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2025年11月の読書メーターまとめ

可独星
読んだ本
8
読んだページ
1502ページ
感想・レビュー
8
ナイス
40ナイス
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2025年11月に読んだ本
8

2025年11月のお気に入られ登録
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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

可独星
ネタバレ物哀しい人情の二篇。物語としては『泥の河』のほうが印象深い。子供の好奇心と感受性が哀しみを捉えてしまう通過儀礼。『螢川』は最後の描写が良い。3世代それぞれの異なる心の動きが美しく描かれている。全盛期の作品も読んでみたいと感じた。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
8

可独星
ネタバレ表題作について。夫婦の過程のリアリティはあるが、収まりが良過ぎると感じた。水城さんとのやりとりは面白く、一線を越える間際の、下世話な期待は呆気なく裏切られる。心地良さすら感じる軽薄な絶望がちりちりと痛い。
が「ナイス!」と言っています。
可独星
蝶のようにひらひらと儚く舞い、ふっと、気付かぬうちに終わっている。そんな人の一生に良いも悪いもないのかもしれない。理想も国も人も潰える。どこか寂しく、恐ろしくも、美しい掌編たち。まだ手に取るには早かったかもしれないが、上質な日本文学に触れた感覚が残った。
可独星
ネタバレ途中から「映画も観よう」と思ったが、映像化されていなかった。残念。何も言わずに日々の生活を共にしてくれることのありがたさが沁みた。吟子もまた理想化されたキャラクターではなく、人間臭いところが、淡々とした調子の中に絶妙な緊張感を漂わせていたように感じる。 自分の感情に振り回されるのではなく、素直に過ごす。ひとり暮らしは、自分と仲良くなるためのトレーニングなのかもしれない
が「ナイス!」と言っています。
可独星
ネタバレ表題作について。ロマンティック。互いの五感を通じてカザマと老女の逢瀬が始まると、たちまち彼らの物語は色付き、奏でられる。時空間の超越は読者や、会場の人々にも伝播し、観客となる。終始冷え切った比喩の底に、カザマが本来備えている情熱が隠されていた。
が「ナイス!」と言っています。
可独星
ネタバレ物哀しい人情の二篇。物語としては『泥の河』のほうが印象深い。子供の好奇心と感受性が哀しみを捉えてしまう通過儀礼。『螢川』は最後の描写が良い。3世代それぞれの異なる心の動きが美しく描かれている。全盛期の作品も読んでみたいと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
可独星
ネタバレ語り部の生の感情描写が意図的に避けられていることによって、穴のようにぽっかりと空いた「私」の人間像が隆起してくるのか。淡々としているようで嘆き悲しんでいた?うまくやっているように見えて、危ういバランスに生きている。作品名が違えばもっと早く手に取っていた
が「ナイス!」と言っています。
可独星
ネタバレ表題作について。70年前のパリピ。現在もイメージはそんなに変わらない。相手を雑に扱うことが粋なのかもしれない。本気になって、丁寧に扱うには、タイミングが重要で、竜哉と英子はうまくいかなかった。竜哉は変わるのか、ずっと変わらないのかわからない。「20年後の竜哉」のようなおっさんはそんなに珍しくもないだろう。どれだけ女性の権利が向上したとしても、ふたりに似た若者は永遠に戯れ続ける。
が「ナイス!」と言っています。
可独星
ネタバレ表題作について。描かれていない愛憎や、思春期の頃の継母との関係性をどう補完するか。”あとはだいたいおなじ”の一文は、不気味さと優しさが入り混じっているように感じた。全体を覆い尽くす不穏さに惹かれて一気に読み進められたが、うまく掴むことはできなかった。そういう魅力
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/08/17(137日経過)
記録初日
2025/08/16(138日経過)
読んだ本
41冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
9714ページ(1日平均70ページ)
感想・レビュー
41件(投稿率100.0%)
本棚
1棚
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