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2026年4月の読書メーターまとめ

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10
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感想・レビュー
10
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2026年4月に読んだ本
10

2026年4月のお気に入られ登録
1

  • ダンカラ

2026年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレシリーズ物の醍醐味である『前巻までに散りばめられたパズルのピースが嵌まる快感』を味わえた。Iでカドムのルーツは明かされていなかったように思うが、セアキは確かに漢字表記にすると思いっきり和名だ。前巻で黒人のジョプが出てきているので、キャラのフルネームだけでなく肌の色の描写も気にするようになった。誰が誰の血を引いているかの推測が楽しい。正体を知っているだけに不気味な存在ではあるのだが、元のアバターを再現したような岩のボディを得たフェオは正直可愛かった。流行りのプロへメのアイツを連想してしまう。
が「ナイス!」と言っています。

2026年4月の感想・レビュー一覧
10

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ネタバレワイエスの愛したというシベリウスを聴きながら。彼のモデルといえばクリスティーナやヘルガの印象が強かったが、彼は故郷チャッズ・フォードに住むアフリカ系のコミュニティの人々も深く愛し、多く描いていたようだ。p87の『塗られた柱』などは特に、冷たく透き通る鋭いつららに風化した白い柱、厚いフライトジャケットと光を浴びたモデルの深い肌の色の調和が美しい。彼の絵を見ていると以前読んだ小説に「不在が一番場所を取る。」という一文があったことを思い出す。対象が精密に描かれれば描かれるほど、画面は喪失で満ちていくのだ。
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ネタバレこの手のジャンルが「ファーストコミュニケーションもの」ではなく「ファーストコンタクトもの」と呼ばれていることの真髄を見た気がする。分かり合えないことが分かっただけ、という着地もこれはこれで良いものだ。人間が蚊を殺すとき、そこに種族間の戦争という意識はない。ただこちらから見て「うるさいから排除する」あるいは「そこにいたから潰れた」というだけのこと。作中でも言及されていたが、ビルダーにとっての我々も蚊のようなものだったのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ有性生殖をする動物として生きる上で目を背けてはいられない欲求なのだろうし、恋人たちの存在意義や救世群の保菌者としての身体性を掘り下げるための避けられない描写だったのだろうが、人間の根源的な部分の生々しさが苦手なので、こうも濡れ場が続くと流石に胸焼けしてしまった。まさか前巻にチラッと出てきた変態爺が恋人たちの創造主だったとは。彼が愛したアンチオックスというのも誰だか気になる。アダムスよりも年上(ラゴス談)、ウルヴァーノ自身の年齢を考えると、過去にエスレルに乗っていたというグレーテルだったりするのか?
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレシリーズ物の醍醐味である『前巻までに散りばめられたパズルのピースが嵌まる快感』を味わえた。Iでカドムのルーツは明かされていなかったように思うが、セアキは確かに漢字表記にすると思いっきり和名だ。前巻で黒人のジョプが出てきているので、キャラのフルネームだけでなく肌の色の描写も気にするようになった。誰が誰の血を引いているかの推測が楽しい。正体を知っているだけに不気味な存在ではあるのだが、元のアバターを再現したような岩のボディを得たフェオは正直可愛かった。流行りのプロへメのアイツを連想してしまう。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ2800年代の遠未来から歴史を遡るなら現代が舞台になるのは当たり前といえば当たり前なのだが、普通に面食らってしまった。否が応でも現実のコロナパニックを連想してしまう描写が続く。ありうる最悪を誠実に積み上げた結果、現実が追いついてしまったのだろう。善人ではあるのだろうが倫理的に一貫していない圭吾にはあまり同情出来ず、好きにもなれなかったのだが、終盤和歌山に向かったことで結果的に千茅とジョプの居所を柊に知らせてしまったところで、千茅はこの人のこういうところが好きなのだろうな、とぼんやり思った。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレキャラクターの一人一人にきちんと人格があり、世界観を説明する舞台装置として描かれている気配も感じなかったから完全に油断していた……主要キャラが普通に死ぬタイプの物語だこれ(絶望) 革命の代償が重すぎた。アクリラは落ちていっただけでまだ生きている可能性はある?ラゴスは?息を引き取る瞬間が明確に描写されなかったキャラにはまだ希望を持ってしまう。 ただ「そういう存在が居ます」と登場してきただけで、石工もダダーも咀嚼者も出自は明かされていなかったように思うが、やはりどれも人工生命体なのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ設定が明かされていくテンポが独特な気がする。こういう「当たり前のように造語が出てきて、後からその意味が説明される」手法はインクルーディングというらしく、なるほど多くのSFでこれが使われているようだが、本作はその中でも溜めの部分が長めの部類なのではないか? バラバラのパーツを読解で組み合わせていくと巨大な構造物が見えてくる、構築の面白さがあった。オタク的なフェチを感じるキャラ設定もここまで来ると潔くて良し。アンドロイドたちが無双せず、プログラムされた奉仕精神が戦闘において致命的な隙になっているのも良かった。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ何度目かの再読。痛みを描いた詩が多く、愛と血と死の字が頻出するのに、刃物や銃が出てこないあたりに大切なメッセージが隠されている気がする。「アメリカとイランのことどう思っている?ってコンビニのお姉さんに聞かれて、」という一節に思わず息をのんでしまった。こんな刺さり方はしたくなかった。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ人間がいかにして未知を視覚化してきたか、という情熱の集大成。嘘のつき方にも美学がある。ボーンステルの絵を目当てに開いて、まだまだ古典に触れられていないことを痛感した。人の宇宙に対する想像が創造となったきっかけはやはりヴェルヌの『月世界旅行』であるらしく、積読していたのを早めに消化することを決意。開発や研究が進んで明らかになった現実の宇宙の形と、それ以前に描かれた絵との間に齟齬が生まれても、両者の美しさは変わらない。ピラネージが好きなのでR・A・スミスのモノクロの宇宙船の図が気に入った。似た波動を感じる。
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ネタバレアリス絡みの話は明確に伊藤計劃を意識して書かれたそうで、確かに間宮は伊藤計劃だったし、間宮の能力は虐殺器官の活性化だった。『虐殺器官』で虐殺の文法の具体を明かさなかったのは意図的な演出だったのだろうが、今作のアリス絡みの話は単純に情報と表現が不足しているように思えてしまう。本編で劇薬扱いされているアリスの詩も間宮の小説も、肝心の中身が出てこずに「言葉の力って凄い!」という抽象のまま終わってしまって残念。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2026/03/25(54日経過)
記録初日
2026/03/15(64日経過)
読んだ本
22冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
7337ページ(1日平均114ページ)
感想・レビュー
22件(投稿率100.0%)
本棚
1棚
外部サイト
自己紹介

誰もが知る名作を今更初見で読んだりします

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