南方熊楠については、粘菌の研究をした学者というのと、すごく記憶力が良かったことぐらいしか知らなかった。著者の筆力がすごくて、なかなかうまくいかない熊楠の心情がダイレクトに伝わってくるので、読むのが苦しかった。特に後半、家族を持ったあたりからは毎日少しずつしか読めなかった。

著者自身の経験を通して仕事に対する向き合い方が記されていた。当然、自分とは条件が違うので、鵜呑みにはできないが、コアな部分は変わらないだろうから、参考にしていきたいと思う。著者の本をいくつか読んでいると、題名は変われど言いたいことの趣旨はあまり変わらないように思うので、同じ本を再読するのが苦手な私にはちょうどいい感じだった。

最近特に睡眠時間が短く、安定していないので読んでみた。今まで読んできた本と同じようなことが書いてあるのに、何だかすこし実践しやすい気がする。腹巻きでお腹の冷えを防止するのは目新しかった。子供の時から腹巻きは嫌いだったが、最近まで暑いせいで寝ていて気がつくとお腹が出ていること多数あるので、これは効果があるかも。あと、認知シャッフル睡眠法をしたら、あまり寝れていなかったのもあるが、スゥーッと気持ちよく入眠できたのには驚いた。

南方熊楠については、粘菌の研究をした学者というのと、すごく記憶力が良かったことぐらいしか知らなかった。著者の筆力がすごくて、なかなかうまくいかない熊楠の心情がダイレクトに伝わってくるので、読むのが苦しかった。特に後半、家族を持ったあたりからは毎日少しずつしか読めなかった。

プロフェッショナルの心構えや行動様式、思考回路が熱く語られた本だった。プロフェッショナルという言葉に憧れがあるが、とてもとても自分には合っていないし、できないと思った。プロフェッショナルは一人旅を好む、という段階で違っている。今更プロフェッショナルを目指すこともないが、ただ、できることだけでも真似事でいいのでやっていきたい。

子どもに向けての勉強技術かと思って読み進めていたら、意外にも大人でも適用できそうだった。特に自分に当てはまりそうなのが、本はあまり色々と手を出さす１冊をやり遂げ、できれば２周するのが望ましいとあった。他の本では、勉強したい分野の本は最低３冊ぐらい読み、その違いを含めて勉強するのがいいとあったので、そのようにしていた。入門段階だとこの本のやり方のほうが合っていそうと思った。

著者がもうこの世にいないことを思うと、一つ一つの文が心に染みてくる。執筆時間があまりなかったのか、大きな字で行間が空いているので、あっという間に読んでしまった。ここに書かれていることは他の本で言われていることの繰り返しの様だけれども、息子への手紙というところが味噌で、そこに家族への愛が滲み出ているように感じた。

映画鑑賞や読書は好きだが、何だか作品の理解度が浅いような気がして、何かの手がかりが得られるかと思い読んでみた。う～ん、何とはなくわかる部分はあったが、ほとんどチンプンカンプンだった。ただ、『キューティ・ブロンド』や『リトル・ミス・サンシャイン』は観たくなったので、すぐにでも実行しようと思う。

読むと元気にさせてくれる本だった。年を取ってからの生き方について参考にしたいことがいくつも出てきた。同じような本はいくつもあるけれども、読んでいると何だかスッと心のなかに入ってきて、自分も頑張らなきゃと自然と思わせてくれるところがスゴイ。もう少し著者の作品を読んでみたいと思った。