ネタバレ救急医の武田航の元に搬送された、一体の溺死体は武田と瓜二つであった。旧友の消化器内科医師の城崎響介に協力を仰ぎ、出自を調査し始める。自身の出自を知る権利。ドナーのプライバシー。血縁関係の有無。生殖医療は誰のためのものか。親子関係、それぞれの夫婦の選択。タイトルの意味。玲奈が幸せに生きられるなら禁忌の子ではなくなるのかな。引き込まれ夢中になって読んだが、何も言えないし、気持ちはドンヨリしてる。

ネタバレこれも中学受験のお話かと思っていたら、ママ友の人間関係のお話？タワマンに住んでインフルエンサーの澄佳、4人の中で唯一30代の杏里。看護師の知絵、WEBマーケターの依織。皆、隠し事があり、ダンナが・・・。だからお金、大金が必要。気がつけば、特殊詐欺犯罪に加担し、もう中学受験どころではない。大丈夫なの？子どもたちのこと見てる？それぞれの視点で描かれているしテンポが良い。子どもたちは無事受験が終わったようだし、地面師だ！誰も捕まらなかったようだし、穏やかな暮らしに戻れたようだが、現実なら冒頭で破綻してるよね。

ネタバレ収集癖というには大げさな気がするが、集めている人たち。二章目の『きみは湖』は、アンソロジー『駅と旅』で読んでいるが、駅や旅の一作と読むのと収集の一作として読むのとでは、なんだか印象が違う。もう、すっかり砂村かいりにハマっていると言える。『梅雨が来る前に』こんな出会いもあるか、同じアーティストが好き、薄れていくコンプレックス。えぇぇ、そっち！って。トカゲの脱皮も、お茶のペットボトルについているキーホルダーも、どれもリズム良く、締めくくりも良い。『ハマエンドウが咲いていた』は彩瀬まるが浮かんだが、これも良き。

ネタバレ中学受験に挑む娘と父の話。模試の国語の問題に出た『昨日までの家族』次の文章を読んで、家族の幸せの形を四十字以内で答えなさい。この答えに気づく半年だったようにも思えるな。良くも悪くも親の影響って大きいなって、ちょっと怖くなった。最後、『店長がバカ過ぎて』読んでたっけ？ってなっちゃったけどね。小六の受験生が夏休み（40日）に勉強に充てるべき時間は四百時間・・・とても、ひとりじゃできないね。愛情と寛容と忍耐。家族の幸せの形は変化する。と思ってます。マルもらえるかな？そもそも正解があるのか？

ネタバレ恵さんの母親、妹家族が登場。母の介護施設入居にあたり十年ぶりに向き合う。そしてめぐみ食堂で出会い、結婚した夫婦から、次々妊娠の報告を受ける。恵さんの距離感に時々戸惑う。常連客と親しくなるのは良いことだろうが、客のプライバシーは？しゃべりすぎでは？って思ってしまう。わたしは行きつけの店だとか、仲良しの店主がいる、と言えるところがないので、そういう人付き合いが分からないのだが。『人の結びつきって、全部足すと十になると思ってるんです』と言う日向。いつも通り素敵な真行寺。こんなに暑いと、おでん屋さんは大変だ。

ネタバレあら？ここでも事実婚。タイトルの莉子ちゃんの憂鬱がよく分からないが、凡人のわたしには察することができないと思われる。『こう見えて実は私、家事全般がすっごい苦手なの』とは言え、やればなんでも完璧ってのが莉子ちゃん。しかし、莉子ちゃんが活躍すればするだけ愛梨ちゃんが寂しい時間が増える訳で・・・。結婚報告もしたし、また新たな展開があるかな。総理家族と同居とか。一層、城島さんの肩身が狭くなるが、子どもたちが健やかであることが大事。この先、愛梨ちゃんやリンちゃんが莉子ちゃんみたくなっていけば、日本の未来は明るいね。

ネタバレ『麦本三歩は、自分の名前が好き』普段は、ふわふわぽよぽよへらへら生きて見られがちなのに、好きなものへの力の注ぎようは、なかなかのもの。TOEIC900以上だったなんて！家庭教師のバイトをするなんて！いつの間にか、彼氏ができてて、レジュメの束にパワポで作った「事実婚とは何か」のプレゼン。こんなに三歩が『麦本三歩』と言う名前を気にいってたなんて♡三歩が望む方へと言ってくれるにーやん。マスターや普通の先輩。彼らが居てこそ、三歩の魅力が伝わるってもん。第四集も楽しみだ。

ネタバレ救急医の武田航の元に搬送された、一体の溺死体は武田と瓜二つであった。旧友の消化器内科医師の城崎響介に協力を仰ぎ、出自を調査し始める。自身の出自を知る権利。ドナーのプライバシー。血縁関係の有無。生殖医療は誰のためのものか。親子関係、それぞれの夫婦の選択。タイトルの意味。玲奈が幸せに生きられるなら禁忌の子ではなくなるのかな。引き込まれ夢中になって読んだが、何も言えないし、気持ちはドンヨリしてる。

ネタバレ『少し、わたしと一緒にたゆたってみませんか』夫に突然切り出された45歳眞夏。娘は夫と暮らすと言い、京都でゲストハウスとシェアハウスを経営する女性に誘われ東京を離れる。家事育児に夫の転勤。家族を最優先に生きてきたと言うのに、尊敬することが難しかっただと。腹の立つ男だよ。残りの人生を思ったらサッサと別れてしまいたいね。家族のカタチがどんどん変わっていくのを感じる。『お母さんは、お母さんという生き物なんだと思っていた』これも地味に棘だよね。固定観念を打ち破っていくカンジは魅力的だな。これからの人生も楽しそうだ。

ネタバレ岩井さんが編者を務めたエッセイアンソロジーだった。花粉症歴10年だって。総勢45名ってことで、名前も存じ上げない方もいらっしゃいました。黄色いページは花粉の色？傾向としましては、多くの方が花粉症を認めたくないということ。くしゃみも鼻水もかゆみも、風邪引いちゃったかな～。なぜ、認めないか。ひとつは死なないから。早期発見に意味がないから。認めたら花粉症が確定するから。何に似てるかって、恋に似てる。認めたら最後、主導権を握られてしまうのだ。花粉症の話のはずが、プリキュアにドラゴンボールまで出てくるよ。

ネタバレポッポちゃんが三児の母になってて、代書屋を再開するところから始まる。ミツローさんと喧嘩する暇もないくらい忙しく、QPちゃんはポッポちゃんにだけ反抗期。何があった？亡き先代の秘めた恋が発覚したり、新しいお隣さんとのトラブル。懐かしいあの人。どの話も愛おしい。ミツローさんの妻でもなく、三人の子どもたちの母でもなく、単なるひとりの人間として。過去の自分が、今の私に助け舟を出してくれた。ひとりでもちゃんと生きていけるっていう前提のもとで愛する人と共に生きる。生きていてくれさえすれば。刺さりまくりで涙出まくりでした

ネタバレ『もいもい　ちゅ』『もいもい　ぷ』わたしの好きな『もこもこ』に通ずる可愛らしさ。読み友さんから、公式HPにレビューが載ってると連絡が届き、HPを見てきた。そこには『もいもい』のレビューと言うよりも、愛娘の可愛らしさが綴られていた。この絵本のおかげで、新たな読み友さんと出会った。2025年7月には新刊『へんしん　もいもい』が発売されたよう。ちょっと見てみたいな。もいもい。

ネタバレ朝ドラのファンサイトBBS(掲示板)を通して知り合った仲間が、地元の美味しいものを送り合う『おいしいもの便』（BBSのことがよく分からないが、Xみたいなもの？と読み進める）送料別で三千円程度のもの。三千円でこんなに買えるの？と思うほどたくさん送られてくる。じゅりあな横手の推し井上彼方の活躍をみんなが見守っているのもいい。世代も生活環境も違う人たちが、ゆるりと繋がると今まで気が付かなかったことに気づけたりする。サイトの立ち上げ人『さおしか』が、まさかあの人だったとは！続編あるといいな。

ネタバレうーん。装丁って、思ってた以上に世界観を左右するんだな。偶然殺人現場を目撃した市果は、二重人格の連続殺人鬼との同居し、後に北へ逃亡する。24年前、生後10ヶ月の娘を誘拐された刑事の番場。流れはいつもの櫛木さんだ。嫌な方へ、嫌な方へ展開していく。いつも非現実であって欲しいと思わせる作風だが、今作、装丁のせいかゲームのような、いつもとは違う感覚がある。浜真千代に続くダークヒロイン的な予感もするがどうだろう。どんとん美しくなっていくのが、満たされてる感じがして怖いね。四年後の話は、いつものカンジの装丁でね。