コロナ禍でカナダでがん治療をされたノンフィクション。カナダ人たちが関西弁で話しているそのノリがなんかわかるし、医療環境の違いもすごく伝わった。カナダは愛の文化で日本は情の文化というのもよくわかる表現だった。

日本の生きにくさと困窮する本人の責任の無さとが複雑に絡んでいたうえで、日本とフィリピンの違いがよくわかる本だった。どんな状況でもプライドで日本人男子は生きてるなというのが率直な感想。

コロナ禍でカナダでがん治療をされたノンフィクション。カナダ人たちが関西弁で話しているそのノリがなんかわかるし、医療環境の違いもすごく伝わった。カナダは愛の文化で日本は情の文化というのもよくわかる表現だった。

すごく内容が充実していてカラフルでわかりやすかった。良い図解本だった。

初版だからか一部に誤記があったが、フルカラーで見やすかった。

筆者が哲学専門なので当然なのだが、自然科学から脳科学を切り出していたり、そこで推薦されている本のレベルが浅めなのが少しだけ残念感。

執筆に8年もかけられたとのこと、マンガよりも解説や模式図が十分にあり、キーワードも新しいものまで網羅されていて振り返りにちょうどよかった。

非常に良い問いがたくさん出てきて作者の熱い思いが伝わってくる本だった。偉人たちとの対話を通じながら、教育の再定義、楽しく学ぶためのアンラーン論を説いている。