前作と同じく成瀬のキャラクターを楽しめました！観光大使の子も良いキャラしてて良かった。次の単行本で成瀬シリーズが完結との事ですが、また出て来て欲しい。かるた大会で会った山本くんが京都の大学に行くようだったので、次巻でまた会えるかと期待。今年の大晦日の紅白歌合戦が楽しみになるようなラストだった。

芥川賞受賞作品らしい文学文学した作品のように感じた。朝井リョウさんが推薦しているので読んだが、正直自分にはよく分からなかった。発達障害を抱えているように思われるアイドル依存性の主人公とその周りを描いていた。女性のいう推しというものはこんな感じなのかなと思った。

面白かった！戦争映画の傑作を観たように描写も分かりやすく、ストーリーも面白い。戦争の悲惨さや矛盾も感じ取れた。主人公が女性であるために安易な英雄譚としてではなく、戦争を陰惨さを描けていて考えさせられることも多かった。スナイパーという兵科の特殊性と他の兵科との軋轢を知れたのも良かった。戦争は女の顔をしていないも読んでみたい。

もっと早く読むべきだった。まずは一日のスクリーンタイムを1時間程度まで減らせるようにしたい。今年から通勤電車内でスマホいじりではなく読書を習慣付けられたおかげで、本書を読むことが出来たのは何よりである。スマホ、SNSがいかに人間にとって魅力的なものなのか、そのためにこれまでの人類が何か一つのことに費やす事のなかった膨大な時間を今はスマホに費やしている。そして、それは人類が進化によって得られた特性に因るものである。毒性は別として、今後スマホがドラッグのような依存性のあるものだということを心に留めて使いたい。

登場人物の生き様が良かった。本当に悪魔と契約したかのような喜久雄がもはや狂人のようになる様に圧倒された。 歌舞伎を見たことがないが、読んでいて美しい情景が呼び起こされた。いつか映画も観てみたいです。 ラストシーンはもはや既存の歌舞伎の舞台では喜久雄の芸を表現し切れなくなったのではないかと感じた。

つかさの話が好きでした。ないものねだりで他人に嫉妬するより自分は自分として覚悟を決めて強みを見つけてそこを伸ばすのが大切。

終始胸糞が悪い話だった。今年の2月から読書が習慣となり、初めて途中で読むのをやめようと思った。しかし、あとがきまで読んで著者が何故このようなグロテスクな作品を書くことが出来たのか分かった。フィクションだが、現実にも同じような経験をしている子供がいる事をただ伝えるだけではなく、読者に自分毎として知って欲しいという思いで、この最低な胸糞悪い事実を伝えたかったのだろう。二児の父として、今後自分の子供以外と接する機会が増えるが、ふと違和感を覚えた時にこの未来を思い出す日が来ないことを祈るばかりである。

台湾に旅行してみたくなった。ストーリーの面白さはもちろんだが、台湾という国の日常やその情景の描写が精緻でとても素晴らしい。予定はあくまで予定でずれることが前提という南国らしい価値観がすこし羨ましく思えた笑 親日国とはいえ、歴史的遺恨がある国と新幹線という象徴とともに新しい時代を築いて行くようなラストが良かった。

前作と同じく成瀬のキャラクターを楽しめました！観光大使の子も良いキャラしてて良かった。次の単行本で成瀬シリーズが完結との事ですが、また出て来て欲しい。かるた大会で会った山本くんが京都の大学に行くようだったので、次巻でまた会えるかと期待。今年の大晦日の紅白歌合戦が楽しみになるようなラストだった。

婚活独特の初めて会う人と次々に話す感じが懐かしかった。時間が減って0になるタイマーではなく、時間が無限に増えていくストップウォッチを出会いの場で敢えて使うのは素敵だった。