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2024年3月の読書メーターまとめ

Sam
読んだ本
10
読んだページ
3905ページ
感想・レビュー
7
ナイス
415ナイス

2024年3月に読んだ本
10

2024年3月のお気に入り登録
1

  • 逆丸カツハ

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • 逆丸カツハ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Sam
「三体」は未読。予備知識なしで何となく手にしたのだが、読み始めたら止まらない。何とも素晴らしい短編集だった。もちろんSFではあるんだけど家族の絆や環境問題、貧富の差といった極めて現代的なテーマが巧みに取り上げられているかと思えば「そうくるか!」という意外な着想に驚かされる。そしてなんといっても宇宙の大きさを感じさせてくれるようなスケールの大きさなストーリー展開は出色。すごい作家であることがよーくわかった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

Sam
ネタバレ衝動買い。後悔の予感に駆られながら読んだが悪くなかった。「方舟」は驚愕のラストに比して人物が描けてないと言われていたし実際そう思ったけども、本作では登場人物たちはそれぞれ個性も際立ち生き生きと動いているし、会話もなかなか気が利いていて「方舟」とはだいぶ違った印象。でもさすがにちょっと冗長かなと思いながら読んでいたがその分伏線の回収もしっかり収まっていた。最後の猟奇的な解決をどう受け止めるかは読み手次第と思うが、自分はそれほど違和感なし。ということて、引き続き気になる作家である。
が「ナイス!」と言っています。
Sam
「三体」は未読。予備知識なしで何となく手にしたのだが、読み始めたら止まらない。何とも素晴らしい短編集だった。もちろんSFではあるんだけど家族の絆や環境問題、貧富の差といった極めて現代的なテーマが巧みに取り上げられているかと思えば「そうくるか!」という意外な着想に驚かされる。そしてなんといっても宇宙の大きさを感じさせてくれるようなスケールの大きさなストーリー展開は出色。すごい作家であることがよーくわかった。
が「ナイス!」と言っています。
Sam
ミラノヴィッチの著作で取り上げられていた「世界経済のトリレンマ」(ハイパーグローバリゼーション、国家主権、民主主義の三つのうち同時に実現できるのは二つだけ)に興味が湧き本書。出版はリーマンショック後の2011年。新自由主義が推進するグローバリゼーションは往時の勢いをなくし、国家主権はテクノ・リバタリアン(™️橘玲)に、民主主義は台頭する権威主義国家に脅かされている現在、そもそもこの三つの要素をもって世界経済のあるべき姿を検討することが妥当なのかという気もするが、それでも依然として興味深いテーゼだと思った。
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Sam
7つの視点(都市と地域、社交と恋愛、教育と学歴、信仰と対抗文化、人種と民族、政治と権力、職業とキャリア)からアメリカを描いた一冊。これでもかというほどの情報量に圧倒される。自分も10年のアメリカ生活でアメリカ社会には詳しいと思っていたが全く知らなかった話、「そういうことだったのか!」という話がいくつもあり参考になった。「アメリカ文化三大要素」はエスニシティ(民族)、宗教・信仰、政治信条というのは頭に入れておこう。なお、題名はやや不正確で、映画はむしろ脇役と感じた(観てない映画が多過ぎてピンと来ない)。
が「ナイス!」と言っています。
Sam
自分が一番音楽を聴いていた80年代。その解説書ということで読んでみた。そういやこの著者の「桑田佳祐論」は意外と面白かったし。で、早速読んでみると、「佐野元春の革新的な符割り」という話から始まって、「哀愁のソ♯」、メジャーセブンスやsus4イントロの流行、「胸キュン♪ミファミレド」などなど、なるほど!の連続。面白かったです。沢田研二の「お前にチェックイン」の最初のコーラスを唄っているのが佐野元春、大沢誉志幸、伊藤銀次という話にはビックリした。
が「ナイス!」と言っています。
Sam
壮大な失敗作ではないか。敗戦直後の東京をヤクザの立場から描いたのが「プリンシパル」だったが、戦勝国の側から描いたのが本作(「プリンシパル」の水獄綾女率いる水獄組が一瞬登場する)。冒頭から油断ならない展開で始まり傑作の予感に胸が躍るがその後の展開はいま一つで、「プリンシパル」のような異常に高いテンション、狂気じみた世界を描ききるには至らず。ラストも不満。登場する勢力が多過ぎて整理しきれなかったのではないかな。残念ながら「プリンシパル」は突然変異的な作品だったのかも知れない。
が「ナイス!」と言っています。
Sam
幕末の歴史を、「日本がいかに欧米列強と関わり合ったか」というナショナルな観点からではなく、「世界の覇権争いのカギを握るのが幕末日本だった」といういわばグローバルヒストリーの観点から描いた一冊(というか、「NHKスペシャル」の書籍化)。幕末の歴史を読むたび「よくも欧米列強から侵略されずに済んだものだ」と思っていたが、米英仏に加えロシアやプロイセンといった列強のグローバルな関係性の中に日本を置いてみると日本が侵略されずに済んだ理由がよく分かった気がする。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/03(4498日経過)
記録初日
2012/01/03(4498日経過)
読んだ本
753冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
286531ページ(1日平均63ページ)
感想・レビュー
447件(投稿率59.4%)
本棚
0棚
性別
年齢
59歳
血液型
O型
職業
役員・管理職
現住所
東京都
自己紹介

小さいときから本好きで大学生までは息をするように本を読んでましたが、社会人となってからは忙しさや他の楽しみにかまけてすっかり読書から遠ざかっていました。

社会人として最終コーナーに差し掛かって少し時間的な余裕もできてきましたし、もはや気ままに読書する時間も有限であることに思い至り、少しずつまた本を読むようになってきました。

好きな作家の本を中心に、あとは本屋をぶらぶらして気の向くままに購入するというスタイルでしたが、読書メーターを始めてからは皆さんの紹介で初めて知るような本も沢山出てきてだいぶ守備範囲が広がってきました。というか、もはや読みたい本が次から次へと出てきてしまってとても読み切れず、嬉しい悲鳴をあげています。

フィクションはミステリが好きですがあまりジャンルには拘らず何でも読みますし、ノンフィクションだと経済関係の本や歴史、時事・文芸批評、あるいは趣味の将棋・ゴルフ・映画関連の本が多いです。

どうぞよろしくお願いします。
(2021年12月記)

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