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2024年10月の読書メーターまとめ

leo
読んだ本
8
読んだページ
2906ページ
感想・レビュー
7
ナイス
150ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月のお気に入り登録
2

  • 紫音
  • エリチカ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

leo
ネタバレ★★★再読本。初読は高校生の頃だったと思う。そのときの印象は「貴志祐介の本の中では駄作」というものだった。物語のあらすじや結末も覚えていなかった。しかし久しぶりに読み返してみると、新たな発見がいくつもあり面白かった。心理学や宗教に関する造詣の深さはこの頃から見られ、「悪の経典」「新世界より」「天使の囀り」に通じる匂いも感じる事ができた。ラスト7ページが一番恐ろしいとは思ってもみなかった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

leo
★★★本書の後に勇午のパリ編を読むと刺さる。「そこまでして戦うのは何のためだ?」「殺された親父のためだ。涙も涸れた母親のためだ。弟のため、妹のため、戦車に石を投げる子供たちのためだ。奪いつくされたパレスチナのため、オリーブが実る小鳥が唄う郷土のためだ」しかし本書ではイスラエル側の言い分はほとんど語られていない。勇午より「1センチ譲ると100メートル失う。それがユダヤ人が得た教訓よ。2千年ユダヤ人というだけでいつも何かを恐れ続けてきたの。(略)私たちはイスラエルを手放さない。どんな高い代償を払っても。」
leo
2024/10/28 07:16

勇午はこうも言っている。「今君たちがやってることは民族の悲願を逸脱してる。」私もそう思う。

が「ナイス!」と言っています。
leo
ネタバレ★★★再読本。初読は高校生の頃だったと思う。そのときの印象は「貴志祐介の本の中では駄作」というものだった。物語のあらすじや結末も覚えていなかった。しかし久しぶりに読み返してみると、新たな発見がいくつもあり面白かった。心理学や宗教に関する造詣の深さはこの頃から見られ、「悪の経典」「新世界より」「天使の囀り」に通じる匂いも感じる事ができた。ラスト7ページが一番恐ろしいとは思ってもみなかった。
が「ナイス!」と言っています。
leo
★★★夜中に一人で読んでいたら、いい歳してお風呂に入るのが怖くなってしまった。子どもにくっついて心の安定を得ようとしたら、煩わしがられた。この本を読んだら怖くなったと告白して怖くなった箇所を朗唱したところ、妻に怖いからヤメロ、とマジギレされた。仕方が無いので癒やされる別の作品を読んで気分転換してからお風呂に入った。気分転換に夢中になって夜ふかししてしまったので、翌日は仕事中に睡魔に襲われて大変な思いをした。昼間に読むことをお勧めする。
が「ナイス!」と言っています。
leo
ネタバレ★★★なかなか面白かった。SFなんだけど百合の純愛ものだった。くるみがあんなに光里に固執していたのに、最後にいきなり清香ラブになるのは正直違和感が…。でも清香のくるみへの一途さや貢献度を考えると報われて良かったというか、安心した。くるみが悪いとはいえ光里がクズになる対比も良かったと思う。巻末おまけマンガにも癒された。「すはーーっすはーーっ」「“濃”いのを“直”でイキたかっただけなの…」が好きだった。
leo
ネタバレ★★★何なんだこれは。薬物摂取と、性交と、暴力と、精神に異常をきたしているような描写が延々と続く。よく発禁にならなかったと思う。退廃的な雰囲気が好きな私でも、あまりにぶっ飛び過ぎていて読んでいて気分が悪くなった。薬物摂取のディデールの描写がすごい。これは経験していないと書けないと思う。刺激的なシーンが多い一方で、詩的な表現もあるのでその対比が良いという人も一定数いるだろう。しかし万人にはお勧めできない。私には合わなかった。本作を読んで精神力が削られたので次はマイルドな作品を読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
leo
★★なかなか読むのが辛かった。重厚長大なうえ登場人物が多すぎて感情移入しにくいというのもある。評価が星2つなのは、主人公というべき人物がおらず、いまいち入り込めなかったということと、魅力的なヒロインがおらずロマンスが無かったというところだ。我ながらくだらないとは思うものの、やっぱり無骨な男ばかりだといまいちモチベーションが上がらないのだからしょうがない。女性兵士やアナウンサーなど、女性が皆無というわけではないが、魅力を感じなかった。あとはコリョの統治がお行儀良すぎてリアリティが無いとも感じた。
が「ナイス!」と言っています。
leo
ネタバレ★★★★村上龍の本を初めて読んだ。面白いので寝る間も惜しんで読んだ。しかし消化不良も沢山あった。 なぜアキヅキは自殺したのか。なぜテロ予告しておいて、思ったよりも規模が大きかった程度のことで自殺するのか。日本を焼け野原にするのではなかったのか。 カツラギが精神不安定なのは最初だけで、後半は冴えないジャーナリストよりもよほどしっかりしている。全然精神不安定じゃない。フリだったのか。 他にも言いたいことは沢山ある。 今度図書館に他の村上龍の本を借りに行く。カツラギの長い脚が見たい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/10/03(51日経過)
記録初日
2024/10/03(51日経過)
読んだ本
54冊(1日平均1.06冊)
読んだページ
16544ページ(1日平均324ページ)
感想・レビュー
50件(投稿率92.6%)
本棚
0棚
性別
年齢
40歳
血液型
B型
職業
IT関係
現住所
東京都
自己紹介

本の虫。

若いときは本を沢山読んだので、老後は気に入った本を何度も何度も読み返して精読して過ごしたい。良い本は、何度読んでもそのときの年齢や考え方の違いによって新しい発見がある。当時はまるで理解できなかった人物にも感情移入できるようになる。

しかし、新たに面白い本に出会えたときの喜びもまた格別だ。

ドラゴン桜の名ゼリフを書いておく。

愛情、正義、善意、良心…こんなものは糞くらえと思うところから始まる。人間の善の心の裏側…つまり悪の部分、怒り、憎しみ、裏切り、コンプレックス、エゴイズム…それによって心に沸き上がる葛藤こういう感情に人間は真に面白いと心躍らせるのだ。

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