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臨床実験をもとに無気力の構成メカニズムが明らかになるんだけど理由なく電気ショックを流される犬がかわいそうだろ！そんな本じゃないけどね笑この後犬は訓練を受けてちゃんと自力で電気ショックから逃げられるようになりました。

無気力の心理学: やりがいの条件 (中公新書 599)波多野誼余夫,稲垣佳世子

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あらすじ・内容

ナイス ★3

コメント(0)2017/05/29

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阪神淡路大震災のケアでは、PTSDになった人は少なかったそうだ。日本人の自我は自他の境界を無くし集団で災害を受け止める力があるそうだ。まさに仏教の思想が人格形成の下敷きになっている！逆に西洋は自我を確立し差別化していく過程をもつ。なので個々に災害のダメージを受けるのだという。カウンセリングは患者と治療者の関係というより患者→老師、治療者→修行僧の禅問答に近いとのこと。

ユング心理学と仏教 (岩波現代文庫〈心理療法〉コレクション V) (岩波現代文庫学術 224 〈心理療法〉コレクション 5)河合隼雄

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あらすじ・内容

ナイス ★8

コメント(0)2017/05/24

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タイトルの通り、無意識の構造をユング派の視点で臨床をもとに紐解いていく本。男性には無意識の女性像、女性には無意識の男性像があって、自分の性別らしく振舞うために無意識の異性像を抑圧するが、それが破綻すると精神病になるそうだ。無意識の根本は普遍的無意識と言って幻覚と無意識の相似や虫の知らせを根拠に人の無意識は底の底では繋がりがあるとのこと。宗教的な意味合いの強い学派だと思う。

無意識の構造 (中公新書 481)河合隼雄

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あらすじ・内容

ナイス ★8

コメント(0)2017/05/22

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随縁つらつら対談最初の池上彰の対談がよかった。彼の友人が亡くなった時、友人の奥さんがなんと葬式など一切しないという。それでは「収まりがつかない」ということで池上彰ら友人有志で遺影を用意して葬式ならぬお別れ会をしたそうだ。葬式は残された人のためにあるという話は本当だなと思った。

随縁つらつら対談釈徹宗,池上彰,大村英昭,井上雄彦,玉岡かおる,みうらじゅん,香山リカ,西山厚,駒澤勝,杉本節子,伊東乾,篠原ともえ,二木てるみ,天岸浄圓

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あらすじ・内容

ナイス ★4

コメント(0)2017/05/11

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地球から徴収され訓練して地球に攻め込む火星軍！その隊のふたりアンクとボアズは意図的に水星の奥深くに閉じ込められてしまう。数年後地球への帰り方がわかるが、ボアズは水星に残る。ボアズは水星に住む透明な布のような生き物(振動を栄養とする)とともに生きることを決意する！SF版フランツカフカ的不条理冒険物語。

タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF ウ 4-22)カート・ヴォネガット・ジュニア

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あらすじ・内容

ナイス ★13

コメント(0)2016/11/13

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瀕死の人を冷凍保存すれば半生者として脳波でコンタクトできる世界。未来予知やテレパシーができる超能力者とそれを無効化する反超能力者との情報戦が繰り広げられる世界。保存施設にいる半生者の中には他の半生者のエネルギーを食うやつもいる。それに対抗するため半生者の人たちはユービックを発明する。ミスリードが多くて展開に驚くばかりだった。

ユ-ビック (ハヤカワ文庫 SF 314)フィリップ・K・ディック

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あらすじ・内容

ナイス ★5

コメント(0)2016/11/07

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ハッカーの主人公ケイスはマトリックスの中で危険な仕事をすることに。その雇い主を辿っていくと巨大企業のAIだった！さらになんと攻撃対象はAI自身！進化のために人間を使うAIと爪の下からヤイバを出す改造人間たちのサイバーパンク世界！ニンジャは両眼を潰されても暗殺を完遂します！

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知的障害の男が手術を受けて天才になる。彼は天才が故に手術の脆弱性を発見しもとの白痴以下になることを知る。この物語は一見知能を持つことの悲劇のようだが彼はその人生を知能によって受け入れる。人間の人生は彼の人生の引き伸ばしだ。成長して衰える絶望を知性によって受け入れる勇気をくれるアルジャーノンに花束を！