ネタバレリトールド、OxfordStage6。私は最近までホームズは読まなかったがこれで2冊目。●ストーリーの背景に、インドの英国植民地時代や独立戦争が出てきて、読後はその時代や人々に思いを馳せている。●犯人は心の弱さから度々道を違え、更に時代の不運も重なった弱者で、そうなってしまったことには同情する点もあると思った。●ホームズは天才で嫌味な変人だが、権力者の捜査官を小馬鹿にしつつ、真犯人を見つけてて結果的に弱者を守ってる点で正義の味方なんだなと思う。●BBCの現代版Sherlockの3つのサインとは違い大。

ネタバレ一つ一つの絵をよく見るといろんなことをしている人達がいたり、本の向きを変えて見ると別の見方ができたりと、本の中で長く旅した気分になった。また、それぞれ違う旅をしてきた男の子と女の子が出会っていったい最初にどんな会話をするんだろう？と想像して楽しい。作者の意図はわからないし読者の自由に任せてるにちがいない。この本を読み終えて私は、きっと他人の過去の経験を完全に理解するのは無理だから、当然、他人を完全に理解するなんて無理なことだと思った。でもそのおかげで新しい出会いも古い友人との会話も面白いのだろうと思う。

ネタバレ再読。このretoldの後に翻訳完全版を読んでからの再読。今回は、ナイトリー氏の恋心がどこからかを探してキュンキュンしたり、Janeの心境を想像したり、Frankの様な軽い男に怒りを覚えたりしながら読んだ。エルトン夫人を可愛く感じることにも驚いた。原作も見てみたのだけどひどく難解な英語で歯が立たなかったので、なおさら原作の楽しさのエッセンスをかなり伝えてくれたこのretoldの著者（翻訳者さんにも）に本当に感謝。

ネタバレコテコテ関西弁だったからか、親子のやりとりが愉快だった。ラストでは、うちだけでなく子供ってやっぱりおかあさんの後をウロウロずっとつきまとうものなのねっと。普段忙しい時なんかはイラッとしちゃったりするけど、読むと子供のお母さんに聞きたい必死さが愛おしく思える。絵もほのぼのしてかわいい◎

ネタバレ図書館本。息子のツボだったらしい、そして大事そうに見てる。私もイタリア語やスワヒリ語の所で爆笑。そして夫もやって来て絵本をのぞき込んでとても嬉しそうでした。今日「おかん」も借りてきました。

ネタバレエマはやはり間違ってばかり。ハリエットに善意から世話を焼くものの勘違いでまた大迷惑をかける。フランクの演技には騙され続ける。ハリエットのナイトリーさんへの恋心を聞き激しく動揺するまで自分のナイトリーさんへの恋心に気づけず。ただ、全ての自分の大間違いに猛反省し、これからはより理性的になりより自分を知り、悔いの残らない様にすると自ら誓う所は大好き。また、ナイトリーさんがハリエットを好きだとエマが誤解した時にそうなら応援すると決心したエマの彼の幸せを願う思いやりも素敵。Janeとの和解の話もとてもいい話。

ネタバレ簡略版で読んだ後の完全版。やはり読んで良かった。主人公エマは大地主の娘で、美人で頭脳明晰で家族に愛されていてと全て持っていて、悪い性格ではないけど甘やかされ世間知らずのなかなかに鼻持ちならない。エマの甚だしい勘違いが続くのでもはやだんだん喜劇の様。自分のお節介で大好きな年下の女友達にとんでもない迷惑をかけたり、同い年の恵まれない境遇のJaneには嫉妬かららしからず不親切になってしまう。そして近づいて来る男性の男心にはとことん疎い。間違うと落ち込んだり反省したりしている。下巻が楽しみ。