噂はかねがね。騙されるものか！と意気込み読んでみたがあっさり完敗…これは騙される。あの一文の衝撃を味わった痛快感、なかなかにいい体験だった。登場キャラが皆推理小説の名前というのも何だか粋で面白い。館シリーズ、まだまだあるようなのでゆっくり読んでいきたいところ。

書店で惹かれたのは私だけではないはず。武士とジェントルマン…気になるに決まってる。ただ内容は可もなく不可もなくといった感じ。序盤会話文での説明的なやり取りが多く、話に入り込むのに時間がかかったのも一因かな。

正直ここまで読むのにイライラする作品はなかなかない。とても評価が高く期待して臨んだが、架、真実を含めどの登場人物も好きになれずしんどかった。『傲慢』と『善良』と言葉にすれば簡単であるし、日常的にそういったものが見え隠れするのは多いだろうが、実際文体として読まされるとあまりにリアルで狡猾さが目立つと感じた。期待していただけに非常に残念。

噂はかねがね。騙されるものか！と意気込み読んでみたがあっさり完敗…これは騙される。あの一文の衝撃を味わった痛快感、なかなかにいい体験だった。登場キャラが皆推理小説の名前というのも何だか粋で面白い。館シリーズ、まだまだあるようなのでゆっくり読んでいきたいところ。

ホラーになりきれない感じかと思いきや、コメディ全振りな一冊だった。正直笑いを誘う系(小説にしろテレビしろ)があまり得意というか好きではないので残念ながら楽しめず斜め読み。こちらの作家さん、ミステリーも書かれているようなのでそちらはチャレンジしてみたいところ。

あらゆる悩みを抱えた年齢も性別も違う人達が図書室にて『探しもの』によって変わっていく作品。要はきっかけというものが一番なのだろうなと感じた。どんな悩みであれ一人で燻っていても何も分からない。そんな時の小町さんの選書。私も選書とおまけのサービス受けたい。登場キャラ皆とても温かく人間味溢れる人達でそんな彼等の言葉に私も何度救われただろう。ありがとう、の一言に尽きる。

壮大な和風ファンタジー。龍の声を聞く者と聞かざる者を軸に繰り広げられる展開がとても面白かった。日織と悠花の歪ながら好ましい関係性と、日織と月白の甘く見えて実は物悲しい関係性の対比が良き。皇尊即位で1巻終了したので即位後の話にも期待が高まる。早く2巻を買いに行かねば。