読書メーター KADOKAWA Group

2024年5月の読書メーターまとめ

deerglove
読んだ本
8
読んだページ
1418ページ
感想・レビュー
8
ナイス
36ナイス

2024年5月に読んだ本
8

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

deerglove
巷にあふれるグルメ番組より、はるかに多くの学びと気づきがありました。バターチキンカレーにナン、サラダ、タンドリーチキンという組合せの「インドカレー」屋の多くがネパールの特定地方「バグルン」の出身者によって成り立っていること(だから「インネパ」)。家族帯同で来日するネパール人がいまやインド人の3倍!にも増えていること。ナンを焼くだけで他の業務をやろうとしないインド人に対し、接客でも清掃でも何でも受け持つネパール人が重宝されること、などなど。日本社会で共生することの難しさにも気づかされるスパイスの効いた一冊。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
8

deerglove
私は図書館関係者ではないので、実践する場もなく、100件すべてに目を通したわけでもありませんが、やっぱり図書館はより魅力的で、多くの人が集まる空間であって欲しい。たとえ建物や見た目が多少ボロくても、これを見せたい、知って欲しいという思いは伝わるものだし。巻末の対談にあった貸出システムもアプリにして、携帯から直接操作できるようにすれはよいとの意見には驚きましたが。
が「ナイス!」と言っています。
deerglove
とりあえず、本や図書館が好きな人は全員本書を読んだほうがよいでしょう。古今東西どこにどんな図書館があって、誰が建てたのか、そこでどんな役割を果たしてきたのか、今困っている人々にどのように手を差し伸べているのか、著者自身が司書の経験をもつだけに、それを支える側の大変さも含めてとてもよくわかります。時にねこが「図書館の宝」になることもあれば、愚かな軍隊、政府、自治体が図書館を破壊することもある。結局「地域の人々の関心とサポートがなければ図書館は消えてしまう」わけですから。
が「ナイス!」と言っています。
deerglove
モナ・リザの絵はとかく謎めいている。そもそもこの女性?は誰で、何のために描かれたのか。本当にレオナルドが描いたのか。決定打を放ったのは1550年に『美術家列伝』を書いたジョルジョ・ヴァザーリ。曰く「レオナルドのこの絵にはたいへん心地よい微笑が見られたが、それは人間的というより神々しいものに見えた。そのため本物の人間もかなわないほど生き生きとした驚異的な作品と見なされたのである」。肖像画は、そこに描かれた人物の美徳、品性、貞節や神への畏れといった、いっそう高尚な価値を伝えることができた。
が「ナイス!」と言っています。
deerglove
ネタバレギリシャの学者オールスター。プラトンとアリストテレスを中心に56人が登場し、壁龕から太陽と調和、平和、音楽の神アポロンと、学問と理性を統べるアテナが見守る。もちろんこれほどの人々が一堂に会する場面が実在したはずはないのだけれど、ピタゴラスやソクラテス、アルキメデスやプトレマイオス、ゾロアスターまでが顔を揃えているのを確認するのは何とも楽しい。ちゃっかりラファエロご本人も登場しているのね、笑。
が「ナイス!」と言っています。
deerglove
何が驚いたって、1章パーソナルのところで、ペンシルベニア州の大学(バックネル)時代、ボランティアで消防隊員として活動し、最後は署長を務めた!との話。命に関わる極限状態の体験を幾つもして「どんなにひどい状況でも目をそらさずに対処できる自信」がついたと。ほほー、それなら新日本プロレスでもやっていけますわな。とはいえ、日本リーバやコカ・コーラなど外資系の大企業で培われたマーケティングやマネジメントの知見も思わず膝を打つところ多数。
が「ナイス!」と言っています。
deerglove
登場人物の名前はすべて特定されていて、奥の鏡に映るフェリペ4世夫妻も明らかなのに、肝心のベラスケスが対する巨大なカンバスに何が描かれているかはわからない!ピカソやフーコーがその謎解きに挑んだという話も面白いけれど、著者のマルコ・カルミナーティさん、ちょっと結論が投げやりすぎじゃありませんか?
が「ナイス!」と言っています。
deerglove
巷にあふれるグルメ番組より、はるかに多くの学びと気づきがありました。バターチキンカレーにナン、サラダ、タンドリーチキンという組合せの「インドカレー」屋の多くがネパールの特定地方「バグルン」の出身者によって成り立っていること(だから「インネパ」)。家族帯同で来日するネパール人がいまやインド人の3倍!にも増えていること。ナンを焼くだけで他の業務をやろうとしないインド人に対し、接客でも清掃でも何でも受け持つネパール人が重宝されること、などなど。日本社会で共生することの難しさにも気づかされるスパイスの効いた一冊。
が「ナイス!」と言っています。
deerglove
「自分は社会の一員である」と思えるのは、働いて誰かに認めてもらえるからなのですね。私は今の日本が著者のいう「頑張っても報われない社会」だとは必ずしも思いませんが(それはスポーツや勝負事、あるいはエンタメの世界でも明らか)、いわゆるジャパニーズ・トラディショナル・カンパニーや官公庁のなかにある種の閉塞感が蔓延しているのは事実なのでしょう。ではどうするか。「有意味感を強くするための6か条」を実践しましょう!ではさすがに物足りない。もちろんミクロの取組みも大事ですが、マクロで見直すべき制度や法律もあるはず。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/12/10(4578日経過)
記録初日
2011/12/01(4587日経過)
読んだ本
1453冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
279353ページ(1日平均60ページ)
感想・レビュー
1412件(投稿率97.2%)
本棚
20棚
性別
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう