
読書というのは何を読んだかはさほど大事ではなくて、読んでる時やその後に何を考えたか、「そもそもなんで?」や「実際どうなの?」という疑問の方が大事だと常々思っているが、この本にはあまり触発されなかった。頭の出来はともかく、私と著者の気質が近かったのかもしれない。ただ、文章中あまりにも徳だの賢人だの語って肉体的快楽を下に見るので、古代のインドなんかとは丸っきり逆なんだな、と思った。面白い読書体験を求めるなら私が読むべきはそちらだったのかもしれない。
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