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2025年1月の読書メーターまとめ

まいける
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感想・レビュー
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368ナイス

2025年1月に読んだ本
24

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

まいける
私は今、簡単な家計簿をつけている。 お金を節約しながらも効果的に使うためである。 子ども達が小さい頃からそうだった。 給料はさほどなくても、北海道をはじめ旅行に出かけた。子ども達に広い世界を大自然を見せたかったから。早い時間に出発したり、時期を外したプランを探したりして、時間もお金も効果的に使おうと努めた。もちろん今も同じだ。 最後の話もよかったな。「お金や節約は、人が幸せになるためのもの。」たかが3000円、されど3000円。娘達も、それが分かる人をパートナーや友人に選んでくれてら嬉しい。
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2025年1月の感想・レビュー一覧
24

まいける
森永卓郎さんは、あとがきの中で、長野県南箕輪村がなぜ人口増加しているのかその理由を語っている。 徹底した子育て支援で移住者が増えている。それだけではない、農業技術や就労支援、太陽光発電などの新エネルギー導入支援などを行い、村で助け合い、地産地消の試みをしているからなのだ。 マルクスは150年前に、資本主義が行き詰まり、格差拡大、地球環境の破壊、仕事の楽しさの喪失、少子化の進展を説いていたそうだが、今日本の現状はその通りになっている。 南箕輪村の実践は農業を中心にしたひとつのモデルになっている。
本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2025/02/01 17:42

☆ 横レス失礼します。ちょうどいま『地方消滅2』(中公新書)を読んでいたのですが,自立持続可能性自治体65の中に長野県南箕輪村の名前を見つけました。森永氏とは見解を異にするところもあったのですが,ご冥福をお祈りしたいと思います。駄文失礼。

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まいける
ヤマザキマリさんに魅せられて6冊目。 「昭和の社会がサバンナだとしたら、現代の社会はよくできたサファリパーク。動物は人間に管理され、鋭い本能や直感を発揮する機会がない。」 自分のコミュニティに同化しない者を排除し、非難し、自分に優しく脆弱になっているのが現代かもしれない。時々呼吸困難になりそうな閉塞感。 ヤマザキマリさんの本を読むと、世の中には思い通りにならなくて、不条理なことがてんこ盛りだってことを早くから経験した人の強さを感じる。そして自分にもエネルギーがチャージされる。ありがたい。
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まいける
父が突然消え、実家は売却され、母は途方に暮れた。その4年後、父が独りきりで亡くなったという連絡が入る。 読んでいて辛くなり何度も投げ出そうとした。でも、藤岡さんの小説だからと自分に言い聞かせて頁をめくった。 最後まで読んでよかった。 間違いに対するホイッスルを吹いた母の聡子。それを支えた娘の香織、香織のおばの優子。 この出来事、裁判をきっかけに絆を深め、逞しくなっていく。哀しみは常に胸の中にあったはずなのに。 幸せは自分しだいで増やせるもの 聡子の見つけたものは重く凛々しい。
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まいける
朝井リョウさんのエッセイを読んでから小説を読むと落差が大きくて、まるで村上春樹さんのよう。比喩もまた然り。 19歳。若さゆえの痛みや傷みに共感しながら、青春のほろ苦さを追体験する。青春の影を描くのが上手な朝井リョウさんに魅了され、どんどんのめり込んでいく。 連作短編の中で同じ人物が違う角度で輝き出す。 影を描きながらも、爽やかな後味。 朝井リョウさんの天才の片鱗がここにある。
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まいける
小さい頃から理不尽なほど辛い思いをしてきた小鳥。 美船に出会い、一緒にアイスを食べて、美船の秘密を共有し、生きる喜びを得たかにみえた。 でも、小川糸さんは容赦なく小鳥を突き落とした。 あまりにも突然の出来事に読む意欲をなくすほど。 リムジンのおかげで小鳥は傷が少しずつ癒えていった。でも、美船のことは最後の最後まで引っかかった。小鳥の中でも、いつまでも消えない哀しみとして沈潜し続けるのではないかと。夢では解決するはずなどない。 相手を労り合う関係の美しさが際立つ小説だった。 小鳥に幸あれと思う。
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まいける
実は私自身もノートルダム大聖堂に足を運んだことがある。恥ずかしながら、形だけ真似する旅行者として。 森有正さんはこう語っている。 「ガイドブックと同じ姿を現地で見つけ出せば、それで満足して帰ってくる。ところが、経験的に対象に接するならば、ノートルダムのカテドラルを何百回見ても、それらは新しい姿見であらわれる。」と。 経験の思想家森有正さん。体験と経験の違い、経験が孤独に裏打ちされ、未来に開かれていることが繰り返し述べられている。 自分の感覚を起点に自分で思索を深めていけ森有正さん。 再読してよかった。
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まいける
娘が大好きだというYOASOBI 島本理生『私だけの所有者』→『ミスター』 辻村深月『ユーレイ』→『海のまにまに』 宮部みゆき『色違いのトランプ』→『セブンティーン』 森絵都『ヒカリノタネ』→『好きだ』 アンソロジーを読んだ後、YOASOBIの歌を聴いてみた。歌詞が透き通って入ってくる。YOASOBI、なかなかいいじゃないか!どの曲も見事! アンソロジーは森絵都さんが一番好みかな。
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まいける
この話の中核を成すのは16歳を迎える和音といきなり母として家に居座ることになった真弓の物語だ。少なくとも私にとってはこの二人の繋がりがど真ん中だ。 不器用で真っ直ぐな者たちがぶつかり合うさまは心地よい。真実をぶつけ合っているから。 チェロにさわれなかった和音が、母のために真弓とチェロを奏でる。しかし真弓を襲った悲劇。でも、和音は鼓膜でなく胸に響かせようと、チェロと一体化していく。 和音が真弓と実の母時依とチェロを通して響き合ったように、読んでいる私にも響いてきて、涙がにじんだ。
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まいける
塾の加地先生が素晴らしい 子どもながら重たい荷物を背負って生きる俊介に、 「俊介おまえ、しんどい人生だな」と共感する。そして、「この受験がおまえを少しでも楽にしてくれるなら、おれも全力で教える。応援するんじゃなくて一緒に挑戦する」と熱く声をかける。その愛情と熱量にじーんとくる 塾のエースの子には、 「その恵まれた能力を、自分だけのものにせず、多くの人にわけてあげてほしい」と伝える。 その言葉が深いのは加地先生自身の痛みからうまれているから。 目標に向かって挑むこと、諦めないことのすばらしさを実感できる小説
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まいける
結婚相談所の小野里の言葉が辛辣で心地よい。 「一人一人が、自分の価値観に重きを置き過ぎて傲慢」 「善良に生きている人は、誰かに決めてもらうことが多過ぎて『自信がない』」 この、傲慢と善良が一人一人に内在していると言う。 私にも思い当たる。 ピンとこない、まだ早いと先延ばしていた架に苛立つ。もてる男はこんな心情なのか? 真実の心情には共感することはできても、とった行動は言語道断。 ただひとつ言えることは、明日が当たり前にくると思って先延ばしする生き方はしたくないということ。
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まいける
ヤマザキマリさんがコロナパンデミックで見直したというドリフ。ドリフの際どい笑いが、土曜の8時に放映されていた時代があった。 「表現に込められる思想や視点に制限をかけ、人間の視野を狭めたほうが、人間という群れを統括しやすくなる」 人間のダメさをさらけだしていた落語の世界を一例にして、人間を理想化し、美化し過ぎている日本の社会を批判している。マスメディアが流している情報に窮屈さを感じていたから、我が意を得たりだった。権力者をおちょくる笑いが放送されなくなっているのは由々しき事態かもしれない
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まいける
年齢を重ねると、感性が鈍化するのか仕事のせいにして怠ける心が芽生えるのか、本との距離は遠くなり、本は感動のためより実用のためになっていった。 『二度読んだ本は少ないが、三度読んだ本は意外に多い』わくわくするキャッチコピーだ。これを教えてくれた彼は、私よりずっと若く、そしてずっと深く、純粋だ。(感謝!) ずばり『兎の眼』の紹介が秀逸だった。この本こそ貪るように本を読んだ頃の愛読書だった。でも、忘れていた。いやこんな風に分析できるほど冷静に読んでなかった。
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まいける
ザイム真理教というこの本は出版できないという出版業界。お笑い芸人やアイドルをコメンテーターにして、政権批判するコメンテーターは採用しないテレビ局。大手新聞社と富裕層がザイム真理教の味方。おそらく私もザイム真理教に洗脳されている一人。 森永さんの主観がかなり入っているにせよ、「日本経済が成長できていないのは増税と社会保険料アップによるものである」には説得力があった。 「もっと公平な税制を作ろうと思うのであれば、消費税を廃止し、税制の特例を廃止し、すべての所得を総合課税することが望ましい」という森永さんの主張
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まいける
何かずっと気になっていた。新聞やテレビから流れてくるニュースの質が。やはり情報は自分で出かけて行って、キャッチしなくてはという思いを強くした。 元国連の職員だった著者の視点は、井の中のかわず的な私には面白かった。この本の中に書かれていた印象的だった点から ・日本が海外も世界で最も早く高齢化と少子化という問題に直面する大変厳しい状況に置かれた先進国だと受け止められている。
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まいける
コミュニケーション力。目を見る、微笑む、頷く、相槌を打つ。当たり前のようだけど、これがなかなかできない。 面白かったのは、齋藤孝さんがゲーム感覚で弁証法スタイルの対話を行なっていること、ディベートと違って、勝ち負けでなく、二人の攻防から、新しい結論を導き出して、霧の中を抜け出るというのを読んで、やってみたいと思った もう一つ、メタ・ディカッションも興味深い。数人でディスカッションしているのを、他の人が椅子の上に乗るなどして上から見下ろしながらディスカッションのプロセスをメモしていくというもの。
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まいける
謎を探っている途中で、亡くなった美羽の当時の担任教師の一言が残る 「合わせる顔がないから、会うんだよ。」 「合わせる顔がない。それを会って伝えなさい。」 もっと自分に何か出来たんじゃないかという無力感と悔恨を背負って生きているからこその発言に思えた 物語の最後は、この小説のタイトルにつながっていく 目の前にあるかけがえのないものに気づいてますか? と私に問いかける 読み終わった後、しょうやんこと伊勢正三さんの歌った『22才の別れ』が脳内を巡っていた。 鏡に映る大切な人たちの姿に気づかない後悔はしないように
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まいける
椎名誠さんらしい地元の方とのふれあいとやんちゃな挑戦の本だった。自然の中では、「交響曲の滝」と呼ばれるフィヤトルフォスの迫力が凄まじい。袋田の滝✖️華厳の滝という感じか。 440メートルの断崖は想像しただけで足が震える。岩に打ちつける激しく泡立つ波は見えるのに、波濤の音は全然聞こえない高さ 『三びきのやぎのがらどんどん』の絵本に出てくるという怖い怪物のトロール。人間たちを守った英雄だと知る。お子さんが絵本のなかでも、いつもピクンと跳ね上がって怖がったことを思い出し、娘さんと電話で話したくなるところがいい
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まいける
『虹の岬の喫茶店』 いつか読んでみようと思って本棚に並べておいた。 読んでみたら、いつか行ってみように変わっていった。 泥棒が訪ねてきても、暴走族青年が嵐を巻き起こしても、美味しい珈琲と優しい言葉で人を人に戻していく。本来はもっていて隠れてしまったものにそっと気づかせる。そして、決断させる。それまで五里霧中だったことがうそのように。空に虹をかける魔法よりも美しい魔法だ。 「人生はね、あなたが思っているよりもずーっと短いわよ。一生にいられる時間は一分一秒、無駄にしないこと。ほら、行って」
まいける
2025/01/26 06:53

今日、佐々木朗希さんがドジャース入りの記者会見を行った。外野はあれこれ言うけど、私も外野ながら一言言いたい。 彼が自分で選んで進んでいく野球人生を応援したい。来るはずだった明日が来なかった経験があるからこそ。一分一秒を無駄にしたくなかったはずだから。

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まいける
私は今、簡単な家計簿をつけている。 お金を節約しながらも効果的に使うためである。 子ども達が小さい頃からそうだった。 給料はさほどなくても、北海道をはじめ旅行に出かけた。子ども達に広い世界を大自然を見せたかったから。早い時間に出発したり、時期を外したプランを探したりして、時間もお金も効果的に使おうと努めた。もちろん今も同じだ。 最後の話もよかったな。「お金や節約は、人が幸せになるためのもの。」たかが3000円、されど3000円。娘達も、それが分かる人をパートナーや友人に選んでくれてら嬉しい。
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まいける
椎名誠さんの『アイスランド』にこの絵本が登場するので、その話をしたら、「うちにあるわよ。保育園では劇化されることが多いのよ。」とビックリ。 三びきのやぎのがらがらどんにこっぱみじんにやられてしまうトロル。 読み終えたあと、爽快感でなくなんか寂しくなった。 冬越しには草を食んで太ることが必要で 三びきの目のがらがらどんは確かに強かったけど、トロルの側から読んでみるとまた違った風景が見えた。 トロルは森の妖精という伝説。 トロルの話をさらに読みたくなった。
Frederick
2025/01/26 23:25

マック・バーネット『三びきのやぎのどんけろり』はトロル側と言えるかもしれません。

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まいける
食べ物の話満載のこのエッセイは体に悪い。 イタリアにおけるオリーブオイルの万能さ。薬の役割まである。鉄分豊富な馬肉、パレルモ地方でもなぜかか食べたくなる餃子などなど。 外国は水だけでなく生卵には用心しないと。それにしてもマリさん。倒れても倒れてもはいあがる。 今回も出てきた転校していく友達が、お世話になったお礼に風呂敷包みに大量の茹で卵をふるまうシーン。同じ母子家庭であったマリさんは、皆が騒ぎ立てる中、茹で卵を一人頬張った。お母さんの気持ちとそれを慮るマリさんの気持ちがたまらない。
まいける
2025/01/26 06:55

ヤマザキマリさんがスナック菓子を絶賛していたので今日は辛めのポテチを食べてみた。まさに禁断の味である。スナック菓子や清涼飲料水は、禁止されればされるほど、人目いや親の目を盗んで口にいれたくなる。マリさんも同じらしい。特に「カール」が好きらしい。私はカールのカレー味が好きだった。

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まいける
「したい」という憧れが学ぶ意欲に火をつける。 教師自身も学ぶことの専門家になることによって児童生徒が学生が知的向上心を刺激される。 感化の達人、吉田松陰のようであれ! 学ぶ者が切磋琢磨する緒方洪庵のようであれ 齋藤孝さんの言葉には明快さとパッションがある 「勉強は知的向上心を磨く砥石」という言葉は名言だ 私が一番ハッとしたこと 『先人たちの発見に耳を傾け、人の話を聴ける人は、ほかの人に対しての意識をもつことができる。なぜなら、人の言葉を聴いている間は、自己中心的な態度をやめているということだからだ。」
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まいける
今さらだけど、「坊ちゃん」を読んでみた。シンプルで真っ直ぐで面白い。正義感をふりかざして、ぶつかっていく坊ちゃん。 でも、私にとって興味深かったのは、坊ちゃんに終始優しかった清との関係。 坊ちゃんの長所も短所も包み込む母のような存在だった。まさに無償の愛。 清は、亡くなる前日、「お墓の中で坊ちゃんが来るのを待ってますから」と告げる。 孤独にうちひしがれてもおかしくない坊ちゃんが、強く生きられたのは絶対的な?愛があったからなのか。
坊ちゃん
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まいける
「この人生は 君が幸せになるためにある そして、その幸せを みんなと分かち合うためにある」 葉祥明さんの絵は子どもの頃から 身近にあった。 癒しの絵本だった。 元日にはぴったりの本。 自分自身を振り返り 新しい一歩を踏み出したい時 読みたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/09/18(154日経過)
記録初日
2021/08/09(1290日経過)
読んだ本
131冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
37781ページ(1日平均29ページ)
感想・レビュー
131件(投稿率100.0%)
本棚
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性別
血液型
O型
自己紹介

村上春樹 三浦綾子 原田マハ
湊かなえ 宮下奈都 辻村深月
星野道夫 石川直樹 倉本聰
北の国から

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