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2024年3月の読書メーターまとめ

たか
読んだ本
4
読んだページ
1401ページ
感想・レビュー
4
ナイス
35ナイス

2024年3月に読んだ本
4

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • Syox

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たか
マネーとは何かを解き明かすことを求めて、太古の歴史から最新の脳科学まで隅々まで渡り歩く。参考文献の数がすごいし、実地取材も豊富で臨場感がある。権力による貨幣鋳造と、それを人民が受容したりしなかったりする駆引きの歴史が面白い。紙幣になると増刷の誘惑はより強くなり、ソフトマネーが過去に何度も手痛い失敗を経験しながら現在の制度が形作られていく様子がよくわかった。貨幣/紙幣は単なる金属や紙切れではなく、様々な象徴をもつ歴史的な産物であることがよくわかった。なお著者自身の主張は特になく中立的な印象。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

たか

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:2冊 読んだページ数:814ページ ナイス数:21ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/179533/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
4

たか
短いエッセイの連なりで読みやすいが、企業経営に対する考え方が明瞭で分かりやすかった。数字・情報・感情の3軸の整理で経営システムを見る発想が良い。場のマネジメントにおけるアメフトとサッカー、クラシックとジャズの喩えなど、印象的な文章も多く面白かった。ヒエラルキーを構成する官僚的な組織の形だけでなく、集団における人の相互作用を重視した組織にも注目している点が良い。「論理」という言葉がよく出てくるが、前提をどのように置くか、論理のプロセスは数理的なものかによって結果は大きく変わるので注意が必要だと思う。
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たか
マネーとは何かを解き明かすことを求めて、太古の歴史から最新の脳科学まで隅々まで渡り歩く。参考文献の数がすごいし、実地取材も豊富で臨場感がある。権力による貨幣鋳造と、それを人民が受容したりしなかったりする駆引きの歴史が面白い。紙幣になると増刷の誘惑はより強くなり、ソフトマネーが過去に何度も手痛い失敗を経験しながら現在の制度が形作られていく様子がよくわかった。貨幣/紙幣は単なる金属や紙切れではなく、様々な象徴をもつ歴史的な産物であることがよくわかった。なお著者自身の主張は特になく中立的な印象。
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たか
食べ物や料理にまつわるウンチク話からシームレスに経済の話につなげる語り口が絶妙で、かつ一章が短いので読みやすい。経済政策や国際的な枠組みでつい見過ごしがちな問題にうまくフォーカスがあてられていて、読みながら考えさせられるところも多かった。特に9章の「バナナ共和国」の話は驚きで、その他にもこれまで自分が知らないでいた国同士のパワーバランスに起因する悲劇をいくつか知ることになった。思想的にはかなり左派寄りで意見が合わない部分もあったが、経済学にも色々な観点があると知り、「偏食」せずに見方を広げるのに役立った。
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たか
国家による一国内での独占的な貨幣供給に疑問を呈し、民間による自由で競争的な貨幣制度を提唱する。アイデアを説明する過程で、貨幣の本質や金融政策・財政政策の意味が丁寧に解説され、意外にも読みやすかった。中央集権的な政府が誤った判断を行うインセンティブがあること、競争には設計主義的な発想では辿り着けない価値を発見する機能があることを信じている点に著者の思想の特徴があると思う。実務的・政治的な困難は山ほど思いつくが、信教の自由や貿易の自由も過去は夢物語であったと言われると、もしかすると…と思ってしまう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/02/01(4535日経過)
記録初日
2012/02/01(4535日経過)
読んだ本
411冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
128361ページ(1日平均28ページ)
感想・レビュー
330件(投稿率80.3%)
本棚
5棚
性別
血液型
O型
職業
事務系
自己紹介

ただの会社員

興味ある本を気まぐれに読んでます📕
読んだ本は文学でもビジネスでも登録しています

読み終えた後他人の感想を見るのがたまらなく好きです


好きな作家:
スタニスワフ・レム
チェーホフ
サン=テグジュペリ
ボルヘス
カート・ヴォネガット

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