読書メーター KADOKAWA Group

2026年6月の読書メーターまとめ

kumori_noasa
読んだ本
12
読んだページ
5314ページ
感想・レビュー
12
ナイス
49ナイス
  • Xでシェア
  • facebookでシェア

2026年6月に読んだ本
12

2026年6月のお気に入り登録
1

  • きゅー

2026年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kumori_noasa
1970年代後半の作品らしい。古いながらも、その当時に予想できていた未来をかなりの精密さで描写していて、膨大な舞台描写を含めた脇道も楽しい。いや最後まで楽しかった。人物の描写が深まらないみたいな批判は、センス・オブ・ワンダーが山のように詰め込まれているのでどうでもよい。
が「ナイス!」と言っています。

2026年6月の感想・レビュー一覧
12

kumori_noasa
読むか読まないかで世界の見方が変わってしまう本というのはあって、これはそういう本。リチウムイオン電池の大半で使われるコバルトの採掘がほぼ奴隷労働によって行われていることを告発したもの。コバルトは機械によって採掘されたものと非人道的な手作業で採掘されたものがあり、途中で混ぜられることでどちらに由来するのか意図的に分からなくしてある。手作業でコバルトを掘る人々の間では骨折や死亡事故が日常で、対価もごく安い。脱化石燃料を進めると、違うところに皺寄せが行ってしまうという結論になりかねず。困った。
が「ナイス!」と言っています。
kumori_noasa
結構地味なお話らしい。映画ゼロ・グラビティみたいだと。偶発的な事故で火星に取り残された主人公が科学の知識を使ってなんとか生存を勝ち取っていくというお話。地味だけど、語り口のうまさもあってスイスイ読める。主人公サイドだけだとどうにも視点が狭苦しくなるけれど、うまいこと地球側の事情も絡んできて話がぐっと大きくなるのもSFらしい爽快感がある。
が「ナイス!」と言っています。
kumori_noasa
アメリカのナチュラリストで、小説家、随筆家、環境保護運動家でもある人。作者がユタ州の乾燥地帯にある国立公園の仕事についていた時のエッセイ。良くも悪くも気まぐれで行動力に溢れた人らしい。毎日のように晴天が続く高地の砂漠で、どういうふうに遥か彼方で雲が湧き上がり、そこから積乱雲と雷に発達し、午後の豪雨を降らせ、ほんの短期間だけ川を復活させるか。また、その大雨に合わせてカエルが卵を生み、ぬかるみがオタマジャクシだらけになる様子とか。筆が乗った時の自然の描写が素晴らしい。
kumori_noasa
古典SF。ものすごく傑作。文学作品のようだ。起承転結がなく淡々と何も起こらなさすぎるように見えて、終末が近づいていくとどんどん緊迫感が高まっていくという仕掛けはすごい。登場人物は日常的な気晴らしをあれこれ行っているのだが、終末が近づくにつれて、行為は同じでも意味がズレていく。何でもないスポーツカーを使った草レースが、放射能が降りてくる直前の、人類最後の世界一を決める草レースに変わってしまうところとか。本当に、人々が世界の終末に当たってどう振る舞うのかを書きたかったのだろうと思う。
が「ナイス!」と言っています。
kumori_noasa
表題の通り「息子が殺人犯になった」話。幼馴染の友人のグループ4人がいて、その中の一人がサイコパスで、もう一人が憂鬱を患っていて、この2人だけが銃を使って高校の生徒と先生を大量虐殺するという計画を実行に移してしまう。他の2人は彼女がいたりして、鬱に陥らず、大量虐殺のアイデアにも引っかからなかった。多分、重い鬱を抱えている人が一人いただけでも虐殺は起こらず、サイコパス一人でも、虐殺はなかったっぽい。殺人犯の母親は、息子が抑鬱を抱えていたことに気づけなかったと悔やむが、確かに気づくのは難しかったのかも。
kumori_noasa
古代の日本で、奴国や伊都国という有力な国が九州で繁栄した後、3世紀初頭に何故か奈良の纏向に巨大な政権が誕生し、大規模な首都が建設されてしまうというミステリーがあるようだ。どうも大和の在地の勢力が強大になったわけではなく、伊都国が東遷したわけでもない。諸国が連盟を結んだ連合国家のようだが、なぜそういう国ができたのかはまだすっきりと解明されていない。中国の遼東半島付近を勢力としていた、公孫氏からの介入があったのではないかと筆者は疑っているが、まだ根拠十分というわけではないようだ。
が「ナイス!」と言っています。
kumori_noasa
アメリカ、ウィスコンシン州のミルウォーキーで家を退去させられる貧困層の話。ドラッグと銃があるせいで、USの貧困層の暮らしはずっと困難なものになってしまうのか。ボロボロのトレーラーパークに住んで、修繕もまともにしてもらえない。あるいは修繕に当たるのはドラッグ欲しさにどれほどの低賃金でも働くジャンキーの便利屋とか。貧困層相手の住まいは薬物などの犯罪に直面しやすいので、実は中間層向きの住宅よりさほど安くないとか。貧しいけれど、真っ当に暮らしたい人にとって難易度が高すぎる。
kumori_noasa
今回も素晴らしいルポルタージュ。知らない土地の知らない話ばかり、登場人物も個性豊かで、トラブルも満載。チグリス川とユーフラテス川に挟まれたイラクの南部に広大な湿地帯があり、そこに住む人々のレポ。現在、湿地帯は、上流に新しく建設されたダムによる水量減少で存続が危ぶまれているらしい。何年かに一度降る大雨で、広大な湿地帯が復活するようだが環境は厳しそう。湿地帯に生えている茅だけで家を作る話が面白かった。ものすごく丈の長い茅を束ねて柱のようにした後、これをぐいっと曲げてドーム型の家を作ると。
が「ナイス!」と言っています。
kumori_noasa
アメリカ南部の不景気で斜陽の街に住む、内向的で不器用な人々の群像劇なのだが、現代的な内容で素晴らしい。街の人々は物静かな唖のシンガーさんに何故か惹かれて、あれこれと自分の話をシンガーさんに話すのだが、黙って聞いているシンガーさんの心情は後半まで明かされないまま。この謎のシンガーさんの内面が、唖の友人あての手紙で初めて明かされるところとか、構成も秀逸。友愛から人々の連帯に発展しそうでしないが、まだ種火はくすぶり続けているという感じの最後も好き。
が「ナイス!」と言っています。
kumori_noasa
かなり個性的な作家か。1950年代の中上流階級の人々の悲喜こもごもを描いたというか。愛着と執着とその裏返しの不安と焦燥感みたいなものをずっとモチーフにしているようだ。現代だとTwitter(X)のタワマン小説の世界に近いかも。 Jon Cheeverさんは現在、あまり読者を集められず、忘れられた人のような扱いらしい。確かに、すごく狭い視点から世界を見ていて、かなり時代の違いを感じる。ただ、普遍的な部分もたくさんある。なんというか奇妙な人だ。
が「ナイス!」と言っています。
kumori_noasa
1970年代後半の作品らしい。古いながらも、その当時に予想できていた未来をかなりの精密さで描写していて、膨大な舞台描写を含めた脇道も楽しい。いや最後まで楽しかった。人物の描写が深まらないみたいな批判は、センス・オブ・ワンダーが山のように詰め込まれているのでどうでもよい。
が「ナイス!」と言っています。
kumori_noasa
ジム・クロウ法があり、黒人差別が厳しい時代のアメリカと、ラブクラフト的なホラー要素に魔術を組合せたお話。取り合わせの時点で面白そうか。案外、ホラー要素は少ない。これは作家の特性なのかも。怖い白人の警察官に車を止められるシーンの方が何倍も恐ろしい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2026/04/19(76日経過)
記録初日
2026/04/19(76日経過)
読んだ本
19冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
7799ページ(1日平均102ページ)
感想・レビュー
19件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう