中身が濃い割にサクサクと読み進められる。ただ、読者がそれらの知識を意識的に整理していかないとただいろんな知識を得ただけで実践に結びつけるのは難しいと思った。言い訳になるが年末の忙しい時期に入ってきたので、あまりゆっくりと本を読めなかった。すこし時間が経ったらもう一度読んでみたいと思った。

一日で一気に読んでしまった。何だか最近嫌な自分になっている気がして、日々忙しいわけでもないのに何だか時間に追われているような気分にさせられる。そのような日常を吹っ切れるヒントがないかと読んでみた。最近気にしている呼吸のことが出ていた。呼吸に意識を向けることで「今ここ」に戻ってこさせる。もっと「今ここ」を大切にし、一日を「今ここ」だけで埋められたらと思う。

債権の買い時とかが知りたくて読んでみたが、結局よくわからなかった。長期の国債を買って満期以前に売るときの判断基準とかもあまりよく理解できなかった。債権について最近色々な本を読んでいるけど、自分の疑問にピタリと回答してくれるものがない。債権の勉強はもうすこし続けないといけないだろう。

害虫についてどのようなことが書かれているのかの興味で読んでみた。日本では100年ぐらい前まで害虫の被害は天災のようなもので避けられないものという認識であったことに驚いた。そのために田んぼや畑の真ん中に御札を立てて祈ったのだと。今現在天災だと思っている地震や集中豪雨とかも未来では被害を最小限にする技術が生まれるかもと思った。黄金虫がGのことだと知り合わせてびっくりした。

日本の未来が何とも寂しい感じで、読んでいるとどんどん気持ちが落ち込んできた。3年ぐらい前に書いた本なのに、読んでいると違和感があった。今同じテーマで著者が書くとすると同じ内容になるのだろうか。いろんな数字が文章の中で示されていたので、あまり記憶に残らなかったのが残念だった。

常々自分の呼吸が浅いと思っていたところに、睡眠時も呼吸が大事ということで興味がもち読んでみた。睡眠時に深い呼吸をするための方法は、寝ている状態でも気道を確保することで、そのためには、枕の高さが大事だということみたい。その方法も書かれていたが、自分ではうまくできなかった。その方法がひとつしか紹介されていなかったので、ちょっと消化不良になった。

読んでいて、どこまで寄り添えているのかわからないが、主人公ふたりの健気な生き方が、ちょっと苦しいけれども刺さる作品だった。昨年公開された映画も動画サイトで観られそうなので、そちらで自分がこの読書で感じたことを映像体験してみようと思う。

最近、米国債投資に興味があり、国債関連を色々と読んでみたが、この本が一番自分の今のレベルに合っていた。まだまだこの本の内容を理解できたわけではないが、自分の理解が曖昧な部分がすこしはっきりとしてきた。特に第４章以降の債権の投資尺度については参考になった。