ネタバレたまぷらの有隣堂で平積みになっており、「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番良いんですよ」との帯を見て、面白そうだったので購入。２ヶ月以上詰み置いたけど、新幹線での岡山往復で読了。朝井リョウは初めて。本書だが、音楽会社のさえない中年会社員の久保田、久保田の離婚した妻の側で育っている大学生の娘澄香、自殺した俳優のファンだった隅川絢子の三人のそれぞれ個別のストーリーを並行して展開していき、各人のストーリーが最終的に交錯するという構成。

ネタバレたまぷらの有隣堂で平積みになっており、「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番良いんですよ」との帯を見て、面白そうだったので購入。２ヶ月以上詰み置いたけど、新幹線での岡山往復で読了。朝井リョウは初めて。本書だが、音楽会社のさえない中年会社員の久保田、久保田の離婚した妻の側で育っている大学生の娘澄香、自殺した俳優のファンだった隅川絢子の三人のそれぞれ個別のストーリーを並行して展開していき、各人のストーリーが最終的に交錯するという構成。

ネタバレ視点をどこに置き、どこを向いて語るか、という整理をした点が本書の価値。 都市の視点で過疎地を見ることの限界と過疎地の視点で過疎地を見ることの閉塞感について、それなりによく考えられている。 人間の行動は、背景にある思考枠組みによって規律されるので、現状豊かで幸せだと感じている人間に上から目線で成長と発展を求めても、上手くいくはずがないのは真実。 都市から過疎地への金銭の移転が意味のない地方創生事業に費やされるのではなく、過疎地の住民が彼らの視点で望むことへのチャレンジに使われるように、というのはその通りか。

ネタバレ初めて参加した小杉での読書会のマスターに勧められたので、興味を持って読んでみた。 川崎に住んで早気づいたら13年。ワシ自身、この街に対する愛着も結構ある。この本は、溝の口の文教堂でも、地元関連の本ということで、目立つところに置かれていて、存在自体は結構前から知っていたが、どうにも食指が伸びなかったのが正直なところ。今回通し読みをして、改めて食指が伸びなかった理由が言語化できた気もする。 本書は、音楽ライター磯部涼によるBAD HOPに対するラブレターという感じで理解をした方がいいか。

ネタバレ友人から勧められたので、アマゾンポイントで購入して読了。古い本で、すでに絶版している本ではあるが、なかなか興味深く読んだ。 ペプシ・コーラ社のCEOであるロジャー・エンリコが語るコカ・コーラvsペプシの長い長いコーラ戦争のうち1985年のニュー・コークの発表を軸としてその前３年をスナップショットとして切り取った戦いの歴史である。 1985年4月23日、コカ・コーラが99年維持してきた伝統のコカ・コーラの原液の調合を変更して、ニュー・コークを発表した。コカ・コーラは何故、歴史と伝統の調合を捨てたのか。