの生活を楽しんでいるのが伝わってきた。博士論文を書いているときは生半可な覚悟ではなく真摯に向き合っている様に感銘を受けた。終わりのほうは留学がいつ終わったとかこっちはどうでもいいよなーと思った。父には愛情たっぷり言及するけど母には全く触れないのもやっぱり気になった。

前半学校部分、後半実践部分。エピソードも登場人物が多く、実は職員でしたも多い。

マス・アライの作者。自慢の姉の死の真相を調べるアキの物語。日系人の戦時中の生活を描写し、差別、裏切り、危険に囲まれているがアキが主人公として大事にされているので安心して読めた。次作はカリフォルニアらしいけど、今回の皆は無事だろうか。ジュリーオオツカも思い出す。

ついに自分たちの感情に向き合う恋情たっぷりの巻。ラスボス登場なのでどう収束していくのかも気になる。

ミステリというよりは宗教的な要素が強い。一番のミステリはエマの父親だった。子供産まれた後のエヴァンジェリンがアイザックに説教するとこがなんか鼻についた。ダニエルの気持ちも知りたかったな。ルーファスとかナタリアが物語の良心だと感じた。

ナルニアのリーピチープ的な友達ができてイケメンに囲まれて陽子ちゃんは王になる。子供は木になるのに色恋沙汰で国が傾く。傾城の麒麟だね。女郎屋もあるし。

ここでは無いどこかでの特別な私を夢見る中2病にドンピシャ。ゴーストハント的でもある。上巻ではどん底まで人間不信に突き落とされて下巻へ。

相変わらず着物の描写がきれい。幽霊事件を解決しつつ、燈火教と人妻の関係が顕になっていく？

エピローグのあなたへの語りかけが優しくて沁みる。ホラーだけどYAでイヤミスだけどハッピーエンドで良かった。エグい場面のイラストを混んでる電車の中で開いてしまってショッキングだったわ。