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2024年5月の読書メーターまとめ

外枠発走
読んだ本
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読んだページ
4336ページ
感想・レビュー
14
ナイス
625ナイス

2024年5月に読んだ本
14

2024年5月のお気に入り登録
1

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  • 無題

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

外枠発走
著者の初期の名作。物語の序盤で犯人が判明する。動機の解明にページの多くが割かれているところは、横山秀夫さんの「半落ち」に似ている。自分が犯人の立場でも、ここまで作りこもうとは思わないだろうが、あってもおかしくはない。一生を賭けて守る秘密は、かくも大きい。主人公加賀恭一郎の粘り強さ、犯人との心理戦ではない、状況や過去との対峙が印象的。著者の作品をそれほど多く読んでいるわけではないが、科学的な殺人トリックを用いた作品の方が、完成度が高いと感じた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

外枠発走

胸郭出口症候群で、整骨院に通院している。右肩が痛み、指が痺れている。ゴルフの練習のし過ぎだろう。あばら骨にヒビが入るケースもあるという。少しずつではあるが、症状は改善している。先生から、姿勢の悪さ、猫背を指摘された。猫背は、今回の痛みのみならず、体にとって何かとマイナスに働くようだ。施術中、こんな感じと骨盤を立ててもらうが、気づくと元に戻っている。長年のクセは、すぐには治らない。

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2024年5月の感想・レビュー一覧
14

外枠発走
西日本編が面白かったこともあり、続けて手に取った。西日本編より有名な武将が多かったが、知られていないエピソードを用いて、興味深く仕上げていた。戦国時代の主な舞台は、関東から西。教科書では取り上げられる事の少ない、関東以北の武将が活躍する物語は、新たな発見も多かった。北条氏政の汁かけ飯の話、前田利常の鼻毛の話は、吹き出すほど面白く、長野業政の手紙の話は、折り目正しくも義に厚い武将らしさがとても印象的だった。
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外枠発走
孔子の生涯を描いた小説。孔子は神格化され、弟子に語った言葉のみで語られる事が多く、とても興味深く読ませてもらった。また、著者はお気に入りの作家のひとりでもある。最近読んだ、イエス、ムハンマドの生涯と同じく、孔子も弟子が増えるに連れ、敵視されるようになって、自らの居場所を求め、放浪の旅を繰り返した。あとがきにもある通り、様々な文献が徒となり、パズルを組むような作業で物語は完成した。前半に比べ後半は、孔子の人柄が語られる場面が少なくなった気がした。得るものが多いなか、学びに終わりはないを強く再認識した。
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外枠発走
ネタバレこの世の事象を、経営の概念で分析した本。著書の洞察力の確かさも相まって、興味深い内容だった。人間関係のこと、仕事のこと等々、読んだ次の日から実践してみたい。人間の欲は際限がないだけに、本書のようなマネージメントは必須であると感じた。前半の勢いが最後まで持続しなかったのが残念だった。
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外枠発走
7編をおさめたミステリー短編集。妬みや嫉妬が上手く表現され、著者らしさが十二分に感じることができる。少しファンタジー要素が入っていたのは目新しい。最後の2編が連作となっていて、読み応えがあった。また、二転三転する展開は、テレビドラマ向きだと感じた。残りの作品はテンションの高さが目立った。過去と現在を通して、女性同士の友情を描いた「ムーンストーン」がとても印象的だった。
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外枠発走
最近、好きな作家の作品。5編をおさめたミステリー短編集。どの作品も切迫感の連鎖、連続が見事だった。追い込まれる主人公の気持ちが痛いほど伝わってきた。びっくりするようなトリックはなくとも、作品のクオリティは高かった。盗電の話、映画監督の話、女性料理家の話が特に面白かった。これまで、中長編を読んできたが、短編集の方がクドさがなく、著者の良さが伝わりやすいと感じた。
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外枠発走
平安時代末期としては、主人公藤原彰子はとても長生きした。若くして亡くなる人があまりに多く、一代記というよりは、ニから三代記といえる。物語は、貴族の栄枯盛衰を知るには良いが、叙述的過ぎて、物語本来の魅力を損なう部分が多かった。主要人物ごとで短編にして、その全てで彰子と絡ませると良かったかも。火事がやたら多く、都度、莫大な費用で建て替えた。平家の台頭を始めとして、武家政治に移行するのも当たり前の事だと思った。彰子は、摂関家あっての人物だが、慈愛に満ち、胆力と気配りの良さで傑出した人物だったと言える。
外枠発走
2024/05/17 21:32

ルチルさん、コメントありがとうございます。

外枠発走
2024/05/17 21:37

見上愛さんが演じています。JRAのCMに出た事で、ブレイクした女優さんです。

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外枠発走
現在放映中の大河ドラマを観て、読み始めた。大河ドラマの主人公、紫式部が仕えた藤原彰子の一代記。摂関政治で名高い藤原道長を父に持ち、一条天皇に嫁いだのを皮切りに、その生涯を歴史の渦中に身を投じた。日本史や小説、テレビドラマなど様々な媒体で、この時代が舞台となっているが、天皇に嫁いだ女性が主人公の作品は、大変珍しく、貴重だと感じるばかり。
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外枠発走
成田空港警察を舞台にした連作短編集。新しく赴任した警察署長の活躍が描かれている。国際空港が管轄区域なだけに、密輸、テロ等重要事案に遭遇する機会が多い。空港警察は、作中にも登場するグランドスタッフなど、空港で働く様々な職種の人々との連携が求められる。成田空港は滑走路付近の用地が、反対派の影響で取得できず、代執行によりようやく取得した。反対派との火種は、相当年数が経過したこともあり、さすがに小さくなったのではないか。それでも物語では、様々な脅威のなか、緊張感を持って業務に臨む人々の姿がリアルに描かれていた。
山猫
2024/05/12 14:22

2024年現在、反対派との闘争はもはや、熾火か消し炭レベルですね。

外枠発走
2024/05/12 19:06

山猫さん、コメントありがとうございます。作中のようにイズムが引き継がれることなく、自然消滅してほしいものです。

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外枠発走
ネタバレ科学者が過去に起こした捏造事件のドキュメンタリー。事件は最近のものから、百年ぐらい前のものもあった。背景が様々なのが印象的で、政治と深く結びついている事例もあった。スタップ細胞は、とっくに忘れ去っていたが、この本の切り口では、新聞報道等では知り得なかった何とも残酷な真実を知った。自分はわずかに研究者を志しつつ、さっさと就職したが、研究者としての苦労に耐えられなかったと思っている。本書では、研究者と捏造の関係は切っても切れないと結論付けている。研究成果が認められるなら、多少の捏造は必要悪なのかもしれない。
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外枠発走
著者を代表するシリーズもの。ルポライター浅見光彦が、京都を舞台に、消えた骨董の壺、それに纏わる殺人事件を解決するミステリー。兄陽一郎の権威が鼻につく場面が少なかった。こちらが思った以上の長編でとても読み応えがあった。これらを2時間のテレビドラマにまとめていた関係者の苦労に関心する。また、当地の魅力を十二分に紹介する著者の労力は、もっと凄いと思っている。浅見光彦の目線は、著者のそれとリンクする。シリーズを読むたびに、時間があれば、事件の足跡で観光してみたいと思うが、ままならない。
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外枠発走
19世紀末に書かれたSFの元祖。地球に侵略してきた火星人と地球人の戦いが、イギリスを舞台に進んでいく。当時は、武器は鉄砲、大砲、まともな通信機器もない文明レベル。その後のSF作品に比べると、内容が限定的とならざるを得ないが、何から何までとにかく丁寧かつ現実的に描かれている印象だった。題名とは裏腹に、あっけない最後を迎えるが、初めて戦うことを考えると、こんな感じかもしれない。この作品を通して、太陽系における、地球と火星の位置関係、火星の性質など、苦手な宇宙のことが少しだけ理解できた。
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外枠発走
著者を代表するシリーズ。テレビドラマ化された作品のひとつ。わたしのなかでは、テレビドラマだと、西村京太郎シリーズが本流で、浅見光彦シリーズは亜流。しかしながら、小説になると、完全に逆転する。今のところ、華やかな京都ではなく、千年の謎多き京都を舞台にしたところがこの作品の魅力だと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
外枠発走
著者の初期の名作。物語の序盤で犯人が判明する。動機の解明にページの多くが割かれているところは、横山秀夫さんの「半落ち」に似ている。自分が犯人の立場でも、ここまで作りこもうとは思わないだろうが、あってもおかしくはない。一生を賭けて守る秘密は、かくも大きい。主人公加賀恭一郎の粘り強さ、犯人との心理戦ではない、状況や過去との対峙が印象的。著者の作品をそれほど多く読んでいるわけではないが、科学的な殺人トリックを用いた作品の方が、完成度が高いと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
外枠発走
ネタバレエッセイ集。「西の魔女が死んだ」の世界観が気にいったが、著作を手にする機会に恵まれなかった。鳥や草木に関する事を中心に、安倍元総理の暗殺、ウクライナ戦争など多岐にわたり語られている。自然に関する造詣の深さに驚いた。これらの事に全く無知な自分は、生き物の名前と姿を重ねるところから始めなくてはならない。作中にもある通り、著者は自らの病気や母親の看病など、苦労が絶えない生活を送られていたようだが、自然を愛でる事の大切さを伝えてくれた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/20(4532日経過)
記録初日
2009/04/01(5556日経過)
読んだ本
865冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
313702ページ(1日平均56ページ)
感想・レビュー
773件(投稿率89.4%)
本棚
4棚
性別
年齢
51歳
血液型
A型
現住所
岡山県
外部サイト
自己紹介

趣味を選ぶ基準は、歳を重ねても続けられるもの。そういう意味で読書は適していて、数ある趣味のなかでも、命尽きるまで楽しませてくれると思っています。
新たなやり甲斐を求めて、40代半ばで転職しました。思っていたより忙しく、読書量が減りました。今は仕事にも慣れ、また、オーディオブックとの出会いもあり、充実した読書生活が送れています。
読書メーターに登録した当初は、歴史小説、警察小説、ミステリーを中心に読んでいました。十年経った今は、なるべく多くの本をジャンルを問わず読んでいきたいと思っています。
好きな作家は、登録当初からそれほど変わっていません。魅力的な作品を書く作家が次々出てきているようですが、自分のなかの勢力図を塗り替えるには至っていません。
感想は、文章を書く機会が多いこともあり、なるべくそして記入欄いっぱい書きたいと思っています。あと、感想のメンテナンス(修正)をちょくちょくやっています。
最近、情報過多に嫌気がさし、どんな本が読もうか大変迷います。そんな時、タイムラインが非常に役立っています。ほかの読書家さんの投稿をみると、ああこんな作家さんがいたな、この作品、本屋さんで見かけたなとか。助かっています。

感動した作品:「隠蔽捜査」シリーズ、「火怨 北の耀星 アテルイ」、「ワイルドソウル」、「警官の血」、「火車」、「三体」シリーズなど

よろしくおねがいします。

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