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2026年5月の読書メーターまとめ

しまたる
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2026年5月に読んだ本
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2026年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

しまたる
ユダヤ人の歴史について「組み合わせ」と「国家の法は法なり」というテーマで記した本。前者はあまり分からなかったが後者の「国家の法…」という考え方はかなり明瞭に理解できた。ジェンダー史的な記述も意識的に含まれていたが、単なる時勢への忖度ではなくユダヤ人の女々しさ自認(?)など興味深いテーマと繋がっていた。世界史で学ぶときなどは断片的であるためユダヤ人=厳格なユダヤ教徒というイメージを持っていたが内部を丁寧にみると案外世俗化されているものだと感じ、従来の認識にある種の偏見があったと再認識することができた。
が「ナイス!」と言っています。

2026年5月の感想・レビュー一覧
17

しまたる
脳について多くの人が気になっている(と思われる)記憶や意識などの様々な分野が解説された新書。個別の部位についての知識などがあまりなかったため一読して理解するのは難しかったが、各章ごとに分かりやすくまとめが置かれているのが良心的。自分にはあまり刺さらなかったが好きな人は好きそう。プラスやマイナスの感情が予測可能性に起因するという説明はなかなか興味深いものである一方、例外もあるのでは?と思ってしまった。
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しまたる
ユダヤ人の歴史について「組み合わせ」と「国家の法は法なり」というテーマで記した本。前者はあまり分からなかったが後者の「国家の法…」という考え方はかなり明瞭に理解できた。ジェンダー史的な記述も意識的に含まれていたが、単なる時勢への忖度ではなくユダヤ人の女々しさ自認(?)など興味深いテーマと繋がっていた。世界史で学ぶときなどは断片的であるためユダヤ人=厳格なユダヤ教徒というイメージを持っていたが内部を丁寧にみると案外世俗化されているものだと感じ、従来の認識にある種の偏見があったと再認識することができた。
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しまたる
アフリカについての最新のイメージをインストールできる本。個人的には国内政治勢力がアルファベット略字で出てくるところと多様な国家が絡むアフリカの角問題はなかなか理解が難しかったが、筆者が唱える「薄い覇権」の概念は興味深かった。TICADも昨年ニュースで聞いていた割にはよく分かっていなかったので位置づけを知れてよかった。アフリカの経済が今後どのくらい成長していくか注視していきたい。
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しまたる
ネタバレ懐疑主義の歴史的変遷と現代的意義がコンパクトにまとめられた新書。サブタイトルには陰謀論も入っていたので、まさか陰謀論も懐疑論の一つとして肯定的に評価するのかと思いワクワクドキドキしていたが、しっかり否定的評価を下していて一方では安心、一方では失望した。そもそも著者は近代以降の過激な懐疑論を古代の懐疑主義ときり分けてややこき下ろしている。そして疑った側の逆を正しいと盲信するよりも判断留保を進めている。この立場からは陰謀論は肯定し得ないだろう。また、懐疑主義は政治的には保守主義に近そうだという視点が得られた。
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しまたる
駐カナダ大使を務めた外交官が書いた新書。著者が官僚なだけに分かるようで分かりにくい部分もあったが、多様な論点に触れられていて興味深い。カナダについては面積の大きさに起因する資源の豊富さについては知っていたし、移民がモザイク社会を形成していることも既知だがAI等のハイテク分野に強いのは知らなかった。また、活動化を環境相にするほど地球温暖化対策に力を入れているのも驚きだった。欧州のように極右政党が伸長したり、米国のように二大政党の一方が右傾化を強めたりするのか、カナダ政治の今後が気になる。
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しまたる
学説の歴史というよりは政治学という学問の歩んできた歴史についての本。日本政治についてかなり詳しい自認があってもそれを分析する学問の部分には丸山眞男ぐらいしか知っている人物が出ないぐらいには疎かった。大学での経済学の講義でも感じたが、文系の学問は自然科学に対するコンプレックスみたいなものがある気がする。
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しまたる
古代メソポタミアに起こったアッシリアの1400年の歴史を概説した新書。時代が広いだけあって飛び飛びこ解説にはなっていたが、高校世界史で学んだときよりは詳しく、理解しやすかった。ただ、さすがに高校世界史の土台がないとすんなりと通読するのはかなり難しそうだ。知らない固有名詞が盛りだくさんな中で数少ない有名人のアッシュルバニパルが「戦場が怖い」と個性をもって描かれていて面白かった。最期について、一度強大になり過ぎてしまうとあっけなく崩壊してしまうのだなという終わり方であり、日本的な無常観を感じずにはいられない。
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しまたる
タイトル通りの内容について主に戦前の児童雑誌の挿絵から論じた新書。帯では「憧れから敵対心、そして嘲笑へ」とあるが実際には戦前を通してこの3つが共存している(憧れは古代中国の偉人に対してであり決して同時代の中国人ではない)。内容はひたすら同じ状況の繰り返しが続き、しいていえば大正期に仮初めながら日中親善ムードが続いたことぐらいしか変化は感じられないが、そのおかげか全体の内容はかなり理解しやすい。私のように物心ついたときから中国が日本より軍事的経済的に格上だった世代には分からない感覚があるような気がした。
しまたる
エリザベス女王の激動の人生を描いた本。チャールズ国王をはじめとする英国王室についての知識はほとんどなかったので勉強になった。ちょうど皇室典範改正の議論が進んでいるので参考になる。英国王室は我が国の皇室と比べてスキャンダルが多い気がするがそれでも国民支持がかなり高いのは意外である。女王個人についてではないからかもしれない。ただ、チャールズ3世の治世は短くなりそうであり、母王のような大王となれるか、属人的な支持としてどこまで高まるかは気になるところだ。また、王室の構成員が(日本と比べて)多すぎる気がする。
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しまたる
観念的で、ページが進んでいくとともに難解になっていく本だった。特に最後の章の後半は哲学書の様相を見せ、理解が容易でない。ただ、前半については筆者の経験に基づく喩えや不平等のとそれに一対一で対応する理想的な平等のグルーピングなど、大枠についての理解に役立った。ロトクラシーの考え方は古代ギリシアでの前例もあって興味深く、参議院改革の1テーマとなってもいいが、実際には国民の納得感と正当性が低いのが難点となりそうだ。「神意」によって選ばれた6代目の室町将軍足利義教のように空回りと悪政をもたらす可能性が考えられる。
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しまたる
「全部コミンテルンの陰謀だ!」と言われがちな共産主義の国際組織について前史から解散(と戦後の後継組織について)書かれた本。読後には、確かに諸々の陰謀に関与できそうだという確信とそこまで何でも操れたのかという疑念を同時に抱く。ただ、ソ連やロシア革命の知識がもっとあれば読みやすかったと思う。内容としては出来事ベースで進むが、レーニンとスターリンの革命思想などの観念的な部分にも話が及んでいるところが面白い。WW2以前の共産主義者は左派穏健派の社会民主主義者を敵とみなすか味方とみなすかが重要テーマであると感じた。
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しまたる
政治に関する規範を回避ー回避型のジレンマを通して明らかにしようと試みる本。完全な抽象論に陥らないように各章の冒頭で該当するジレンマを含む文学作品が紹介されるため理解がしやすくてよい。経験則で何となく気づいていた概念に名前が付いて整理されていく感覚が味わえる。ただしテーマがテーマなだけに読み終わっても絶対的な正解は出ないためモヤモヤ感が残る。政治の実践的な場において都度の判断材料の一つにできるだろう。国会の政治倫理審査会で政治哲学の根幹が個別政策とも関連付けられて議論されたら興味深いだろうが、あり得ないか。
venturingbeyond
2026/05/11 13:33

同門の後輩の著書です。後書きにある通り、一昨年度に亡くなった学部・大学院の恩師の最終講義のテーマが『「汚れた手」問題』でした。政治哲学(規範的政治理論)を専門とする恩師は、政治における理想の探究や実現するべき価値の吟味と共に、「政治」哲学では、その理想や価値の実現にけるトレードオフや実現のための資源的制約の存在、政治的価値を実現する上での権力的手段の不可避性といった難題を同時に考えなければならないと繰り返し語っておられました。飛び切り優秀な後輩に恩師の学統が継承されていることをとても嬉しく思っています。

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しまたる
戦国時代の小田原北条氏の歴史を新書サイズに縮めた本。登場人物が多すぎるため100年分をまとめるにはページが少なすぎる気がした。小中学生時代に小田原城によく行っていたのでそれなりに詳しいと思っていたが、郷土の顕彰史観の外からみると従来過大評価していたと感じる。特に、両上杉家を倒してから秀吉による惣無事令までの長い期間は今川や上杉、武田と組む相手を変えながらも同じような地域を取って取られてと繰り返していて、「戦国」というコンテンツにおける地味さを大いに感じさせた。ゆえに地元が待望する大河ドラマ化は難しそうだ。
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しまたる
知的障害者や精神障害者と社会の関わりやタイトルの通り「住む場所」に重点が置かれた新書。今の生活には直接関わらないものの、将来的に障害のある子どもの父となる可能性もあり、心がけ等の点で覚えておくと良い本かもしれない。文章のうち抽象的な部分は頭に入りにくかったが、最終盤な筆者の体験談の部分が具体例として大いに理解に役立った。関係者全員が幸せになれる制度などがあれば良いものの、実際には当事者、当事者の親、介護者、地域社会のすべてを納得させる万能薬はないと感じさせられて難しい。
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しまたる
フランス大統領として名前は知っていたが、同時代のサッチャーやレーガン(と本邦の中曽根)と違い思想や経歴などを詳しくは知らなかったミッテランの長い政治人生を記述した新書。ところどころにフランス政治に通底する特徴(度重なる体制転換や短い首相任期)やルペンなどの現代につながる要素も見られて興味深い。個人的に一番印象に残った政局は中道を標榜するミッテランが左右分離を促す第五共和制のシステムに合わせ一気に社会主義者になった場面だ。民由合併後に代表になり横路系とも接近して社民路線に舵を切ったニュー小沢を彷彿とさせる。
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しまたる
現代の教育問題について多様な切り口から解説した良書。「世界」に目を向けている面として各国事例の比較などが多いが、それだけにとどまらず教育の普遍的テーマが分かる。探求についての話題は私が小中高と受けてきた腑に落ちなさがやや解決されたか。教育のオーバーロード問題や意図、実施、達成されたカリキュラムの弁別は個別指導バイトをやっている身としても参考になった。
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しまたる
日本の神道の歴史について前近代をメインに書いた新書。 増補前は読んだことがないが増補版として加えられた「天皇と神道」の部分が面白い。天皇と言えば日本の宗教指導者のようなもので西洋の教皇、イスラーム世界のカリフに擬することができると思っていたが(伝統祭祀という面では間違っていないが)神道の主導者というイメージは(特に前近代については)誤りだと分かる。 近代もそうだが現代の神道も知りたくなった(神道の教義?には福音派的な宗教保守の考えがないが神社本庁がLGBT等について強いイデオロギーを持っている理由など)
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2026/04/08(59日経過)
記録初日
2026/04/10(57日経過)
読んだ本
189冊(1日平均3.32冊)
読んだページ
55075ページ(1日平均966ページ)
感想・レビュー
19件(投稿率10.1%)
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