
その際に用いられるグロテスク表現は嫌悪を超えたセンス・オブ・ワンダーに近い感覚を喚起する。もっとも、センス・オブ・ワンダーが外界との邂逅によって起きるものに対して、グロテスク描写は、内部的なものであるという点については、あらかじめ断っておく必要がある。
るエマノンAの姿が悲壮的に描かれる。そこに累積的エマノンではなく、個別的エマノンへの肯定があった。作中における夫となる良三との関係性からもそれが読み取れる。一時的に記憶を失ったエマノンを良三は愛す。良三は彼女の人間社会との関係性ではなく、彼女自身、つまりエマノンAそのものを愛したのだ。
主にSFを読みます。読んで印象に残った作品を挙げてます。
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