ネタバレ明確な非現実要素は終盤の魔物くらいだけど、序盤で本や言葉について語られる内容の詳しさがある種のファンタジー感を匂わせていて、さすが本職の言語学者が書くだけあるなと唸る。P200くらいまでは、面白いっちゃ面白いけど長いな……って感じだけど、その先で地下水道を探索する展開はワクワクさせられるし、ここから読むスピードが上がった。難しい日本語や細かい描写で表現されてるのは、実はいい意味でライト（キャッチー？）な物語なので、読みにくいなと感じる人は丁寧に読みすぎないほうがいいかもしれない。

ネタバレ間違いなくファンタジーの一種なんだけど、非現実的に見えるほとんどの要素が現実の要素の延長線上にありそうな感じで描かれているところが特色の一つ。上下巻通じて、言葉、言語を通じた謎・問題の解決がなされていくのが新感覚で、終盤でマツリカとキリヒトが文武の共闘をするシーンなんかは、本作の象徴しているように感じた。とにかく長かった……が、そういった要素も楽しめたし、たまにはこういうのもいいなって思えた

ネタバレ明確な非現実要素は終盤の魔物くらいだけど、序盤で本や言葉について語られる内容の詳しさがある種のファンタジー感を匂わせていて、さすが本職の言語学者が書くだけあるなと唸る。P200くらいまでは、面白いっちゃ面白いけど長いな……って感じだけど、その先で地下水道を探索する展開はワクワクさせられるし、ここから読むスピードが上がった。難しい日本語や細かい描写で表現されてるのは、実はいい意味でライト（キャッチー？）な物語なので、読みにくいなと感じる人は丁寧に読みすぎないほうがいいかもしれない。