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2026年3月の読書メーターまとめ

Master
読んだ本
8
読んだページ
2343ページ
感想・レビュー
8
ナイス
40ナイス
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2026年3月に読んだ本
8

2026年3月のお気に入り登録
4

  • 千本通り
  • 美味しい渋谷
  • バルジ
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2026年3月のお気に入られ登録
1

  • 千本通り

2026年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Master
比較的否定的に捉えられがちなナショナリズムであるが、現在の国際秩序が国家という体制を前提としている以上やはり必要不可欠であり、それが毒になるか薬になるかは状況に左右されるというのが、現段階で確実に言えることだろう。また福祉政策との関連でいえば、ナショナリズムは単なる帰属意識にとどまらず、今ある国家を次世代に受け継いでいかなくてはならないという意識にまで進化する。その場合、同じ福祉政策であっても高齢者支援は否定され、子育て支援は肯定されることになる。これもナショナリズムの実態解明を複雑にしているのであろう。
が「ナイス!」と言っています。

2026年3月にナイスが最も多かったつぶやき

Master

いろいろなことを考えるとしんどくなってきた。今日は論文1、2本読んで、あとはゆっくりしよう。

が「ナイス!」と言っています。

2026年3月の感想・レビュー一覧
8

Master
著者がこれまで歴史研究にどう向き合ってきたかを過去の論考たどりながら論じたもの。『歴史学はこう考える』を頭の片隅に置きながら読み進めると良い。安丸の通俗道徳に、牧原の国民国家論、三谷のデモクラシー論などを通じ、近代日本がどう捉えられてきたか、どう捉えていくべきなのか、多くの刺激を受けた。また、タイトルにあるように、歴史学によって現代社会の問題を解決することは確かにできないかもしれない。しかし、解決に向けて問題の原因を考えるためにはやはり過去に遡って考えなくてはならない。歴史学はそのために存在するのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
Master
国家にはそれぞれ歴史とは区別された国民形成の物語=来歴が存在し、その共有こそが歴史教育の役割であるとするのが本書の主旨である。物語のフィクション性から「歴史修正主義」との批判がなされているが、史実を歪曲したり愛国心を強調するようなものではない。ここで言う「来歴」の共有とは、「これまでの歴史で日本はいかに自国を国際社会に位置づけできたか」について、その主体である先人たちへの「共感」(≠賛同)と共に学ぶということである。そして、こうして養われた共感力を他国にも向けることで「相互理解」が可能になるのである。
Master
2026/03/22 20:29

要するに、「過去の先人がなぜこのような判断をしたのか」を当時の国際情勢を鑑みながら自分のこととして捉えるということなのだろう。

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Master
アメリカ史の知識は教採の時に暗記で詰め込んだ程度であったから、初めて知ることも沢山あったし、何よりも歴史的事実の背景まで知ることができたのは非常に良かった。また、「集団記憶における文化的アイコンの力」の部分は国民国家形成を考える上で特に面白くよんだ。歴史的事実でないものが歴史的役割を果たすとあるが、日本で言えば記紀がその最たる例であろう。これが本書にあるように国内だけにとどまっていれば良かったが、昭和期の日本はそれを対外政策の理念にまで昇華させてしまった。それがどんな結末をもたらしたかは言うまでもない。
が「ナイス!」と言っています。
Master
比較的否定的に捉えられがちなナショナリズムであるが、現在の国際秩序が国家という体制を前提としている以上やはり必要不可欠であり、それが毒になるか薬になるかは状況に左右されるというのが、現段階で確実に言えることだろう。また福祉政策との関連でいえば、ナショナリズムは単なる帰属意識にとどまらず、今ある国家を次世代に受け継いでいかなくてはならないという意識にまで進化する。その場合、同じ福祉政策であっても高齢者支援は否定され、子育て支援は肯定されることになる。これもナショナリズムの実態解明を複雑にしているのであろう。
が「ナイス!」と言っています。
Master
皇国史観そのものではなく、皇国史観の史学史を述べたものであるといった方が適切であろう。教科書国定化の経緯の説明に若干の不満はあるが全体を通して分かりやすく、勉強になった。特に興味深かったのが網野善彦の部分だ。天皇を相対化するつもりが、かえって日本史における天皇の位置づけを大きく評価することになってしまい、最後は「たかだか1300年」と苦しい弁解をすることになってしまったというのは大変皮肉なことといえる。やはり天皇という存在を棚上げして日本史を論じるというのは不可能なのであろうか。
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Master
ネタバレこれまでの論考や講演の内容をまとめたもの。内容としては国民国家を相対化することを目的としているが、国民国家を否定したいがためにこれまで世界規模で起こってきたあらゆる国際問題の原因を強引に国家に帰そうとしている。また個人と国家の関係を「回収」という言葉で否定的に評価しているが、国家に回収されなくなった人はどこに拠り所を求めれば良いのだろうか。一番おかしいのが日本国憲法の前文と9条を「国民国家の批判」要素として評価していること。国家というハードが無ければ、憲法というソフトは何ら意味をなさないだろう。
が「ナイス!」と言っています。
Master
ネタバレ問いの立て方として、現代思想とは何か、そしてそれは現代社会を理解するためのメジャーとなりうるか、という視点は興味深かった。しかし、なかなかに難解であり内容理解のためにいずれ再読の必要がある。個人的には、東浩紀の述べる「誤配」が面白かった。また、現実として通用しているものが革命によって動揺した時に初めて保守思想が結晶化するとあるが、こう考えると「つくる会」は特異な例であろう。あれはむしろ、現実として通用しているとされたもの(いわゆる自虐史観)に対抗するために保守思想が結晶化したのではないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
Master
明治を代表する知識人たちの思想を、ある特定の基準に照らして云々するのではなく、彼らの思想、言説に徹底的に向きあい、それらをまるで代弁しようとするかのような本書のスタイルは迫力があり、思想史研究の真髄を見た気がした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2026/03/05(38日経過)
記録初日
2022/08/10(1341日経過)
読んだ本
35冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
10822ページ(1日平均8ページ)
感想・レビュー
23件(投稿率65.7%)
本棚
0棚
自己紹介

歴史学(日本近代史)を専攻する大学院生です。2年間の博士前期課程を終えたのち、教員になる予定です。大学院に入り急増した読書量を記録したく思い、読書メーターを始めました。

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