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2024年11月の読書メーターまとめ

左近
読んだ本
4
読んだページ
1221ページ
感想・レビュー
4
ナイス
43ナイス

2024年11月に読んだ本
4

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

左近
いつかは読んでみようと思っていた87分署シリーズの代表作。家族が新訳版を買ってきてくれたので、これ幸いと手に取る。事件そのものに謎があるわけではなく、加害者側、被害者側双方の葛藤を描くのが主眼。警察側があくまでも脇役にとどまる構成は、池波正太郎『鬼平犯科帳』シリーズを連想させた。あちらも「火付盗賊改」(どうでも良いけど、歴史的に正しい用語は「盗賊火付改」)は狂言回しで、真の主役は盗賊だし。解説によれば、もともと舞台劇を想定して書かれた作品だったとのこと。そう思って読めば、確かに屋内会話劇になっている。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
4

左近
今年の大河ドラマは紫式部、来年は蔦屋重三郎。女性活躍推進や、Japan cultureを国際的に売り出す狙いと共に、戦争が続く情勢下、視聴率が見込めるとされる戦国物はやりにくいのでは…というのは邪推かな。再来年は豊臣秀長だし。さて、本書は蔦屋重三郎の生涯よりも、日本の出版文化史の中に、その仕事をどう位置付けるか、というテーマで綴られる。この辺りを扱った本によく出てきそうな東洲斎写楽の正体探しはなく、通説通り、阿波の能役者、齋藤十郎兵衛として論を進める。文化人とアバター論、江戸社会の役割システム、なるほど。
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左近
自分のルーツの地である岩手県(Go! Big Bulls!)を久々に旅したのをきっかけに、宮澤賢治をきちんと読み始めた今日この頃。本質は科学者であり、宗教家であり、その実践の一環が創作活動だったわけだが、生前に刊行された作品が少なかったとはいえ、これほど多作であったとは、不勉強にして知らなかった。社会への皮肉、人間道徳を描くだけではなく、紛れもない、作家としての宮澤賢治の姿を、今更ながらに知ったような気がする。
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左近
長らくバスケはNBAをTVで見るものであり、現地観戦するスポーツではなかったが、本格的なプロとしてのBリーグ発足に、とてもワクワクしたのを覚えている。いつか生観戦するぞ!と思っていたらコロナ禍到来。閉鎖環境であるアリーナなんぞ、恐ろしくて行けたものではない。結局、志を果たしたのは昨シーズン。そして、今までの自分だったら、変に通ぶって絶対に手を出さないであろう、こんな本を読むくらい、ハマってしまった(笑)アリーナ通ってます…余談で文字数を使い果たしたけど、わかりやすくて良い本だと思う。TV観戦にもお役立ち。
が「ナイス!」と言っています。
左近
いつかは読んでみようと思っていた87分署シリーズの代表作。家族が新訳版を買ってきてくれたので、これ幸いと手に取る。事件そのものに謎があるわけではなく、加害者側、被害者側双方の葛藤を描くのが主眼。警察側があくまでも脇役にとどまる構成は、池波正太郎『鬼平犯科帳』シリーズを連想させた。あちらも「火付盗賊改」(どうでも良いけど、歴史的に正しい用語は「盗賊火付改」)は狂言回しで、真の主役は盗賊だし。解説によれば、もともと舞台劇を想定して書かれた作品だったとのこと。そう思って読めば、確かに屋内会話劇になっている。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/05(4716日経過)
記録初日
2012/01/06(4715日経過)
読んだ本
2022冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
596346ページ(1日平均126ページ)
感想・レビュー
1368件(投稿率67.7%)
本棚
0棚
性別
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