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2026年3月の読書メーターまとめ

ogakikayo
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5
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感想・レビュー
5
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2026年3月に読んだ本
5

2026年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ogakikayo
「おわりに」を含めて本文185頁程度の薄い新書だが、冗長で読んでいて疲れた。左からの「多様性」批判とも言える部分は一定程度面白いが、「多様性」の欺瞞みたいな議論自体は特に目新しいとも思わない。この程度の内容なら岩波ブックレットか『世界』の小論文で大体言い尽くせそうだし、本書の全文をAIに読み込ませれば10枚程度のスライドに上手く要約してくれるのではないか。抽象論ばかりでツルツル滑ってほとんど何も頭に残らない反面、議論の粗は目につくように感じた(幾つかについてコメント欄に続く)。
ogakikayo
2026/03/27 00:15

(4)●本書は至る所で「構造化された差別・不平等」という表現を水戸黄門の印籠のように振りかざしているが、それが何なのか、さっぱり分からない。「歴史をたどることで明らかになるはず」(117頁)というが、だったら具体的にたどって説明してみたらいい。本書のそれは理解の浅い学生が答案の中で一つ覚えのように繰り返すマジックワードみたいなもので、無内容で全く評価できない。この種のあやふやな理屈に基づいてアファーマティブアクションやクオータ制はゼロサムゲームではないなどと強弁されても、いい加減にしろと思う。

ogakikayo
2026/03/28 22:04

(5)補足する。例えば日本の大学入試を例に取った場合、都道府県別の大学進学率は東京の男女がともに75%-80%、宮崎の男子は40%強、宮崎の女子は40%弱のようだ(大まかな数字)。これらの数字が平等でないのはそうだとしても、その内どの程度が「構造化された差別・不平等」の結果で、どうなれば著者は満足なのか、本書の議論からは全く分からない。東京と宮崎で全く同じ数字になるべきなのか、一定の地域差や性差は許容されるのか。その辺を掘り下げないと全く無内容でつまらない抽象論にとどまるだけだと思う。

が「ナイス!」と言っています。

2026年3月の感想・レビュー一覧
5

ogakikayo
(1)必ずしも意識的ではないが、結果としてソ連の情報操作に加担する「役に立つバカ」の話が出ている(154頁辺り)。現代の日本にもたくさんいるのではないか。有名大学教授等のご立派な肩書の持ち主なのに、政治的に共鳴するというだけで怪しげなアカウントの不確かな情報をSNS上で拡散している例はよく見かける。(2)趣味の問題ではあるが、訳し過ぎてかえって分かりにくくなっている用語がある。深層国家、五つの眼、さよなら(暗号名)などは、それぞれディープステート、ファイブアイズ、フェアウェルで日本でも定着している。
ogakikayo
2026/03/28 21:35

(3)気づいた幾つかの誤りは以下のとおり。●31頁 駐イギリス大使デイヴィッド・オームズビー=ゴア→駐米イギリス大使 ●49頁 ジョン・ショー卿→サー・ジョン・ショー ●53頁 レオポルドビル→レオポルドヴィル(他の箇所との平仄) ●91頁 脅迫観念→強迫観念 ●228頁 目と鼻の先であり。→…である。 ●288頁 ニーアム・ファーガソン→ニーアル

ogakikayo
「おわりに」を含めて本文185頁程度の薄い新書だが、冗長で読んでいて疲れた。左からの「多様性」批判とも言える部分は一定程度面白いが、「多様性」の欺瞞みたいな議論自体は特に目新しいとも思わない。この程度の内容なら岩波ブックレットか『世界』の小論文で大体言い尽くせそうだし、本書の全文をAIに読み込ませれば10枚程度のスライドに上手く要約してくれるのではないか。抽象論ばかりでツルツル滑ってほとんど何も頭に残らない反面、議論の粗は目につくように感じた(幾つかについてコメント欄に続く)。
ogakikayo
2026/03/27 00:15

(4)●本書は至る所で「構造化された差別・不平等」という表現を水戸黄門の印籠のように振りかざしているが、それが何なのか、さっぱり分からない。「歴史をたどることで明らかになるはず」(117頁)というが、だったら具体的にたどって説明してみたらいい。本書のそれは理解の浅い学生が答案の中で一つ覚えのように繰り返すマジックワードみたいなもので、無内容で全く評価できない。この種のあやふやな理屈に基づいてアファーマティブアクションやクオータ制はゼロサムゲームではないなどと強弁されても、いい加減にしろと思う。

ogakikayo
2026/03/28 22:04

(5)補足する。例えば日本の大学入試を例に取った場合、都道府県別の大学進学率は東京の男女がともに75%-80%、宮崎の男子は40%強、宮崎の女子は40%弱のようだ(大まかな数字)。これらの数字が平等でないのはそうだとしても、その内どの程度が「構造化された差別・不平等」の結果で、どうなれば著者は満足なのか、本書の議論からは全く分からない。東京と宮崎で全く同じ数字になるべきなのか、一定の地域差や性差は許容されるのか。その辺を掘り下げないと全く無内容でつまらない抽象論にとどまるだけだと思う。

が「ナイス!」と言っています。
ogakikayo
以前読んだ別の本(『多様な視点からジェンダーを見る』)の中で本書著者の担当章に不満を感じたため、念のため先行作品に当たる本書にも目を通した。上記書籍は分量の都合上やむを得ず雑になっているのかとも思ったが、そうではなさそうだ。本書も評価出来ない。最大の問題として、タイトルの問い「なぜ~」にまともに答えていない。強いてその問いに答えようとすれば、性別などの属性を考慮しない公正公平な入試が行われているからだ、と言うほかない。本書の主要な問題点だけコメント欄に記す。
ogakikayo
2026/03/22 10:14

(5-1)本書はクオータ制について、違法の可能性を認識しながらも推進する考え方を示している(206頁)。役所の副大臣や副知事、大企業の副社長が「違法でもやってみる価値はある」などと主張すれば大問題になるだろう。大学は治外法権なのだろうか。違法性(違憲性)の指摘に一定の応答をしてから話を進めるのが最低限の作法だろう。人種と性別の違いはあるとはいえ、米国で大学入試のアファーマティブアクションに違憲判決が出たばかりなのだからなおさらだ(米国では人種クオータ制や一律加点制についてはもっと以前から否定されている)。

ogakikayo
2026/03/22 10:14

(5-2)著者は若い女性を子供扱いしたくないとの思いから「女子大」等の表現を極力避けると宣言している(34頁)。好きにしたら良いが、難癖だ。例えば「男子禁制」の大奥は成人男性なら入って良いという意味の場所ではない(余計に問題だろう)。辞書には「女子=おんな。女性。婦人。-大学」との意味や用例がちゃんと載っている。少し調べれば分かる話でこの調子なのだから、一事が万事だろう。あまり真面目に取り上げる価値のある本ではないのは明らかだが、心ある人にだけでも伝わればと思い、長めの感想を書いておいた。

ogakikayo
著者が真面目な人であることはあとがきなどから窺えるが、本書の議論が説得的かは分からない。素人考えを箇条書きで記す。●第4章の終わりに、本書全体のまとめにも通じる記述がある(160頁)。曰く、結局ジェンダーが「呪縛」になる人もいれば「支え」になる人もいると言えそうだが、それでは結論として歯切れが悪い。そこで改めて立場を明確に述べれば、地方女子が被りやすいジェンダーの呪縛を是正すべきだと。しかし歯切れ云々でそれまでの(よりバランスのとれた)結論を脇に置き、急旋回してしまうような論理構成は拙いと思う。
ogakikayo
2026/03/07 16:53

(8)●本書は「地方女子」をタイトルに掲げるが、「地方」に力点を置いているのは第1章(計26頁)だけで、第2章から第4章(計110頁)は専ら「女子」の話だ。いささかバランスが悪いと思う。そして、17頁の図1(都道府県別・男女別の四年生大学進学率)や140頁の図4(図1に短大を加えたもの)を見る限り、どう考えても男女差よりも地域差の方が大きい。そして短大も加味すれば女子の方が高等教育進学率は高いのに、なぜか(地方)女子=呪縛の図式に流れてしまう。本当に不可解だ。

ogakikayo
2026/03/07 16:57

(9)●他にも言いたいことは山ほどあるが、キリがないのでやめておく。一読した読後感を言えば、結局、(地方)女子=かわいそうな存在、と言わなければいけない社会的(あるいは業界的)「呪縛」が存在するのではないだろうか(朝日・岩波系はそればっかりだ)。本書に限らずこの種のものに共通する特徴だと思うが、無意識のバイアスだとか「阻害」だとか、一見すると女子に寄り添っているように見えて、その実は女子の自主性を軽んじるような物言いになっていないだろうか。女子は(男子も)きっとそんなに愚かじゃないよ、と言いたくなる。

が「ナイス!」と言っています。
ogakikayo
●新任の駐日ソ連大使が(格下の)参事官からの昇格であること(42年5月13日)や、駐伊日本大使のロシア通過ビザが二週間経っても下りないこと(42年12月2日)など、後の展開を予期させる対ソ不信の萌芽が記録されていて興味深い。これらと反する楽観的な記述もあるが。●江頭豊の名前が三箇所に出てくる。江頭の父と百武は同じ佐賀で海軍の出身ということもあり、気にかけていたのだろうか。特に42年11月15日条では江頭の名前のすぐ後ろに東宮参内の記述があり、時空を超えたニアミスみたいで面白い。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/03/29(381日経過)
記録初日
2025/03/29(381日経過)
読んだ本
63冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
18543ページ(1日平均48ページ)
感想・レビュー
63件(投稿率100.0%)
本棚
1棚
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