
同門の後輩の著書です。後書きにある通り、一昨年度に亡くなった学部・大学院の恩師の最終講義のテーマが『「汚れた手」問題』でした。政治哲学(規範的政治理論)を専門とする恩師は、政治における理想の探究や実現するべき価値の吟味と共に、「政治」哲学では、その理想や価値の実現にけるトレードオフや実現のための資源的制約の存在、政治的価値を実現する上での権力的手段の不可避性といった難題を同時に考えなければならないと繰り返し語っておられました。飛び切り優秀な後輩に恩師の学統が継承されていることをとても嬉しく思っています。
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