壮大なる茶番。茶番と書くとチープかもしれない。けど、これは紛れもなく茶番だ。誰もがそこに意味を見つけられないのに、辞められない。辞めるためには、それ相応の理由を作らないといけない。誰も死なないし、誰も致命的な状況に陥っていない。けれども、後味の悪さは拭いきれない。徒労。その言葉がしっくりくるかもしれない。自分が不本意ながらもおかれた場所で、精一杯咲こうとして、それでもそれが望まれないことならば、それはやはり徒労だろう。徒労こそ一番絶望に近い感情かもしれない。

40まではあと5年あるから、予習のつもりで。生き方も何もかも、きっと30年前とは違っているから、生きている間はただ走り続けることしかできない。というより、走り続ける以外の正解がない。立ち止まっていたら、本当において行かれる。だから、肝心なのは走り続ける覚悟を持つことであって、走り続けた先に目に見える何かが見つからなかったとしても、自分なりに納得のできる点を見つける必要がある。結局は精神論だ。でも、剝き出しの生身で生きていく我々が最後に頼れるのは、その精神だけだ。辻褄を最期にあわせるために、もがくしかない。

壮大なる茶番。茶番と書くとチープかもしれない。けど、これは紛れもなく茶番だ。誰もがそこに意味を見つけられないのに、辞められない。辞めるためには、それ相応の理由を作らないといけない。誰も死なないし、誰も致命的な状況に陥っていない。けれども、後味の悪さは拭いきれない。徒労。その言葉がしっくりくるかもしれない。自分が不本意ながらもおかれた場所で、精一杯咲こうとして、それでもそれが望まれないことならば、それはやはり徒労だろう。徒労こそ一番絶望に近い感情かもしれない。