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2025年11月の読書メーターまとめ

左近
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4
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感想・レビュー
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ナイス
46ナイス
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2025年11月に読んだ本
4

2025年11月のお気に入られ登録
1

  • レイ

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

左近
戦前から戦後に到る、多彩なゲストとの座談集。幸田露伴一家が、自ら実践してしまうくらいの相当な探偵小説好きだったとは意外。小林秀雄も「探偵小説なんか」と鼻で笑いそうなイメージだけど、実際にはかなり読んでたんですね。多くの人がモーリス・ルブランを高く評価しているのは、鼠小僧とか、日本人の義賊(盗賊)好きが根底にあるから?総じて探偵小説の未来に悲観的な話が多いけど、その後、新本格ムーブメントが起こり、今や海外に「HONKAKU」という日本語が広まる時代が来ると知ったら、江戸川乱歩は、さぞかし喜んだことだろう。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
4

左近
相変わらずお元気な小和田先生監修の石垣本。お城本には必ず登場するような有名どころが並ぶ中、相良城や九戸城というマイナーどころが出てくると嬉しい。竹田城が「日本のマチュピチュ」とよく言われるけど、苗木城もマチュピチュ感ありますよ!それにしても、実際には別人が担当しても、まるで関わっていたかのごとく、各地に伝承が作られてしまう加藤清正はさすが?今思えば、地震で崩れる直前に熊本城へ行っておいて良かった。ちなみに、城郭の諸要素で自分が最も好きなのは馬出。篠山城の馬出の中に住みたい、と口走ったことがあるくらい。
が「ナイス!」と言っています。
左近
戦前から戦後に到る、多彩なゲストとの座談集。幸田露伴一家が、自ら実践してしまうくらいの相当な探偵小説好きだったとは意外。小林秀雄も「探偵小説なんか」と鼻で笑いそうなイメージだけど、実際にはかなり読んでたんですね。多くの人がモーリス・ルブランを高く評価しているのは、鼠小僧とか、日本人の義賊(盗賊)好きが根底にあるから?総じて探偵小説の未来に悲観的な話が多いけど、その後、新本格ムーブメントが起こり、今や海外に「HONKAKU」という日本語が広まる時代が来ると知ったら、江戸川乱歩は、さぞかし喜んだことだろう。
が「ナイス!」と言っています。
左近
江戸時代の出版プロデューサー、蔦屋重三郎が手掛けた仕事について、豊富な写真と共に紹介。今回の大河ドラマだけを見ていると、面白おかしい作品を送り出すことに執念を燃やしたように思われそうだが、実際には真面目な本も多く手掛けていたことがわかる。かつて日本古代史が専門だった身としては、重三郎本人が伊勢まで出向いて、本居宣長(『古事記伝』等の著者)と面会していたという事実に興味を惹かれる。日本では庶民の学問熱が高まったこの時代、ヨーロッパでは、ベートーベンが市民社会を対象に音楽活動を始めていたことを、ふと思い出す。
が「ナイス!」と言っています。
左近
宮沢(宮澤)賢治のイーハトーブ童話集に登場する頻度が高い生物について、その生態や、古代から現代にいたるまでの人類文化史上における位置付け、賢治自身や岩手県内での受け止められ方について述べる。書名や装丁はポップだが、中身は本格的。現代語訳と共に引用される日本の古典のみならず、外国文学についても、日本語訳だけでなく、原文も多く掲載されている。前にも書いたように、賢治は単なる文学者というだけではなく、思想家であり、科学者であり、ハイカラさんでもあり、その根底には岩手という土地の影響があることを実感させられる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/05(5100日経過)
記録初日
2012/01/06(5099日経過)
読んだ本
2102冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
621281ページ(1日平均121ページ)
感想・レビュー
1448件(投稿率68.9%)
本棚
0棚
性別
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