矛盾している。僕が本を読むのは 一人になるためだ。他者との関わりから逃れて ひとりになりきるために本を読むのだ。なのになぜ僕はいまこうして、読書を通じて誰かと繋がろうとしているのだろう? これまで僕は 他者と共存して生きられない非社会的な人間だという自覚はあったけれど もしかして 独りになりきることもできないのだろうか?
そう。僕は非社会的人間だ。
僕には 他人の役に立つようなことが何もできない。スキルもバイタリティも、向上心も奉仕の精神もない。人づきあいも普通の人のようにはできない。
生まれてこのかた、学校であれ職場であれ、組織に馴染めたことが一度もない。誰かと何かを共有することの喜びを僕は知らないし 知りたいとも思わない。オリンピックでワールドカップで 日本チームが勝とうが負けようが 何も感じない。そもそも、オリンピックにもワールドカップにも興味がない。他人のやることに 興味がない。
友だちがいない。一人もいない。Facebookでは リアルで面識・交流のある600人とつながっているが その600人は「知人」であって 友人は一人もいない。
本と音楽だけが友だちである。死ぬまで 本と音楽だけを友だちとしていたい。
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